アルネ・ダール 時計仕掛けの歪んだ罠(小学館・文庫) | 勝手に映画紹介!?eigasukiの読書忘備録用ブログ

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時計仕掛けの歪んだ罠 [ アルネ・ダール ]

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ブックオフの古本110円で入手…2020年7月発行、アルネ・ダールの「時計仕掛けの歪んだ罠」を読了。久しぶりに海外モノ、いわゆる北欧ミステリーというヤツ。だいぶ前に入手して、積読だったんだけど…この間、本書の続編である「狩られる者たち」という作品を入手したので、この機会に続けてイッキに読もうと思った次第。初めて読む作家さん…過去に1冊、他のシリーズが翻訳されたことがあるそうだが、そちらは未読。少女誘拐事件が発生し、主人公の男性刑事と同僚たちが犯人のアジトらしき場所へと踏み込むが、そこにはトラップが仕掛けられていて、同行していた警察官が負傷。さらには誰かが監禁されていた痕跡はあるものの…犯人も、被害者の姿もなかった、という出だし。実は主人公刑事は…これが連続誘拐事件だと主張してるんだけど、同僚や上司は半信半疑。そうこうしてるうちに…ようやく容疑者、もしくは真犯人の共犯者らしき人物が浮上する!序盤は、見つかった容疑者と主人公刑事の駆け引きでグイグイと読ませられたりもするんだけど…その先は、話が二転三転、目まぐるしく状況が変わっていく。主人公たちが事件を追いかける“現代パート”の合間に挿入される幕間的、意味深な文章なんかもあり…主人公刑事自身が、“秘密”を抱えていたりもしてと…。最初の現場から、一緒に捜査をしていた同僚の女刑事が、てっきり相棒ポジなのかと思いきや…中盤で意外な人物が相棒ポジにおさまり、そんな展開にも驚かされた。同じ北欧、スウェーデンの警察ミステリーということで、前に読んだステファン・アーンヘムの「刑事ファビアン・リスク」シリーズ、特に1作目の「顔のない男」と、若干、雰囲気が似ているようにも感じた。本書の犯人よりも手ごわそうな巨悪の存在が浮上、最後の最後でも、あっと驚く展開があり、なんとそこでラストを迎えてしまう。いやん、完璧に続編を意識した終わり方やん、続きものじゃん。でも、大丈夫…ちゃんと次巻が手元にある。今まで読まないで正解だった…きっと先に読んでいたら、続きが気になって、しょうがなかっただろうなぁ(笑)次の「狩られる者たち」を読み終わった時には、若干、こちらの1作目「時計仕掛けの歪んだ罠」のネタバレに踏み込むかもしれません。面白かった!


アルネ・ダール 時計仕掛けの歪んだ罠(小学館・文庫)