![]() 刑事に向かない女 黙認捜査(3) (角川文庫) [ 山邑 圭 ] |
ブックオフの古本110円で入手…2020年8月発行、山邑圭の「刑事に向かない女 黙認捜査」を読了。「刑事に向かない女」「刑事に向かない女 違反捜査」に続くシリーズ3作目、過去2作品は、発刊後わりと早い時期に電子書籍で読んでいたが、はじめて紙の本を古本で入手した。ショカツの三十路女性刑事が、頭の固い先輩刑事や、ナンパなタメの男性刑事と衝突しながらも、女性ならではの独自の着眼点で突破口を見出し、難事件を解決していく。今回は不祥事を起こして服役していた元警察官の自殺に疑問を抱き、過去の事件と合わせて捜査を始める。そして苦難の末…意外な容疑者が浮上するも、こいつがまた一筋縄ではいかないと。一方、主人公の女刑事と、警察学校時代の同期(年齢は上)であり、憧れを抱いている本庁勤務の警察官が上司の特命で人探しをすることになったが…これまた思わぬ形で、主人公が追いかける事件とバッティングすると。前2作に比べて、だいぶ凡庸で、意外性も薄くなったかなという印象は受けたものの(以前は主人公の生い立ちなども、読みどころだったけど、その辺の事情がこの3作目では落ち着いてしまっているため)、主人公刑事が捕まえた容疑者と対峙するクライマックス、舐めた野郎を完膚なきまでに“言葉”で叩きのめす姿はちょっと爽快。“刑事に向かない女”が“らしく”なったことで、今後続きがあるのかな?ないのかな?あるんだったら、色々と変化が訪れるだろうという予感を残すラストであった。可も不可もなくサクっと読みやすい、及第点な警察小説。

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