高嶋哲夫 沖縄コンフィデンシャル ブルードラゴン(集英社・文庫) | 勝手に映画紹介!?eigasukiの読書忘備録用ブログ

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何年か前に強制退会トラブルの時に、予備で登録したID。本家ブログの更新を再開しています⇒http://ameblo.jp/eigasuki/ ここでは読んだ本の忘備録を書くつもりです。書籍購入はブックオフ中心なので、新作は少ないかも?


昨日に引き続き高嶋哲夫の沖縄県警(沖縄コンフィデンシャル)シリーズから…ブックオフの古本で入手した2作目の「ブルードラゴン」を読了。沖縄県警の若手刑事たちが…危険ドラッグを使用して意識を失ったアメリカ海兵隊員と偶然遭遇したのをきっかけに、沖縄でそのドラッグが広まる危険が迫っていること察知。なんとか流通ルートを根絶しようとするが…事件は東京にも広がりを見せていく。前作で宿敵のようなある人物を取り逃がしているが、そのあたりも引きずりつつ…今回はまた別の強敵に立ち向かう羽目に。それが主人公の若手刑事のプライベートや、同期でハーフで、琉球空手も得意な女警官の生い立ちとも深く関わってきたりして、前作以上にハードな展開を見せる。そして、若手刑事が県警でコンビを組むベテラン刑事よりも…今回は同期の彼女や、タメ口をきける年下の準キャリアなど若手チームのコンビネーション、絆がいっそう強く描かれていた印象もある。前作ではツッコミどころも多く、愛すべき脇役って感じだった、若手刑事のネタ元、アメリカ軍基地のMPの存在もさらに重要になり…それどころか、うわべだけでは判断できない、ミステリアスな部分も出てきた感じで、今後の展開がますます気になるって感じだった。シリーズを単独で読んだり、順不同で読むことも可能ではありそうだが、やっぱりキャラクターたちの成長ぶり、変化を楽しむには、順番に読むのが一番。手持ちのストック3作目も続けて読んじゃいます。