警視庁監察室 報復のカルマ【電子書籍】[ 中谷航太郎 ] |
auスマートパスのキャンペーンなどで当たった、期間限定ブックパスコイン(12月末が期限)の消化のために購入した電子書籍で中谷航太郎の「警視庁監察室 報復のカルマ」を読了…12月22日発売の新刊。今年のはじめに、古本入手し、読み終わっている文庫「警視庁監察室 ネメシスの微笑」の続編。妹が事件に巻き込まれて死んだ主人公は、犯人へ復讐するために警官を続けていたが…その復讐対象の人物が殺されたことで“監察”から目をつけられてしまう…その後、主人公はどっぷり事件に関わっていたものの、犯人ではないというのが証明され、なぜかそれまで自分を疑っていた“監察”に栄転することになる…というのが、前作で描かれた内容。今回は、新しい“監察”の職場で、殺人事件(被害者は素行不良の刑事)の犯人が、何かトラブルを抱えた警察関係者ではないかとにらみ、自分が身内(警察官)を調べることになるという話。捜査の現場に不慣れな主人公が、定年間近のベテラン刑事や先輩刑事らの力を借りて、事件の真相に迫る。事件は複数起き、各章の冒頭には犯人視点で犯行を行う場面も描かれる。そのため…主人公が接触した人物の中で、だいたい“怪しい人物”の見当をつけられ、実際にその通りだったという感じかな?主人公が事件を認識する前から、だいたい“コイツだろ”ってインスピレーションでわかった。前作もそういうところがあったので、もうちょっと犯人の意外性とかはあってもいいかも?実は、妹殺しの事件の方にもまだ続きがあって、主人公は真犯人を独自に追いかけていたり、この主人公を“監察”に抜擢した女性上司にもなんとなく秘密があって…その辺も少しずつ進展させながら、このシリーズを通した“仕掛け”が気になるところで話は終わる。紙の文庫の方で256ページほどの内容なので、サクサクっと一気読みできちゃう感じ。真新しさはないが、警察小説として普通に楽しめる。古本待ちになるか、また電子書籍で購入するか、続きが出れば読み続けようかなとは思っている。
