佐藤青南 白バイガール(実業之日本社・文庫) | 勝手に映画紹介!?eigasukiの読書忘備録用ブログ

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何年か前に強制退会トラブルの時に、予備で登録したID。本家ブログの更新を再開しています⇒http://ameblo.jp/eigasuki/ ここでは読んだ本の忘備録を書くつもりです。書籍購入はブックオフ中心なので、新作は少ないかも?

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たぶん初めて読む作家さんだと思う…前に本作のタイトルを見かけ、気になっていたのだが、108円の古本で入手できるまで待っていた。現在は既にシリーズの続編も出ている模様。神奈川県警、一交機の女性白バイ隊員を主人公に据えた異色の警察小説…男勝りでテクニックも抜群のエースと、愛されキャラのドジっ娘(こ)と対照的な2人の女性隊員が出てくるが…後者の方がメイン主人公である。最初はスピード違反や信号無視の取り締まりといった、白バイ隊の日常を描いているが…ある事故をきっかけに、捜査一課が追いかけている連続強盗事件なども絡んだスケールの大きな話になっていく。婦警さんとミニパトが出てくる某有名漫画のように、コミカルに誇張された描写も多く、警察小説的には途中で出てくる“危険ドラック”の描写なんかももうちょっとリアルに描いてほしいなって思ったりもするものの…白バイ隊の細かい日常がしっかりと事件解決の糸口になったりするアイデアは面白く読める。違反を取り締まる警官たちが、“違反”を推奨したりする部分も、ちゃんと自分たちでツッコミを入れたりしてるので、演出として自然に受け止められる。後半、容疑者を追跡する見せ場の一つ…茅ケ崎まで追い、その後に出てくる地名が大磯…平塚飛ばされた(笑)平塚市民としてはちょっと悲しい。よく旅番組とかでもそうなんですよね、江ノ島→茅ケ崎ってきて、“特にめぼしい観光スポットがない平塚を飛ばして”、大磯に行ってしまうという。正式な地名は出てこなかったが…“検察庁前”という、地元民ならわかる交差点名だけは出てきたので良しとするか(笑)読み物としては無難に楽しめました…続編やこの著者の他の作品にも興味がわいた。ハタチの頃に免許を取って以降…今まで“無事故・1違反”なんですけど…その1度の違反というのが、昔勤めていた会社の営業車に乗っている時に…“時間指定外の右折禁止”で捕まったことだ。前のトラックが曲がったので、“抜け道”かと思って、一緒になって曲がったら…目の前にミニパトか待っていた。あれ以来、違反はしていないが…本文で、まさに“時間外指定の右折禁止”でノルマ達成を稼ぐなんて描写が出てきたので…なんかあの時の嫌な記憶が蘇ってきたよ(笑)


佐藤青南 白バイガール(実業之日本社・文庫)