勝手に映画紹介!? -657ページ目

Amazonの「予約商品の価格保証」は怪しい、注意が必要!


勝手に映画紹介!?-amazon

Amazonへ1月26日発売の「ロング・キス・グッドナイト [Blu-ray] 」を予約、レニー・ハーリン作品の中ではそんなに好きな作品ではないんだけど、DVDで買わなかったので、定価2500円、Amazonで1500円以下で買えるなら、Blu-rayで見直してもいいかなぁと思って他のソフトと一緒にポチっておいた…。で、オイラが予約した時は販売価格が1444円だったんだけど、発売日直前になってさらに割引されて1399円に値下がった。

新作予約だと、特に問題がなければ発売前日の出荷、発売日当日の配達というのがお決まりで、オイラはネットバンキング払いを選択しているので…昨夜、25日の午前0時過ぎにいつものように支払番号がメールで届く。で、いざ支払を済ませようと思ったんだけど、ちょっと待て、「予約商品の価格保証」対象商品で、発送準備前に値下がりしてるのに、請求額が割引されてねぇじゃん!

勝手に映画紹介!?-amazon
金額にすればたった45円だけど、Amazonの商品ページにはこのような説明がしっかりと明記されている…“「予約商品の価格保証」では、お客様が対象商品を予約注文した時点から発送手続きに入る時点、または発売日のいずれか早い時点までの期間中のAmazon.co.jp の最低販売価格が、お支払いいただく金額となります。”とね。今回は45円だったからいいようなものの、もっと金額差があったら、かなりの損である。これだけ手広く客商売している企業で…こういう嘘は、やっぱり問題なのではないだろうか?

ただ、先にクレームを言うと、商品発送がそれだけ遅くなる…今回はそれこそたった45円だったので、先に支払いを済ませてから、苦情を言うことにした。まずAmazonのページの右上にある“ヘルプ” をクリック、次のヘルプページが表示されたら、右端の一番下にあるに勝手に映画紹介!?-amazon カスタマー というボタンをクリック…するとカスタマーサービスにEメールを送れるし、電話でのクレーム対応にも対応している。まぁ、電話するほどではないので、Eメールをチョイスして、請求金額が間違っている旨を明記する。ここで、いかにこの行為で不愉快になったかと、自分の思いのたけもぶちまけておきましょう(笑)

夜中だったんですけど…めずらしく1時間半くらいで、カスタマーセンターから返事が届く。その内容は…“このたびは、ご注文商品につきまして、ご迷惑をおかけしておりますことをお詫びいたします。 確認したところ、お客様の仰るとおり、「予約商品の価格保証」が適応されておりませんでした。つきましては、差額である45円をAmazonギフト券で返金するよう手配させていただきました。”というもの。やけに、すんなりと認めたよ。

メールを待っている間に、“Amazon 価格保証 クレーム…”なんてキーワードで色々とググってみたら、同様のトラブルに見舞われている人がけっこういた。Amazonのこの保証のシステムがあてにならないので、ある人の対処法は、こまめに予約商品をチェックして、安くなっていたら、とりあえずキャンセルを選択し、予約しなおすとしていた。ただ、この方法だと、自分の分の商品の確保が後回しにされてしまう可能性があり、初回限定版とかの場合、入手できないなんて事に陥るかもしれない。せっかく早く予約をした意味がなくなってしまう恐れがあるよね。

だから、もしこういう事態が発覚したら、“発送前の商品の問い合わせ”として、先にメールで一報を入れておく方がいいかもしれないね。先に説明したカスタマーサービスへの連絡方法で、発送前商品の問い合わせもちゃんとできるので…「請求を間違えるなよ!」と釘を刺しておきましょう。ってことなので…「予約商品の価格保証」を過信しすぎてはいけない。いつもは、安くなると…商品が発送された後に、メールで案内が来てたけど、確かに請求金額を調べないで、支払をしちゃうことが多いかもしれない。カード払いなんかだと、気づかない人がもっといるのかも。騙されないように、皆さんも気をつけてください!

差額の45円は、先ほど無事に…Amazonギフトカード(Eメール)で返金されました。昔はよく、苦情を出すと…200円とか、300円とかお詫びのギフトカードをくれたもんだが、今回はきっちりと差額分の45円だけであった(ちょっと期待してたのに)。なんだかんだいって、一番利用しているネットショッピングなので、クレーマーとして目を付けられちゃうのもなんだし ただ、いつもは支払をしてから、実際に発送通知のメールが届くまで半日くらい、ひどい時は1日以上待たされるのに、朝方には発送完了のメールが届いた。Amazon側のせめてもの罪滅ぼしの気持ちの顕れであろうか?明日の発売日には宅急便で品物が届くことだろう…。







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!












ミレニアム2 火と戯れる女(2009年)


勝手に映画紹介!?-ミレニアム2 火と戯れる女


GEOで借りてきた2011年1月7日発売、レンタル開始の新作DVD「ミレニアム2 火と戯れる女 」を鑑賞、スウェーデンの人気ミステリー小説を映画化して大ヒットした「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」の続編で、この後に続くパート3もすでに劇場公開が終了、DVDリリースが来月のはじめに予定されている。ミステリーとしては、そんなに目新しい部分はないんだけれども、キャラクターのインパクトがこのシリーズの最大の魅力で、本作ではドラゴン・タトゥーの女こと、1作目で事件を解決した功労者であるリスベットの生い立ちが、前作以上に深く掛かりをもってきて、さらに彼女自身がとんでもないピンチに陥ってしまう!

ヴァンゲル家の事件を解決してから一年、リスベット・サランデルは行方をくらませたままだった…。雑誌“ミレニアム”の発行責任者、記者のミカエル・ブルムクヴィストは少女買春組織に迫った特集号の発刊準備していたのだが、その矢先に記事を担当していたジャーナリストのダグと、その恋人で犯罪学研究者のミアが何者かに殺されてしまう!凶器の拳銃の持ち主の死体も発見され…拳銃にはなんとリスベット!警察は彼女を容疑者として指名手配するのだが、ミカエルは無実を信じ、なんとか彼女とコンタクトをとって、自分たちの手で事件を解決しようとするのだが…。

1作目を見てから、半年以上時間が空いてしまったので…キャラクターなどの立ち位置、相関図を思い出すのにちょっとばかり苦労するか?見ているうちにオイラはなんとか思い出せたけど、できるなら、おさらい鑑賞をするなどしてシリーズを一気見した方が面白さは倍増するかもしれない。発生する事件自体は、前作とは別のものなんだけど、1作目から引っ張っている主人公の一人、リスベットの過去などが物語の中心となってくる。さらに、彼女が1作目で行ったある行為が、ピンチに陥る要因になってしまうという、続編らしさが感じられる面白味もある。

主人公の生い立ちに踏み込むという部分は興味深く見れ、さらにその主人公が容疑者にされて絶体絶命に陥ってしまうというところまではなかなか良かったんですけど…1作目に比べてやや魅力に欠ける部分も散見。事件調査の段階で、彼女の奇抜さというものが全然活かされていないのが物足りないと思った理由だ。彼女を知っているというのが大前提でハッキング能力や記憶能力などを当たり前に描写しすぎ…繰り返しでくどくなっても、そういうところはあえて丁寧に、お約束として描くべきではないだろうかと思った。

女友達とのレズシーンなんかもあるんだけれども、1作目に比べると性描写、表現も控えめな感じ。リスベットというキャラクターのおかげで、爽快感も得られた前作に比べると、クライマックスの盛り上がりもイマイチ不発。ついでに最後はかなり中途半端なまま終わってしまう…これは明らかに三部作の完結だというパート3への伏線だと思われる。先にもシリーズの連続鑑賞をお薦めしたが、我慢が出来るならパート3のリリースを待ってからの一気見が一番ベターなのかもしれない。決してつまらなくなないんだけれども…このパート2単体では評価しづらい部分ってあるんじゃないだろうか?そのあたりはパート3を見てからの判断ということで…。


監督:ダニエル・アルフレッドソン
出演:ミカエル・ニクヴィスト ノオミ・ラパス アニカ・ハリン レナ・エンドレ ペーター・アンデション 


【DVDソフトの購入】
DVD ミレニアム2 火と戯れる女
勝手に映画紹介!?-ミレニアム2 火と戯れる女







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!












 

フローズン(2010年)


勝手に映画紹介!?-フローズン


2011年1月7日発売、レンタル開始の新作DVD「フローズン 」を鑑賞…「SAW」シリーズのプロデューサーの仕掛けた新たなシュチエーション・スリラーということですが、アレですね、スキューバーダイビング中に海においてきぼりになったカップルの極限サバイバルを描いた「オープン・ウォーター」っていう低予算映画が何年か前に話題になったけど、あれのスキー場版です。俳優も「X-MEN」シリーズで、アイスマンを演じてたあんちゃんが出ていたりして、もうちょっとちゃんとした映画の体裁は整っていて、見栄えもいいですけど。お決まりの決まり文句であれですけど、心臓の悪い方は…鑑賞を避けた方がいいタイプの作品だと思います。

幼馴染のダンとジョー…そしてダンの恋人パーカーの三人は、スキーとスノボーを楽しむためスキー場にやってきていた。日も暮れかかってきたが、下手なパーカーに付き合わされたジョーは、どうやら滑り足りない様子で、最後のひと滑りを提案。終了を告げるリフト係員に頼みこみ、なんとかリフトに乗り込んで、頂上を目指していたのだが…突然、リフトが停止してしまった!実は他の係員がすべての客が滑り終わったと判断し、リフトの運転を止めてしまったのだ!地上15メートルの上空に取り残された三人、スキー場が営業を再開するのは一週間後。天候も次第に荒れだし、気温-20度の中、食料も携帯電話も持ち合わせておらず、絶体絶命の状況に陥ってしまう!

冒頭からリフトがギシギシと軋んだ音がかなりの音量で耳に飛び込んできたり…何かが起こりそうだけど、なかなか何も起きない。最初の30分くらいは、三人の男女のくだらないダベリが続いているだけ。ホラーコーナーに置いてあったソフトなので、てっきり雪山で殺人鬼にでも襲われる映画なのかと勘違いしていたオイラは、ちょっと拍子抜けだったんですけど…ようやくリフトの上に取り残されてしまうという、ピンチな状況に主人公の三人が追い込まれて、なんとなく緊迫感が出てきました。ただ、この状況に陥ったのは、係員の制止を無視して、泣きの1回でもうひと滑りさせろと願い出た、主人公たちの強引さ、我儘な態度にも非があるんじゃないかと思ってしまい、自業自得だなって思ってしまった。

意外と地味な作品ではあったけど…ゴアシーンは出てきて、だんだんとちゃんとした映画っぽくなる。このあたりはさすが、「SAW」のプロデューサーだけのことはあるかな?視覚的に“痛い”と感じる場面があり、思わず顔をしかめてしまった。メインの登場人物が少ないので…誰が生き残るのか予測する楽しみみたいなのは、若干、物足りなく感じるが、いい感じに驚きはある。個人的には、最後にとどめの一発が欲しいと思った…悪趣味なホラー映画だったら、あそこでもう一回衝撃が襲ってきそうだけどなぁ。悪くはないんだけど、前半のダレがもったいないか?せっかくメインキャラにカップルがいるんだから、盛り上げにHシーンの1つでもあれば、その後の悲惨な運命が引き立つと思うんだけどなぁ。

オイラはインドア派なんで、スキーやスノボーなんて全く興味なし、スキー場へ行った経験も高校の時に学校行事でスキー教室へ行った事くらいしかないんだけれども(高所恐怖症なんで、マジでリフト乗るのもつらかった)、よく自分の技量を過信して、スキー場や雪山で事故や遭難っておきるじゃない?そういうのって立ち入り禁止の区域で滑っちゃったり、利用者のモラルにも原因があったりするから、そういう輩は、こういう映画を見て、もしもの時をシュミレーションすべきだと思ったよ。多少、ビビって…ちゃんとマナーを守るようになってくれればいいんじゃないかと。いや、マナーを守らない奴らは、こんな映画も他人事として片づけてしまうのかな?オイラみたいな運動オンチは、ますますスキー場から足が遠のくけどな(笑)


監督:アダム・グリーン
出演:ケヴィン・ゼガーズ ショーン・アシュモア エマ・ベル エド・アッカーマン ケイン・ホッダー


【DVDソフトの購入】
DVD フローズン
勝手に映画紹介!?-フローズン







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!












瞬 またたき(2010年)


勝手に映画紹介!?-瞬 またたき

GEOで借りてきた2011年1月12日発売、レンタル開始の新作DVD「瞬 またたき 」を鑑賞…北川景子、岡田将生という若手の人気女優、俳優共演によるラブストーリーなんだけど、これまた映画秘宝の最新号で柳下毅一郎さんが紹介していたのを目にして借りてみる気になった。辛口評論の柳下さんによる2010年のダメ邦画を総括した論説が掲載されてたんだけど、唯一、この作品は別格だと…誉めちぎってたんだよね。ケータイ小説のような甘っちょろいものを期待してる観客にガチ勝負を挑んだ意欲作だと…いったいどんな映画なのか興味がわきます。「がんばっていきまっしょい」などが有名なベテランの磯村一路監督作品なので…アンチTV局映画の人でも安心して見れそうな感じはしますが?

園田泉美は恋人の河野淳一の運転でバイクに乗っていた時に交通事故に巻き込まれてしまった!その事故で淳一は死んでしまったものの、泉美は比較的、軽傷で今では日常の生活に戻っていた。しかし、淳一の死がなかなか受け入れられず、事故直後の記憶があいまいなことから…精神科のクリニックにも通院を続けている状態だ。そんなある日、同じ病院で桐野真希子という弁護士の女性と知り合う。彼女なら、自分の力になってもらえるのではないかと、真希子の務める弁護士事務所まで押し掛けるのだが、迷惑がられてなかなか取り合ってもらえない。それでも諦めきれない泉美が、何度も真希子の元を訪れているうちに、ようやく話を聞いてもらえるようになり…二人で事故の真相を探り始めるのだが…。

確かに偽善的な似非感動映画とは一線を画すものが本作にはあり…映画の中で、登場人物が死んじゃったからなんだか悲しい気分…だけでは終わらないものがちゃんとあります。なぜ、事故の真相究明、に固執するのか…関係者がみんなが「やめろ!」というわけはいったい何なのか?語り口こそ、謎解きのミステリー映画みたいな印象もうける。主人公が精神病院内で、頭のおかしな患者に絡まれているところを、さっそうと現れた女が助ける…これが後の協力者となる弁護士との出会いのシーンなのだが、彼女もまた主人公と同じ精神科の患者らしいという事実が先に突きつけられる。こういうあたりから、いったい何が起きるんだ、この映画はという意外性もちゃんと感じられた。二人の協力関係が築かれるまでも紆余曲折があり、お涙ちょうだいだけでは解決できない現実の厳しさも、ちゃんと表現されている。

ここまでされると、いよいよ空白の記憶にどんだけ凄い謎が隠されているのだろうかと思うんだけど、そのあたりでは、大きな話の脱線はありません。当たり前の事実がそこにあるだけなんだけど…その当たり前から目をそむけていないというのが一番凄いことなんだと思います。徐々に明らかにされていく事故直後の詳細な説明など、実際に自分や身内が事故を起こしたかのような追体験ができるリアルさであり、北川景子の息苦しさが伝播してくる。主人公が追い求めていた真実の記憶が、ビジュアルとして描かれるシーンなんかでは、それこそ悪趣味なホラー映画を見ているかのごとく、目を背けたくなるほどの壮絶さで、あそこまで描かれると嫌悪感を感じる人がいるかもしれない。

でも、それだからこそ記憶を封印したいという自己の防衛本能と、愛する人の最後の姿を忘れたくないというせめぎ合いにもがぜん、説得力が増すのではないだろうか?そして、ここをしっかりと乗り越えていくからこそ…丁寧に紡がれる最後のエピソードで、人の温かさや、人が生きていくための力強さを実感できるんだろうなぁと思った。柄にもなく死んだ恋人の母親の言葉に何度となく涙腺が緩んだし、大変な目に遭っている主人公を気遣う無骨な父と兄のさりげない家族愛もひしひしと伝わってきた。大塚寧々が演じる女弁護士のサブドラマなんかも見ごたえがあり…仲たがいしている兄弟、姉妹がいる人なんかは、けっこう自分の気持ちと重ね合わせてしまうところがあるのではないだろうか?


監督:磯村一路
出演:北川景子 大塚寧々 岡田将生 史朗 永島暎子 深水元基 清水美沙 田口トモロヲ 菅井きん 


【DVDソフトの購入】
DVD 瞬 またたき
勝手に映画紹介!?-瞬 またたき







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!












爆発!スケ番☆ハンターズ 総括殴り込み作戦(2010年)


勝手に映画紹介!?-爆発!スケ番☆ハンターズ 総括殴り込み作戦


GEOで借りてきた2010年12月25日発売、レンタル開始のDVD「爆発!スケ番☆ハンターズ 総括殴り込み作戦 」を鑑賞…見たかった作品なんだけど、すっかり借り忘れていて、21日発売の映画秘宝で発表された2010年度のベスト10で、ランク外だったけど、大槻ケンヂや柳下毅一郎さんがこの作品に投票しており、さらに連載コーナーのDEVIL PRESSでも紹介記事が取り上げられていて、見たくなってあわてて借りてきた次第。この映画の続編も1月21日にセルリリースされたんだけれども、レンタルの方の開始は25日からだそうで、まだ入荷していなかった。

関東スケバン連合のヘッド、アサミは…仲間だったジュンコの裏切りにあい殺されそうになったが、命からがら生き延びた。復活したアサミは、各地でヤクザ狩りを繰り返し、指名手配を受けていたが…傷づきながらも、昔の町に戻ってくる。しかしその町は、すっかり様変わりし、ヤクザの小龍会が牛耳っていた。さらに小龍会の組長村川をいいように操り、スケ番狩りを行っているのがジュンコだった!次々と仲間が犠牲になり、アサミとその仲間たちはついに立ち上がり…。

おっぱい出した半裸状態で、墓場から蘇ってくるアサミが、十字架背負って…敵をやっつけるというインパクトのある冒頭シーンから作品に釘付け!アクション、ファッション、お色気、歌…いい感じに昭和、いい感じにサイケ…懐かしい雰囲気がちゃんと味わえるスケ番映画。仲間とともに線路を闊歩、そして敵地に乗り込むクライマックスでっは、ボートで川を上ってくる…あのシュチエーションがとにかくたまらん。主役を張る亜紗美はもちろんのこと…他のスケ番軍団のおねーさんたちも、それなりに様になった殺陣を披露しているのがポイント高し!

編集や撮影のテクニックもうまいんだろうけど、西村喜廣によるおなじみの血しぶきパフォーマンスなんかも雰囲気づくりに一役買っている。亜紗美と小嶺麗奈…両者の壊れっぷり、いっちゃっている表情もたまりませんね。特に、主人公のアサミは殺したヤクザたちの指を詰めて、持ち歩いてるんだけど…それが武器になっちゃうところも、井口昇映画にも通じた馬鹿馬鹿しさでこれまた愉快。ついでに友情出演の松村雄基が、超キザで、それがなんともかっちょいいじゃないっすかぁ!

ただ、最近の低予算映画の流れなんで仕方がないんだけど、デジタル撮影だし、銃の発砲、弾着がVFXを使ったエフェクトなのが物足りないといえば、物足りないんだけど…ビデオで撮ってるのにアフレコで微妙にシンクロしてないセリフ回しとか再現してて、そういう細かい作りこみは大歓迎。映画っぽい雰囲気に近づけようという努力はしています。ほんと、こういう才能のあるクリエイターやキャストにもっと予算を与えないでどうする日本の映画会社って感じ。3Dで飛び出す三丁目の夕日なんぞ誰が見たい?近所のシネコンでこういう作品が気軽に見れる時代が来ないものか?


監督:中平一史
出演:亜紗美 小嶺麗奈 佐藤二朗 佐藤佐吉 曽根悠多 建みさと 柊瑠美 松村雄基 和田聰宏


【DVDソフトの購入】
DVD 爆発!スケ番☆ハンターズ 総括殴り込み作戦
勝手に映画紹介!?-爆発!スケ番☆ハンターズ 総括殴り込み作戦







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!












誘惑 セダクション(2010年)


 勝手に映画紹介!?-誘惑/セダクション


GEOで借りてきた2011年1月21日レンタル開始の新作DVD「誘惑 セダクション」を鑑賞…1本前に見たリュック・ベッソンの「アデル/ファラオと復活の秘薬」で主人公を演じていたルイーズ・ブルゴワンが出演しているエロティックサスペンス。一応、それなりに映画の体裁は整っているものの、日本では劇場未公開で、DVDも現在はレンタルリリースのみの模様…。楽天レンタルでは検索しても出てこなかったんだけど、TSUTAYA DISCASやDMMといった他のネットレンタルでは扱っているみたいです…気になる方はそちらで調べてみてください。

ガスパールと恋人のマリオンは、偶然拾った携帯電話の中身を見て、持ち主に興味を抱き…メールの履歴から、誰かと待ち合わせの約束をしている事を突き止める。やがて待ち合わせ場所に現れた二人の男女を尾行するのだが…途中で見失ってしまう。諦めかけていたところで、二人の乗った車を発見…なんと排ガス自殺を図ろうとしていたのだ!あわてて救出をするものの男は死亡、しかし女の方には息があった…。一命を取り留めたその女、オードレイに興味を抱いたガスパールは、彼女がオンラインゲーム“Black Hole”のプレーヤーであることを突き止め、現実とゲームの世界で追いかけ始めるのだが…。

日本のミステリー小説なんかでも、オンラインゲーム、仮想空間と現実世界をリンクさせたような物語って数多くあるので、設定的にはあまり新鮮味のあるものではないかな?途中の会話に“オチ”を示唆するようなセリフも出てくるので、やっぱりそうくるかという展開でした…。自分はその手のオンラインゲーム(MMORPGってヤツ?)ってプレイしたことないので、劇中のゲームがリアルに作ってあるのかよくわからんのだけど、なんとなく、映画の内容に合わせたご都合主義なのかなと。仮想の街の中で、色々な人とコミニケーションをとるんだけど、相手をぶっ殺してアイテムを奪うことなんかも可能のようです。そういう世界で、現実世界で一目ぼれした女を探そうと、そして偽名を使って相手に近づこうとするんです。

主人公のにーちゃんにはそこそこ器量のいい彼女がいるんだけど、堅物の親の目が光ってて、なかなかHできないから…魔がさして、偶然出くわしたセクシーな女に惹かれていってしまうっていうという、エロティックサスペンスの王道系パターンではあるんだけど、相手は自殺を図ろうなんて考える女だから、やっぱりろくな女じゃなかったと…。結局、彼女とのHにも成功するわけで、それで満足しておけばよかったのに…のこのこと自殺女の言いなりになんかなっちゃうから、危ない目に巻き込まれてしまうんです。自分の身の丈はわきまえておいた方がいいなって感じのお話でしたね。っていうか、携帯を拾ったら、すぐに警察に届けましょう(笑)暇つぶしに、携帯の持ち主を探そうと提案した彼女にも原因があったのかな?

ルイーズ・ブルゴワンは、主人公を翻弄する自殺女を演じています…ケツの上あたりに“Heaven”という刺青を入れたビッチなねーちゃんで、ゲームの世界でも、それが彼女を探す目印になります。「アデル」の方でも、何気に入浴シーンとかあって、チラっとオッパイとか画面に写ってたけど、こちらは全身ヌードが何度か拝めます(後ろ姿が多いけど)。フランスの女優さんだけあって、そのあたりは躊躇がないんでしょうね。主人公の恋人を演じた、いなかっぽいおねーちゃんも、Hシーンで自ら服を脱いでおっぱい見せてます。スタイルは断然、ルイーズ・ブルゴワンの方が圧勝だけど、恋人役の女の子の普通っぽさも捨てがたいか?濡れ場自体はそんなに激しくはないものの、女優のヌードが拝めるのでエロティックサスペンスとしての面目は保っているのでは?


監督:ジル・マルシャン
出演:ルイーズ・ブルゴワン グレゴワール・ルプランス=ランゲ メルヴィル・プポー ポリーヌ・エティエンヌ  


【フランスではBlu-ray化されているようです】
Blu-ray L'Autre Monde
勝手に映画紹介!?-L'Autre Monde - Blu Ray





【こちらのネットレンタルなら取扱ありそうです】

TSUTAYAのネット宅配レンタル、無料お試しキャンペーン実施中!


DMM タイトル数15万タイトル突破!国内最大級の品揃え!









人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!













アデル/ファラオと復活の秘薬(2010年)


勝手に映画紹介!?-アデル/ファラオと復活の秘薬

2011年1月7日発売、レンタル開始の新作DVD「アデル/ファラオと復活の秘薬 」を鑑賞…リュック・ベッソン監督、脚本のヒロイン冒険ファンタジー。最近のベッソン監督作品はろくなもんがないけど、「96時間」とか「パリより愛をこめて」とか、脚本作品のアクション映画はそれなりに楽しめたので、なんだかんだ文句を言いながらも新作を借りてきてしまいました…。ルイーズ・ブルゴワンという、フランスで人気の若手女優が主人公を演じているのだが…これまたベッソンの好みが見事に反映された、たっぱのある女優ですよね。

冒険ルポを発表し人気を博している物書きのアデル・ブラン=セックは…エジプトにいた。実は双子の妹アガットが不慮の事故で瀕死の重傷に陥り、彼女を助けるために“復活の秘薬”を求めていたのだ。その謎を解くカギとしてラムセス2世に仕えた医師の知識が必要で、ようやくその医師のミイラを発見したのだが…。一方、パリでは巨大な怪鳥が出現し、人々は恐怖に陥っていた。その騒動の原因は、死者を蘇らせる特殊能力を持つエスペランデュー教授で、彼が絶滅した翼竜プテロダクティルスを化石から蘇らせてしまったのだが…。

話の導入部は…ベッソン流にアレンジされた「ハムナプトラ」といった赴きか?妹を助けるために、古代エジプト時代の医療知識を求めて、ミイラの発掘に勤しんでいるんだけれども…そこへ宿敵のマットサイエンティストが現れひと騒動勃発。で、もう一方では主人公がエジプトに行っている間に、パリでは怪鳥騒動が起きているんだけど、その元凶が…主人公がミイラを生き返らせるために協力を仰ごうとしていた怪しげなハゲオヤジ。で、国家権力にその行いがバレてしまって拘留されてしまったという事らしい…。一見、別々に見えた話が…後半でうまい具合に一つにはなるんだけれども、枝葉が多すぎてとにかくテンポが悪すぎ。

アデルっていうのは、妹を助けるために、墓泥棒・墓荒らしはするし、犯罪者を脱獄させようとするし、挙句の果てには…自分以外の人間が犠牲になっても(協力者も単なる捨て駒?)、平気な顔しているので、なんだか共感しにくいキャラ。それも、妹を助けるためだから仕方がないと思いたいところだけど、その妹を殺しかけたのは、アデル本人であったことが後半で判明し、なんやそれと…ツッコミを入れずにはいられない。主人公がさんざん犯罪まがいの事をやっているのに、警察や司法の方が悪者で、間抜けな扱いにしているのは…いつものベッソンらしい脚本。相変わらずやっていることが支離滅裂やねん。

刑務所に入れられているハゲオヤジを救出するために、繰り返されるギャグ風のエピソードもみんなお寒く、笑えないものばかり、いったいいつの時代のコントだよって感じ。どこを切ってもご都合主義の連続で、アホらしいとしかいいようがない。っていうか、あの宿敵のマッドサイエンティストなんかも、もっと本筋に絡ませればいいのに、最初と最後にちょこっと出てくるだけ。これが007で悪役を演じていたマチュー・アマルリックなんだが、メイクが凄すぎて、正直、誰だかわからんかった。思わせぶりな最後のひとネタもいったい何がやりたいのか?あの後に、アデルの死が待っているということなのか?続編はないよとでもいいたかったのか?まぁ、あっても見たくはないかな…。


監督:リュック・ベッソン
出演:ルイーズ・ブルゴワン マチュー・アマルリック ジル・ルルーシュ フィリップ・ナオン ロール・ド・クレルモン


【DVDソフトの購入】
DVD アデル/ファラオと復活の秘薬
勝手に映画紹介!?-アデル/ファラオと復活の秘薬







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!












 

クロス・ゲーム(2009年)


勝手に映画紹介!?-クロスゲーム


GEOで借りてきた2011年1月21日発売、レンタル開始の新作DVD「クロスゲーム 」を鑑賞…クリスチャン・スレーター、キューバ・グッディング・Jr共演による劇場未公開のサスペンスアクション。人気作家が、恋人の失踪を機に犯罪へ巻き込まれていくという、いわゆる巻き込まれ型タイプってヤツですかね?ただ、スリルをもとめるとやや拍子抜け…全体的に展開はヌル目で、最後はラブコメみたいな印象が強く残る。感想やあらすじを書くと、ややネタバレする部分も出てくるかと思われるので、鑑賞予定の方は…これ以降の文章はあまり読まないことをお薦めします。

ベストセラー作家のウェス・ウィルソンは、恋人のサマンサにプロポーズしOKをもらったのだが、その直後、何者かに襲われ、サマンサは連れ去られてしまう。後日、犯人が使った車が発見されるも犯人もサマンサも行方不明…現場に残された血痕がサマンサのもとの断定された。それから一年、サマンサの死が法的に確定されたものの、なかなか振り切れないウェスの前に記者のニコールが近付いてきた。また、かつてのサマンサの上司だと名乗る男たちが現れ、彼女が盗んだものを返すようにと要求を迫ってくるのだが…。

“ナイト&デイ”とか“キス&キル”の逆バージョンとでもいいましょうか…女性の恋人が正体を隠していた事が原因で、悪党に目をつけられてしまった主人公の災難…いったい彼女は何者なのか?そして死んでいるのか、生きているのか?こんな正体不明の女でも好き合った中なので、なかなか忘れられない…と、そんな感じの内容。もっとぶっちゃけちゃうと…婚約までした女が実は泥棒だったと…お国のために戦うスパイ以上に最悪な状況。美人は美人だけど、画面に映った第一印象からちょっとアバズレっぽいなぁって思ってたんだよ。

そんな泥棒の元カノが、悪党から何かを盗んだらしい…とんだトバッチリの主人公は、取材を申し出てきた女記者の色仕掛けに騙されて、コロっといい関係になっちゃって、いつの間にか主人公の新恋人になっているんだけど…タイミングの良すぎる登場の仕方に、映画的には“怪しい”です。何か、この女にも魂胆があるなぁというのがバレバレなんですけど…一年間ご無沙汰だった主人公は簡単にのめりこんでいってしまう。犯罪に巻き込まれた後も、彼女ヅラして…「あなたと一緒に行くわ!」なんて言ってるけど、本心は怪しいわけで…。

そうこうしているうちに話は急展開…生きていた元カノが主人公の前に現れ、“ニコールは危険”と警告。話が急すぎて何がなんだかわからない主人公は逆ギレするも…未練のあった元カノに渋々と振り回される…。正直いって、スレーターの活躍がほとんどなく、ヒロイン同士のキャットファイトが始まったりして、途中で一人おいてきぼりくらってる感じ。アクションシーンもほとんど女性キャラにおまかせで、ギャーギャー騒いでるだけと…普通のこの手のアクションコメディと完璧に男女逆転な設定。何事も女性の方が強いという、今の時代にあった映画ではあると思うんだけどね…。

騙し合いがテーマな作品だけに、クライマックスはみんなキャラ変わりすぎなんだけど、この騒動を機に各々の本性を知っても愛し合えるのか?っていうのもあながちテーマから外れていないのかもしれませんね。恋愛の本質は男女の騙し合いって事をいいたいのかなと。あなたはどこまで、恋人や嫁さんの“嘘”を許容できますかって…。言いたいことはわかるんだけど、主人公も悪役も、どこか間抜けで想像以上にぬるい映画であった事は変わりない。アバズレな泥棒だった恋人を演じたサラ・アン・シュルツは、戦うおねーちゃん好きとしてはちょっとひっかかるキャラだったので、彼女を話の軸に据えた方が単純に面白かったかもと思った…。


監督:ティボー・タカクス
出演:クリスチャン・スレイター キューバ・グッディング・Jr クリスタ・キャンベル  サラ・アン・シュルツ


【DVDソフトの購入】
DVD クロスゲーム
勝手に映画紹介!?-クロスゲーム







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!












魔法使いの弟子(2010年)


勝手に映画紹介!?-魔法使いの弟子

GEOで借りてきた2011年1月19日発売、レンタル開始の新作DVD「魔法使いの弟子 」を鑑賞…ニコラス・ケイジ主演の魔法ファンタジーアクション。劇場公開時に見に行こうと思っていたら、近所の映画館は吹き替え版のみの上映だったのでパスしてしまい、ブルーレイ出たら買おうと思ってたんだけど、発売日を忘れてて、他の作品を借りに行ったら既にレンタルで並んでたので、DVDを借りてきちゃった…新作コーナーに大量に陳列されてたんだけど、ほとんどレンタル中で、一本だけポツンと残ってたので、これは借りなければと、思わず手が伸びてしまった…。

善なる魔法使いマーリニアンズと、世界征服を企む邪悪な魔法使いモルガニアンズは長い間戦いを続けていた…この戦いを終わらせるため、魔法使いのバルサザールは、今は亡き偉大なるマーリンの後継者を千年もの長い間探し続けていた…。そして2000年のニューヨークで、デイヴという一人の少年と出会い、彼こそが後継者であると確信をしたのだが、宿敵ホルヴァートの邪魔が入り、死闘の末、二人一緒につぼの中へと封印されてしまう。それからさらに10年の歳月が経ち、大学生になっていたデイヴの前に再び、ホルヴァートやバルサザールが現れ…本格的な戦いへと巻き込まれる羽目に!

話的にはそつなくまとまり、VFXを使った派手な魔法アクションと、ニコラス・ケイジつながりでちょっくら「60セカンズ」あたりを彷彿とさせるカーチェイスなんぞもあったりして…大人が見てもそこそこ楽しめるんだけれども、やはりディズニー映画という制約上、ちょっとお行儀が良すぎるか?みんなが恐れ、長年死闘を繰り広げてきたにしては、ラスボスもあまり強くない…宿敵のおっさんの方がよっぽど強そうな感じだった。せっかくモニカ・ベルッチなんかをキャスティングしているんだから、セクシーショットの一つでも拝みたいところだ。

偉大な魔法使いの後継者というのが、オタクな大学生というのも今風で、やたらナヨナヨとしてるところなんて「キック・アス」に似てるじゃんとか思うけど…オタクはオタクでもお勉強ができる物理オタクというのがいかにもだ。お約束のように、このオタクが…かなりの金髪美女の同級生に胸をトキめかせ…口説こうとするんだけど、こういうところで、なんか魔法を使うくらいのお遊びが欲しいところだが、彼女が自分のところにやってくるから、魔法の力でモップを動かして掃除をするなんていうのが関の山…「奥様は魔女」じゃねーんだからさ、超能力なんて身につけたら、真っ先にやるのは、やっぱりスカートめくりだろ!(笑)

このガールフレンドを演じたテリーサ・パーマーは、オタク野郎とは正反対で、健康的なさわやかさが感じられて、けっこう魅力的。無理やりだけど活躍の場もあり…そのあたりは満足。フィルモグラフィーをググってみると「呪怨 パンデミック」なんかにも出ているようだが、記憶にない。他にもメジャーっぽい作品にいくつか出演してるみたいだったけど、オイラが見てない作品がばっかだった。可愛かったので…今後は気にしておこうと思った。ブルーレイだったら、サラウンド的な聴かせどころや、VFXによるビジュアルの美しさもさらに引き立つだろうなという箇所も確かに存在したが、個人的にはレンタルに変更して良かったかな?


監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ニコラス・ケイジ ジェイ・バルシェル アルフレッド・モリナ テリーサ・パーマー モニカ・ベルッチ


【DVDソフトの購入】
DVD 魔法使いの弟子
勝手に映画紹介!?-魔法使いの弟子







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!












 

ソーシャル・ネットワーク(2010年)

勝手に映画紹介!?-ソーシャル・ネットワーク

【鑑賞日:2011年1月20日】

アカデミー賞の前哨戦といわれている、ゴールデングローブ賞で主要部門を独占したということで話題になっている「ソーシャル・ネットワーク」を鑑賞…世界最大のSNS、Facebookの誕生秘話を描いたデヴィッド・フィンチャー監督の実話もの(テロップで想像部分もありという注意書きが出たけど)。オイラはこうしてブログはやってるけど、mixiなんかには登録してないので、SNSというのがどういうものなのかというのは基本的な事しか知らないわけで…Facebookなんていうのも、名前を知っている程度の知識だ。そんなオイラでも映画を楽しめるのかなと、ちょっと心配であったが…開発を巡る人間ドラマなんで、それこそ“プロジェクトX”でも見ている感覚で、物語にどんどんひきこまれていった…。

2003年秋…ハーバード大学、プログラミングの天才マーク・ザッカーバーグは、女子学生の写真を無断で使ったランキングサイトを立ち上げ、またたく間に22000アクセスという驚異的な数字を叩き出すが、女性を敵に回しただけではなく、ハッキング行為がバレ、大学側からも目を付けられてしまう。そんなマークの才能を見抜いた上級生ウィンクルボス兄弟から、自分たちのサイトの立ち上げを手伝ってほしいと声をかけられるのだが、手伝うフリをしているうちに、自分で新たなアイデアを考え、親友のエドゥアルド・サベリンらとFacebookを立ち上げる。これがまたたく間に学生たちの間で話題になり、マークは一躍人気者へとなっていく。しかしウィンクルボス兄弟が、自分たちのアイデアが盗まれたと主張をし横やりを入れてきたり、Facebookの運営方法をめぐりサベリンと仲たがい…挙句の果てに二つの問題が大きくこじれ、訴訟へと発展してしまう!

2件の訴訟を起こされて、それぞれの話し合いをしながら、Facebookの誕生前に話がさかのぼっていき、そこで色々なことがひも解かれていくわけですけど、マークや、途中から話に関わってくるナップ・スターの生みの親ショーンのまくしたてる会話のごとく、ものすごいテンポで映画は進んでいく。女にフラれた腹いせから始まり…最終的にはこんなに騒動が大きくなったのに、元カノの事が忘れられないという(ただ、ネチネチと執着してしつこいだけの性格なのかもしれないけど)…うぶなオタク、マーク・ザッカーバーグ…“最年少の億万長者”なんて説明が出ても、なんだかものすごく身近に感じてしまうよね、この人。プログラミングに関しては天才なんだけど、本当に人づきあいが苦手みたいで、悪い大人にどんどんそそのかされていってしまう。

っていうか…ハーバードってやっぱすげー。二十歳そこそこの学生たちが、起業とか金儲けを当たり前に考えてるんですねぇ。学業そっちのけで、訴訟とか考えてるんですから…多少の創作があるとはいえ、実話ゆえの説得力をやはり感じますね。自分の二十歳の頃と比べると、いかに幼稚だったか…ものすごく自分の人生がみすぼらしいものに見えてくる。ただね、金の切れ目が縁の切れ目…親友から訴えられるって、成功と引き換えに犠牲にしたものもやはり大きく、こういう点では、多少、オイラの方がまともかな?なんて気持ちにもなったりします。10年も経っていない出来事なのに…変な懐かしさを感じるのも確かで、ネット社会、IT業界の変化の速さみたいなのも、この映画を通じて味わえるのかもしれないですよね。ホリエモンのライブドア事件とか、日本でも映画化したら、けっこう面白い作品ができるんじゃないかな?


監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ アンドリュー・ガーフィールド ジャスティン・ティンバーレイク アーミー・ハマー


【アメリカではすでにBlu-ray発売済】
Blu-ray The Social Network (Two-Disc Collector's Edition)
勝手に映画紹介!?-The Social Network







人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!