ガーンダーリー:暗闇の追跡者(2026年)
数日前から、ネトフリで配信が始まったオリジナル映画「ガーンダーリー:暗闇の追跡者(英題:Gandhari)」を鑑賞…ちょっと目を離した隙に、娘が誘拐犯にさらわれてしまい、その直後に怪我を負って盲目になってしまった母親が、執念で娘を誘拐した人身売買組織を追いつめるインド映画。インド映画って、普段はあまり見ないけど(この間、WOWOWで見た「KILL 超覚醒」は面白かった、好みの映画だった)…ネトフリのオリジナル映画で、新着だと、最近はけっこう見ている…インド映画も“歌って踊らない”普通のアクション映画ってけっこうあるのよね(笑)
※感想内で物語序盤のネタバレを記述しています
夫婦のゴクルとバニ、そして幼い娘のミシュティ…3人は列車で移動していたのだが、ゴグルが買い物のため途中下車、バニがトイレに入っている間に、ミシュティがさらわれてしまう!直ぐに気づいたバニは、ミシュティは連れ去る女を追いかけるも、途中で、転んで怪我をしてしまい、一時的に視力を失う。バニたちは直ぐに警察へ届けるも、なかなかまとものとりあってもらえない。そんな時、長い間会っていなかった母親ジュヌ・アンバと再会。ジュヌもまた誘拐された別の孫娘を追っていた。ジュヌから犯罪組織の話を聞き、自らミシュティを助けるため立ち上がる!
5ヶ月くらい前にネトフリで見たインド映画の「女戦士3」も、女性ヒロインが人身売買組織と戦う話だった…あちらは捜査官が活躍する話で、さしずめインド版、女性主人公版の「サウンド・オブ・フリーダム」といった印象の内容だった。本作は娘が誘拐され、母親が自ら人身売買組織と対峙する…「96時間」タイプのアクションか?と思っていたが、けっこうアレンジの利いた作品にはなっていた。列車に乗って旅行中の主人公一家…父親は買い物のため駅で途中下車、母親と娘が一緒にトイレに立ち、先に母親が中に入るんだけど、その数分で娘が誘拐されてしまう。
異常を察知した母親が直ぐにトイレを出て、謎の女に連れ去られる娘を目撃…車外に飛び出し、ホームで追跡を始めるんだけど、途中で、転倒してしまい、取逃がす。その際に、頭を打ってしまったらしく…後に、一時的な失明に陥っていることもわかる。夫婦は直ぐに警察へと駆け込むも、やる気のない警官たちは塩対応。何度も警察に掛け合い、自分たちで娘の写真が載ったビラを作って配り歩いたりすることに。警察側も、最近になって幼児の誘拐が頻繁になっていることは把握していて…ちゃんとした捜査官が捜査を指揮するも、地元警察は覇気がない。
そんな状況下で、母親は…母親の母親(つまり祖母?血の繋がりがあるのかはよくわからない)と再会。実は、幼少期から曲芸師として技を叩きこまれていた母親。わけあって、曲芸師一族を離脱していたんだけど…母親の母親は、そういう技を使って、自ら娘を取り戻せと鼓舞する。なんと、母親の母親も人身売買組織に孫娘を誘拐されており、取り返すために、仲間たちと何年も追いかけていたという。母親の母親からの助言通り、“一時的に盲目”という今の立場を利用し、そのまま街に溶け込んで、人身売買組織の動向探ることになり、1ヶ月が経過する…。
人身売買組織も誘拐した子供を運ぶのに、準備や警察の目をそらす必要があり、町の中にある秘密のアジトに、さらった子供たちを隠していて、その潜伏期間が1ヶ月。とうとう動きがあり、母親たちの反撃が始まる…といった感じの内容。娘を取り返そうと、ママ頑張る、怒れるママは強かったと。前述の通り曲芸師の経歴があるので、1ヶ月の訓練期間で、かなり武芸も上達。1ヶ月後は盲目のフリなのかなと思いきや、戦った敵のセリフを額面通りに受け止めれば“本当に盲目”らしい母親。途中、見えているような動きもするので、完全に戻ってはないってことか?
要は半分“座頭市”みたいな感じの状況かな(笑)物語の進行により…登場人物の過去や隠された秘密が他にも色々と出てくるけど、それこそネタバレになるので、その辺の詳細は割愛しておく、自分で映画本編を見てご確認を!普通にママ頑張る系アクション映画として面白かったし、前述の「女戦士3」同様、インドでの誘拐、人身売買の深刻さを伝えるメッセージ性も充分にあった。尺も2時間以下だったし、何より、このインド映画も、最後まで“歌って踊るシーンはなかった”ので、オイラ好みでした。ホント“歌って踊らないインド映画”もけっこう増えてきたな。
監督:デヴァシシ・マキジャ
出演:タープシー・パンヌ ミタ・ヴァシシュト スワスティカ・ムカルジー チャーヤー・カダム ジャティン・サルナ
【サントラのデジタル配信はこちら】
Gandhari (Soundtrack from the Netflix Film)
