エルム街の悪夢3/惨劇の館(1987年)

最初から1か月限定と決めていたHuluの再加入が今日で期限を迎える…最後に色々と見ておこうと、今まで自分がちゃんと向き合ってこなかったシリーズ、そして常時加入しているアマプラでは有料配信だった「エルム街の悪夢」シリーズが、全作見放題になっていたので、この機会に攻めてみることに。とりあえず、昨日から連続鑑賞し、初期6作品までは見終わっている(感想を書くのを後回しに)。ということで、3作目となる「エルム街の悪夢3/惨劇の館」の感想…「トゥルー・ロマンス」のパトリシア・アークエットが主人公、監督は「マスク」のチャック・ラッセル。
女子高生のクリステンは…毎晩のように悪夢にうなされ、夢を見ることに恐怖を感じていた。夢の内容は、奇怪な家に迷い込み、そこで鉄の爪を持った不気味な男に襲われるというものだった。ある日、夢のせいで、気づかないうちに、自分の腕を傷つけていたクリステン…とうとう精神病院に入院させられてしまう!入院後も、突然、暴れ出すクリステン…医師たちを拒絶する。そんな中、大学院生の研究員として病院に赴任してきたナンシーが、かつて自分や自分の友達を苦しめたフレディの一件を思い出し、クリステンや同じ症状に悩む子供たちに寄り添うが…。
冒頭で主人公パトリシア・アークエットが見る悪夢なんかも、だいぶ凝った映像になってるな…悪夢の中で三輪車が印象的に描写されているのは、ちょっとキューブリックの「シャイニング」を思い出す。フレディのターゲットにされ、操られるように、自傷行為をしてしまったパトリシア・アークエット…もともと精神科医にかかっていたようなのだが、それでは埒が明かないと、母親に精神病院へ無理やり入院させられてしまう!しかし、本当の症状に気づきもしない医者を拒絶、発狂し、大暴れするんだけど…そこに救世主が現れる、それが1作目のヒロイン、ナンシー。
ナンシーはちゃんと生きてたし、狂ってもいなかった!ただ、フレディの惨劇は実際に経験していて、母親も犠牲になっている。後にジョン・サクソン演じる警察官の父親なんかも再登場。ナンシーは…パトリシア・アークエット演じる本作のヒロインが、フレディに狙われているというのを悟り、寄り添うように。実際、今回のヒロインには…自分の夢の中へ周囲の人間を誘うという特殊能力も持っていて、このあたりがフレディへの対抗策となっていく。精神病院内には同じように、フレディの悪夢に悩まされている子供がたくさん入院していて、最初は犠牲者も出てしまう。
2作目では、化け物になる前のフレディが“何をしたのか”が紐解かれていたけど、本作では、今のような化け物になってしまった原因なども明かされ、子供たちが狙われる理由も鮮明になる。そして、フレディの現在の悪行を止める方法などもあって、その謎解き部分とかは…「リング」のようなJホラー的な展開でもあったなと。いや「リング」が書かれたのは、本作よりも後なので、もしかしたら「リング」がこうしたハリウッドのホラーの影響を受けてるのかもしれないけど。そこはホラーの専門家じゃないので、あくまで素人の勝手な推測でしかありません、あしからず。
監督のチャック・ラッセル…今年の7月に急逝してたらしい、知らなかった。今、“エルム街”を見なかったら、まだ気づいてなかったと思う。73歳だって…もっと高齢の現役監督が世の中にはいっぱいいるからな、ちょっと早すぎるよね、あらためて、ご冥福をお祈りします。個人的にはシュワちゃんの「イレイザー」とか好きだったな。「ハムナプトラ」シリーズのスピンオフ、ロック様(ドウェイン)の「スコーピオン・キング」なんかも、この監督だったよね。ネット情報によると、まだ世に出ていない、製作途中の作品もあったとか…そのうち、見れる時がくるかもしれないな。
監督:チャック・ラッセル
出演:ロバート・イングランド パトリシア・アークエット ローレンス・フィッシュバーン ヘザー・ランゲンカンプ
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