グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声(2024年) | 勝手に映画紹介!?

グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声(2024年)

グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声(2024年)

 

【鑑賞日:2024年11月15日】

 

昨今の、“今頃になってあの名作の正規続編が見れると思わなかった”映画にまた1つ新たな作品が加わった…公開から24年以上経過しているといのが恐ろしく感じる、リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演の「グラディエーター」のその後を、リドスコ本人が監督を務めて描いた「グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声」。本日より公開になったのでさっそく鑑賞してきた…聞けば、本国アメリカよりも1週間早い公開らしい。リドスコの新作、「グラディエーター」の続編、全米より早く見れる…にもかかわらず地元の映画館は、某TV局の邦画の方が混雑していた。

 

暴君と化していたコモドゥスが逝去した後のローマの平和も長くは続かず…現在は双子皇帝ゲタとカラカラによって、再び民は苦しめられていた。一方、妻と幸せに暮らしていた青年ハンノだったが、将軍アカシウス率いるローマ軍の侵攻により戦場へ。そこで妻を含む多くの仲間たちが犠牲になり、ハンノも奴隷となってしまう。やがて奴隷商人マクリヌスの元で“グラディエーター”として戦わされる日々を送るのだが…彼には秘密があった!アカシウスの妻で、元皇帝コモドゥスの姉ルッシラは、闘技場で戦うハノンを見て、息子ルシアスではないかと考えるが…。

 

劇中では当初“ハンノ”と呼ばれていた主人公だが…映画公式サイトなんかには“ルシアス”と表記されており、前作でコニー・ニールセンが演じた皇帝(ホアキン・フェニックス)の姉ルッシラの息子であることは一目瞭然であった…さらに、1作目では“かもしれない?”程度の解釈ではっきりと断言されていなかったんだけど、本作の事前情報でルシアス=マキシマス(前作の主人公)の息子であるということが明かされていて…完全にネタバレじゃねーかという思いにもかられた。ただ、そんなおせっかい情報も映画を見ていくうえで、そこまで大きな影響はないか?

 

だいぶ状況は異なるものの…愛する家族が殺され、主人公本人は奴隷に成り下がり、そこから剣闘士“グラディエーター”となって、独裁者と戦うという大きな流れは1作目の「グラディエーター」を踏襲している。主人公が変えながら、似たようなシュチエーションを見せるという作り方は、リブート要素も感じられる。さらには主人公の母親ルッシラ役のコニー・ニールセン、元老院グラックス議員役でデレク・ジャコビが同じ役、同じ役者で続投していることで正当な続編としても、素直に受け止めることができる。続編映画としての正統派といった印象を受けたよね。

 

1作目のゲルマニアの激戦を初めて見た時のインパクトには若干、及ばなかったものの…ローマ艦隊がルシアスたちが暮らすヌミディアの街を攻め落とす冒頭のバトルシーンもなかなかの迫力…双方に多くの犠牲を出しながら、ローマ兵が砦に上陸していくところなど、さしずめローマ帝国版“ノルマンディ上陸作戦”といった趣き。よりショーアップされた闘技場でのバトル…まさか闘技場内に水を張って、海戦を再現するとは思わなかった。あの時代に、もし本当にそんなことをしていたら、いったいどれだけの労力が使われたんだろうか?なんても考えちゃう。

 

ただ、アクションでガンガン押していった前作に比べると…物語後半は、策謀がうごめき、話も二転、三転していく。単純に1作目をなぞったような展開になるのかなとの予想に反して…けっこう違いもあるので、果たして、どういう落としどころに持っていくのかと、最後まで楽しめた。剣闘士たちの闘技会を仕切る、デンゼル・ワシントン演じる謎の奴隷商人マクリヌスは、前作に登場したプロキシモなんかよりもはるかに策士であった。自分の素性を隠して生きなければならず、嫁さんまで殺されたルシウスの復讐劇であるのと同時に、マクリヌスの話でもあったのね。

 

でもさ、1作目って、妻子を殺されたマキシマスの復讐劇で、それを成し遂げ、感動的に終わってたのに、2作目を見ると、結局…元カノとの間にも子供を作ってましたって、身も蓋もない話に見えてしまうよな。もちろん時代や文化の違いっていうのも大きいかもしれんが…オカンからいきなり、お前はマキシマスの息子だって言われたルシアスはいったいどんな気持ちだったのだろうか?それから、前作でコモドゥスを殺しても、結局…平和は長続きしなかったってあたりに、普遍的なメッセージを感じとる…誰が国のトップに就いても一緒、いやむしろ悪化するという。

 

 

監督:リドリー・スコット

出演:ポール・メスカル デンゼル・ワシントン ペドロ・パスカル コニー・ニールセン ジョセフ・クイン

 

 

【前作は見ておいた方が無難でしょう…】

Blu-ray グラディエーター

グラディエーター






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!