遺産“争”続?!(2024年) | 勝手に映画紹介!?

遺産“争”続?!(2024年)

 

再加入中のネットフリックスにて、ネトフリオリジナル映画「遺産“争”続?!(原題:SPADEK)」を鑑賞…富豪の“おじ”が死去したという報せを受け、遺産を受け継ぐ権利のある関係者が豪邸に呼び寄せられるも、そこで事件が起きてしまう…というコメディタッチのミステリー、ポーランド映画らしい。ストーリーはそれなりに二転三転するので、ネタバレなしで感想を書くのは難しく…特に序盤の展開については、次に明記する“あらすじ”からネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な方、近日中にこの作品を鑑賞予定の方は…以降の文章は読まないでください。

 

かつてクイズ番組の司会者として名を馳せ、発明家としても活躍した富豪の“おじ”ヴワディスワフが死去…遺言の開封に立ち会うため、大学教授のダヴィドは、妻ゾシャ、娘ヨスカ、息子ヘンリックを伴い、“おじ”の住んでいた屋敷へと向かう。その途中、30年ぶりに“いとこ”のナタリア、カロルと再会。2人もそれぞれのパートナーを同伴(カロルはゲイ)し、屋敷に向かうところだった。その後、遺言の開封時に、“おじ”の死が偽装だったことが発覚も、特許権の相続を賭けたたゲームは予定通り行われることに。しかし、翌朝になり“おじ”の死体が発見され…。

 

妻と娘・息子、家族4人で“おじ”の屋敷にやって来た地味なおっさん…職業は大学教授が主人公?一応、物語の語り手となっており…その都度、このおっさんのモノローグで状況説明がされたりする。“おじ”はポーランド初のクイズ番組の司会者として有名で、発明家としても活躍…たとえるなら誰だろう?有名クイズ番組の司会者というと、大橋巨泉、関口宏、みのもんた…人を小馬鹿にした感じのところは、みのもんたあたりが似ているだろうか?そこにドクター・中松の設定もぶちこんだような感じとでも考えてもらえばOK。だから、めっちゃ金持ちなのねん。

 

その“おじ”が死んだので遺言の開封に立ち会うことに…おっさん以外にも、“おじ”の姪や甥、おっさんの“いとこ”たちもその場に集められていて…それぞれパートナー、姪(50近そうだけど、年齢サバ読みしてそう)は年下の男、甥は同性の婚約者を伴っていた。いざ、“おじ”の執事だったじーさんが、遺言の開封を行うと…“貯金と不動産を売却した資金は…すべて養護施設に寄付する”という内容だった、一同…あ然。しかし、遺言にはまだ続きがあり…“おじの発明品の特許を賭け、相続者を決めるゲームを行う”という…これには、またも一同、あ然とする。

 

追い打ちをかけるように…死んだはずの“おじ”がひょっこり出てきて、死んだのは嘘だよと。ただし、発明品の特許を賭けてゲームをするというのは本当だという。ゲームは翌朝スタート、“おじ”は楽しみにしていると言い残して、その場はお開きとなるのだが…翌朝になって、今度こそ、本当に“おじ”は死んでしまう。しかも、どうやら他殺らしい…“刑事”もやって来て、厳しい追及を受ける関係者たち。犯人は屋敷の中にいる人物なのか?さらには、刑事の“遺言は有効だ”という言葉を聞き、色めき立つ一同は、特許を得るためのゲームに挑むことになる…。

 

生前の“おじ”が残したヒントを手掛かりに…家探しを始めると、なんと地下には“クイズ番組のセット”が組まれていて…そこで、参加している各々のパーソナルにまつわる出題がなされることに。なんだかおかしいと感じながらも、最初は“協力”しながら、時にはそれぞれ駆け引きを繰り広げながら、“おじ”が残した仕掛けを解いていく。莫大な財産になるらしい特許を無事に見つけることができるのか?ちなみに、さすがにもう“おじ”は生き返りません、本当に殺されました、そして真犯人が関係者の中に潜んでいます。誰がどうやって真相を看破するのか?

 

後半に入ると、発明家の“おじ”が研究中だった…変な自白剤を小道具にするので、ミステリーとしては若干、ご都合主義も否めないなという部分もある。もっといとこ同士で、骨肉の争いを繰り広げる、連続殺人に発展するのかと期待していたが…実際は、その逆…みんなで一致団結して、難局を乗り越えましょうというお話になっていく。結局、死んだのは“おじ”だけだったのも、ちょっと物足りないかな。最後の真犯人の“あぶりだし”方法も…なんか雑だったな。「ナイブズ・アウト」シリーズあたりの雰囲気にも似ているかもしれんが、あそこまでの魅力はないな。

 

 

監督:シルヴェステル・ヤキモフ

出演:マチェイ・シュトゥル ガブリエラ・ムスカワ フラネック・スウォミンスキ ユゼフィナ・カルンコフスカ

 

 

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