バーナデット ママは行方不明(2021年) | 勝手に映画紹介!?

バーナデット ママは行方不明(2021年)

バーナデット ママは行方不明

 

WOWOWでエアチェックしておいた「バーナデット ママは行方不明」を鑑賞…「TAR/ター」のケイト・ブランシェットが、リチャード・リンクレイター(語れるほどリンクレイターの映画って見たないけど、オイラ的には「スクール・オブ・ロック」の監督として認識)とタッグを組んだコメディ映画。嘘、コメディだったの?タイトルの印象からてっきりサスペンスかミステリーだと思ってた。普段、WOWOWで鑑賞した作品は、DVDまたはブルーレイのジャケ画像(Amazonのアフィ画像)を載せてるが、正面を向いてる画像がなかったので、配信のアフィ画像を拝借してます。

 

シアトルで暮らすバーナデットは、かつて天才建築家と呼ばれたこともあったが、今はマイクロソフトで働く夫エルジーと、15歳の娘ビーと暮らす専業主婦になっていた。バーナデットは極度な人間嫌い、家族以外の人たちとの交流もほとんどなく、逆にご近所トラブルを抱えているくらいだ。そんなある日、ビーの中学卒業祝いで、家族揃って南極旅行へ行こうという話が持ち上がる。バーナデットもビーのために前向きに準備を始めるのだが、その一方で、不安も増していき…。やがてある事件が発覚し、バーナデットは突然行方、1人でどこかへ行ってしまった!

 

人嫌いで、情緒不安定なママ、ケイト・ブランシェットは…ご近所さんとトラブルを起こしている。今まで、優しくサポートしてきたマイクロソフト勤務(わりとエリート)の旦那ビリー・クラダップも、かなり手を焼いてる様子。ただし、1人娘は、なんだかんだママの味方。しっかりママの言葉にも耳を傾け、いちゃもんつけてきたお隣さんにも啖呵を切る!そんな娘の提案で、家族で南極旅行へ行こうという計画が持ち上がり、ママも賛成するんだけど、人嫌いが災いして…準備段階から挙動がおかしくなる。さすがの旦那もお手上げ…さらに追い打ちの事件が発生する!

 

それこそ…誘拐などママが犯罪に巻き込まれるのかなと思っていたら、ぜんぜんそんな展開にならない。いきなり自然災害が起きてビックリしたけど、コメディなのでそこまで重苦しい展開にはならなかったし。物語の進行はややまったり気味だけど、とにかく情緒が不安定なので、まくしたてるように早口で喋るケイト・ブランシェットの勢いに飲まれて、なんとなく見てしまう。そんでもって、油断してると…ちゃんと犯罪に巻き込まれてたママ。胡散臭いFBIとか出てきて、最初は“嫁が事件に巻き込まれてる”という話で、旦那も騙されているのではないかと疑った。

 

さすがに、そんな複雑な展開にはならず、とんでもな事件に巻き込まれちゃったせいで、突然、ママは出奔!旦那は嫁さんを精神病院にぶちこんで、娘と2人で旅行しようという計画を立てていたのがだいぶショックだったらしい。ここでようやく“ママは行方不明”になったな。そのうち帰ってくるだろうと、とりあえず南極旅行も中止だと冷たくあしらおうとする旦那に対し、娘が“ママの行き先の手がかり”を見つけてきて…ホラ、2人で追いかけるよとなる。はたしてママはどこへ行った?無事に見つけ出すことはできるのか?夫婦仲は元に戻すことができるのか?

 

後半は、当初の予定とはだいぶ違ってしまったものの…南極行きが実現、美しい自然をバックに、壮大な夫婦、家族の再生物語が展開されていく。出だしは、なんだこれって思って見てたけど…ママの奇行を見ているうちに、この家族がどうなるか、最後まで見守りたくなるから不思議だ。途中、娘が尺八で童謡の“ぞうさん”を披露するというシーンが出てくきて、これがもし日本の作品だったら“尺八とぞうさん”という組み合わせに、なんか下的な暗喩じゃねーかと深読みしたくなるところだが、洋画だからさすがにそれは考え過ぎだろうと、アホな想像を切り捨てる!

 

 

監督:リチャード・リンクレイター

出演:ケイト・ブランシェット ビリー・クラダップ エマ・ネルソン クリステン・ウィグ ローレンス・フィッシュバーン

 

 

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バーナデット ママは行方不明

バーナデット ママは行方不明






 

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