ドライブアウェイ・ドールズ(2023年) | 勝手に映画紹介!?

ドライブアウェイ・ドールズ(2023年)

ドライブアウェイ・ドールズ(2023年)

 

【鑑賞日:2024年6月8日】

 

本日公開初日の「ドライブアウェイ・ドールズ」を地元シネプレックスにて鑑賞してきた…1日の上映回数が3回、初回上映時間が午後1時と、ちょっと中途半端な時間からだったんだけど…時間のやりくりをして、なんとか見に行ってくることができた。やっぱ…朝は早すぎるのもアレだけど、だいたい9時半から10時くらに上映スタートの回があると、一番助かるんだけどな。えーと、コーエン兄弟の、確か弟の方だっけか?イーサン・コエーン単独の監督、脚本によるコメディタッチのロードムービー…劇場で予告を見た時から気になってた、絶対見たいと思ってた。

 

自由奔放なレズビアンのジェイミーは、恋人のスーキーと喧嘩別れをしてしまったが、その直後、叔母のいるタラハシーに行くという友人のマリアンに同行することに。2人は“他人の車を目的地まで配送するサービス”を利用し車を調達、長距離ドライブで出かけることに。途中、寄り道して観光を楽しもうとするジェイミーに振り回されながら、徐々に今まで以上の深い仲に発展しかけていく…。一方、そんな2人の乗っている車の本来の持ち主であるギャングたちが、車に積んである謎のスーツケースを奪い返そうと、2人の行方を躍起になって探しており…。

 

いい女をみると直ぐにヤリりたくなる、ヤリマンビッチなレズビアンのジェイミーは…ぽっちゃり系の恋人がいたんだけど、その性格のせいで喧嘩別れしてしまう。そんな時、見た目堅物な友人マリアンが…タラハシーへ行くことになり、ジェイミーも同行することに。他人の車を目的地まで届ける、配車の仕事を利用し…旅費を浮かせることにした2人だったが、乗り込んだ車は、もともとギャングが所有している車で、その中には“何やら怪しげなヤバいブツ”が積み込まれていた。それに、配車の担当業者の手違いで、2人が乗り込んでしまい、ギャングに追われる。

 

2人は…そんな事態になっているとは知らずに、あっちへ寄り道、こっちへ寄り道、レズビアンならではのお楽しみや、トラブルを繰り広げていた。マリアンの方も実はレズビアン…ジェイミーとは“友達”を強調してたんだけど、今回の旅で徐々に距離が縮まり、絆が深まり…。せっかくいいムードになってるのに、とうとうギャングが追いついてきて…。冒頭は、物語のキーになる“謎のケース”を巡る、なかなかバイオレンスな見せ場から始まるのだが…怖さよりも、可笑しさが増しており、思わずクスリ。「ブラッド・シンプル」や「ファーゴ」を思い出すブラックな面白さだ。

 

場面は変わり…ジェイミーと恋人スーキー、レズビアンの激しいファックシーンが繰り広げられるんだけど…その行為を邪魔するように、真面目そうなマリアンが電話をかけてくると。職場では同僚男性から口説かれたりもしてるんだけど、塩対応であしらうマリアン、そりゃ…レズビアンなんだから男には興味ないわけだよな。色々と面白おかしい細かいドラマがありつつ…2人でタラハシーに向けて長距離ドライブに出かける。このあたりのヒロイン2人の珍道中、ちょっとしたボタンの掛け違いで、犯罪に巻き込まれていく感じは…かなり「ビッグ・リボウスキ」感もある。

 

破天荒なLGBTなキャラクターたちを面白おかしく笑いに変え、皮肉りまくったエロとギャグで見せているんだけど、最後には2人の性癖、関係を肯定してもいて…あくまで、そっちに興味のない、ストレートなオイラの感覚だけど、内容のわりに、気負わず軽く見れちゃったなと。いかにもコーエンというシュールで、バカバカしい感じ。後半で急に出てくるマット・デイモンなんか最高でして…「オッペン・ハイマー」に出てた役者と本当に同じ人なのか?ってくらいの、おまぬけぶり。いや、マット・デイモンって、本来は…こういうアホっぽい役の方が似合うんだよね(笑)

 

 

監督:イーサン・コーエン

出演:マーガレット・クアリー ジェラルディン・ヴィスワナサン ビーニー・フェルドスタイン マット・デイモン

 

 

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