三体 シーズン1(2024年) | 勝手に映画紹介!?

三体 シーズン1(2024年)

 

再加入中のネトフリで話題のドラマシリーズ「三体」のシーズン1、全8エピソードを見終わった。気になっている作品だったので、加入直後に1話だけ先に見ていたんだけど、正直…“なんだか小難しい話だな”って、それっきりになってたんだけど、いつものようにメンバーシップキャンセル予定の1か月がそろそろ近づいてきたし、ちょうどシーズン2の制作決定を報じるニュースなんかも目にしたので、ここで一気に見てしまおうとちょっと頑張ったよ。原作小説は未読、WOWOWで放送(終了)、配信してる中国版(30話もあるらしい)の方もまったく見ていない…。

 

世界中で科学者が怪死する事件が続発…そんな中、オックスフォードでもヴェラ・葉教授が謎の自殺を遂げた。報せを受けたかつての教え子で、それぞれの道に進んでいる天才学者オギー、ジン、ソール、ジャック、ウィルの5人は、ヴェラの葬儀に出席するため、久しぶりに集まる。そんな中、オギーは不可解な現象に悩んでいた。ちょうどヴェラの死の報せを聞いたころから、“謎のカウントダウン”が目に映るようになってしまったのだ。やがて接触してきた謎の女が、カウントダウンを止めるには、オギーの取り組んでいる研究を止めることだと忠告してきて…。

 

ネトフリ版は原作のオイシイところをかいつまんで、更にアレンジを加えて映像化されてるらしいんだけど…それでもこのシーズン1だけだと、もちろん話は投げっぱなし状態で終わってしまう。1話目あたりは、登場人物の関係性、立ち位置が掴めず、さらには現在と過去が錯綜しながら同時に進んでいくので、余計にわけがわからなかったんだけど…科学者の連続怪死事件、女性科学者の目に映る謎のカウントダウン、明らかにオーバーテクノロジーのVRゲームなどが、どうやら、宇宙人の侵略に関係してるらしいとわかったあたりから話は面白くなったね。

 

そっか、やってることは知的な「インデペンデンス・デイ」なんだな。っていうか、宇宙人が攻めてくるのは、どうやら400年後の話、今すぐじゃないんだけど、今から対策を練っておかないと、そんな未知の強大な敵と対等に戦えるわけがないだろうってことで、色々と議論が白熱。それどころかはなっから宇宙人を敵とみなしてる者もいれば、神のような存在だと崇めるような連中も出てきて…人間同士でも醜い争いが起きていくわけで、その渦中に、若い学者たちも巻き込まれていく。今を生きるのが精いっぱい、400年後なんて知ったこっちゃねーよが本音だよな。

 

タイトルの“三体”っていうのが宇宙人のことだったんだけど…作中に登場する、この“三体”を崇めている連中、組織が、まさに「インデペンデンス・デイ」のビルの屋上で、UFO来たぜうぇ~ィってやってて、真っ先にビーム喰らって爆死するヤツらみたいだったなって思った。ああいう馬鹿のせいで、より人類が危険になる。まだ実際には、宇宙人の侵略なんて起きてないんだけど…おいおい「バイオハザード」のトラップじゃねーか、みたいなエグい展開、描写なんかもあったりしてびっくり。こいついいなと思ってた推しキャラが、思いのほか早めにいなくなることも。

 

エピソード1で、カウントダウンが見えちゃうおねーさん(冒頭に貼った予告映像のサムネ画像の人)がてっきりメイン主人公なのかなと思ったら…最初はそのおねーさんの単なる友人ポジにしか見えなかった地味系のアジア人のねーちゃんの方が、後半ではどんどん出番、活躍が増えていった印象。原作が中国の作品だけに、やっぱりそういうのは意識しているのかな?続きは気になるけど、シーズン2の登場まではまだ時間がかかりそうだよね。原作も読むのが大変そうだし、WOWOWで配信している中国版を見たら、この先の展開ってわかるのかな?

 

 

監督:デレク・ツァン アンドリュー・スタントン ミンキー・スパイロ ジェレミー・ポデスワ

出演:ジェス・ホン リーアム・カニンガム エイザ・ゴンザレス ジョヴァン・アデポ ジョナサン・プライス

 

 

【とりあえず原作小説はこれなのかな?】

三体 (ハヤカワ文庫SF)

三体2 黒暗森林 上 (ハヤカワ文庫SF)

三体2 黒暗森林 下 (ハヤカワ文庫SF)

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