バッドランド・ハンターズ（２０２４年）
再加入中のネットフリックスでネトフリ独占配信のオリジナル映画「バッドランド・ハンターズ」を鑑賞…マ・・ドンソク兄貴主演の韓国映画で、配信が開始されたのは今年の1月末頃とのこと。大地震のせいで荒廃した世界を舞台に、ハンターのドンソク兄貴が、マッドサイエンティストにさらわれた知人の女の子を救出しに向かうが、まるでゾンビのように不死身な兵士軍団が立ちふさがる！といった感じのアクション。ドンソク兄貴がゾンビと戦うといえば…「新感染 ファイナル・エクスプレス」あたりを直ぐに思い出したりもして、けっこう期待が膨らんだけど…はたして？
大地震のせいで荒廃してしまった世界…ハンターのナムサンとジワンは、自分たちが狩った獣の肉と、村人たちが持ち寄った日用品とを物々交換する商いをしていた。ナムサンたちには、祖母と暮らすスナという目にかけている少女がいたのだが…ある日、“人類の未来には若者が必要”と唱える有志のリーダーが現れ、スナたちをソウルにある快適な施設に招きたいという。病気の祖母も治療が受けられるということで、スナはソウル行きを承諾するのだが…その話には裏があった！スナの身に危険が迫っていると知ったナムサンとジワンは救出に向かうが…。
娘を助けるために、子供を誘拐して人体実験を続けるマッドサイエンティスト…あと一歩で成果が出るというところで、警官（？）たちに踏み込まれて捕まりそうになる。まさに、その瞬間…グラリと大きな地震がやって来まして、目の前の高層ビルなんかも、あっという間に崩壊してしまう！その地震から3年後がメイン舞台…地震のせいで世界は荒廃してしまっており、復旧の目途はたっていない様子。そんな世界でも、生き残った人々はなんとか生活を続けているが、とにかく水は貴重！みんなようやく見つけた泥水なんかをろ過して、なんとか飲み水を確保している。
ドンソク兄貴は舎弟（？）の若者と一緒に野生動物を狩るハンター…狩った獣の肉を人々が寄り集まっている集落に持ち込み、他の生活必需品とを物々交換する商いをしている。ドンソク兄貴は、“祖母と2人で暮らす10代の女の子”のことを目にかけており、舎弟の若者はそんな女の子に“ホの字”なんだけれども…ある日、小奇麗な恰好をした教師を名乗る連中がやって来て、10代の子供がいる家庭を優先し、衣食住を保証した快適な施設に来ないかと“祖母と女の子”を誘う。ばーさんはその話に乗り気で、ばーさん喜ぶならと、女の子も承諾するのだが…。
本当は、一番最初に出てきたマッドサイエンティストが生き延びてて、相変わらず“子供を使った人体実験”を継続…快適な生活を餌にやって来た、子供やその親を洗脳して、実験を繰り返していた。小奇麗な恰好した連中はマッドサイエンティストの手下であり、マッドサイエンティストは宗教団体の教祖のように崇められる存在になっていたのだ。さらには実験の副産物で…無敵になる薬物が開発されてて、それを投与された元軍人が撃たれても、刺されても、何度でも復活！女の子の窮地を知って、助けに来たドンソク兄貴たちの前に立ちふさがることになる！
物語序盤、弓矢でワニを仕留めようとするも、失敗して、逆に襲われる舎弟…そのピンチに颯爽と現れたドンソク兄貴が、ナタ状の武器を一振りしただけで、あっという間に狂暴なワニの頭を叩き斬るという豪快なアクションに掴みはOK…マ・ドンソク映画としてのいつもの安定感を悟る。その後も、ゴリラ呼ばわりされたドンソク兄貴が、荒くれどもたちを片っ端から拳でぶん殴って、ブチのめす姿は、いつもの通り爽快。ほぼゾンビと化している軍人たち相手にも一歩も引かず、冷静に分析し、直ぐに弱点を見破る。あのデカさで、スピードもあるドンソク兄貴、最強！
敵を前にし、背中に背負ったナタを取り出そうとするも…なかなか手が届かず、取り出せなくて、右往左往するドンソク兄貴がお茶目で可愛らしい…ザコ相手にはナタをショットガンに持ち替えて応戦。そして中ボスくらいの相手になると、やっぱり拳だ！ドンソク兄貴のアクションは充分に堪能できたものの…マッドマックス風荒廃世界でゾンビものというせっかくの世界観と設定があまり活かされていなかったところもあり、ストーリーに突出したものがなかったのは残念だな。序盤の“水のろ過”とか“物々交換”とか、SFっぽい見せ方はけっこう面白かったんだけどな。
監督：ホ・ミョンヘン
出演：マ・ドンソク イ・ヒジュン イ・ジュニョン ノ・ジョンウィ アン・ジヘ パク・ジフン チャン・ヨンナム
【オイラもネトフリ見るのに使ってます！】
Fire TV Stick 第3世代 | HD対応スタンダードモデル |
