バービー(2023年) | 勝手に映画紹介!?

バービー(2023年)

バービー ブルーレイ&DVDセット(2枚組)

 

ちょっと前にWOWOWでエアチェックしておいた「バービー」をまだ見ていなかったので鑑賞する…再加入中のネトフリとかでも見れたけど、WOWOWで録画してからゆっくり見ようと思っていた。ぶっちゃけバービー人形なんて触ったこともないし、まったく興味もない…基礎知識はほぼゼロだ。DC映画のハーレイ・クイーン役でお馴染みマーゴット・ロビーは好きな女優だけど、予告を見た時から…“これはオイラの見る映画じゃない”と思い、劇場鑑賞は直ぐにパスしたけど、社会現象になったり、思いのほか大ヒット…アカデミー賞までノミネートされてたからな。

 

パーティー、ドライブ、サーフィン…様々なバービーやケンが、毎日のように楽しそうに暮らしている完璧な世界“バービーランド”…しかし、その中の1人、典型的なバービーにある日、異変が起きる!そこで変てこハウスに住む変てこバービーに相談すると…現実世界でのバービーの持ち主が原因ではないかと判明する。問題を解決するため、人間の住む現実の世界へ向かうことになったバービー。恋人のケンも…バービーもこっそり後をつけてきて、一緒に行動することに。やがてバービーは持ち主のサーシャを探し当てるが、厳しい現実に直面する!

 

予告などの印象、情報から…オイラが真っ先に思い出したのは、現実世界の人間が、50年代のモノクロテレビドラマの世界に入り込んでしまい、中の人たちと交流したことで、その世界の人々が“現実的な思考を持ってしまって、どんどんリアルに、生々しくなっていく”というコメディ「カラー・オブ・ハート」だった。あれは現実世界の人間が、創作の世界にまぎれ込んで起きる変化だったけど…こちらは“人形”のバービーたちが、現実世界に飛び出してきたことで、変化が起きるのね。でも、映画で描かれた“人間の世界”も、そこまで現実的ではなかったね。

 

バービー人形を作っている企業の人間たちが、人間界(現実)と…バービーたちの世界に境界があって、行き来できたりするというのをちゃんと認識してるのね。へぇ~、そういう設定なのね。どうしてそんな設定なのか?っていうのも、あまり突き詰めちゃいけないみたいで…バービーが人間界に行く方法を自分たちの世界で知らべてる時に、詳しい説明を途中で投げちゃったりしてて、なるほどそういうのは考えちゃいけない映画なんだと、無理やり納得した。でも、まぁ…評判通り、色々なメッセージはつまってたけど、あの独特のノリ、ちょっとオイラは苦手だな…。

 

序盤の、色々な種類のバービーやケンが大量に出てくるところで、脳がバグってなんともいえない気分になった。バービーがスピードの出ない車で、街中を移動したりする、ああいう映像も、なんか生理的に合わなかった。バービーたちが現実の人間の世界に飛び出したり、その逆に…人間たちがバービーたちの世界にやってきたりして、色々と変化が起きるあたりになると、まぁ、コメディとしての面白さも若干、味わえるようになり…一見、フェメニズムがどうたらこうたらに見えるけど、実は何事もバランスと調和が大事だというメッセージも理解はできたけどね。

 

あとは冒頭から「2001年宇宙の旅」オマージュが入ってるように、随所に、名作のオマージュ、リスペクト、パロディが入ってて、シネフィルに媚びてる感も味わいつつ、お気に入り作品のネタが出てくると、思わずニヤリとしてしまう。この映画のWikipediaを見たら…監督が公言している、影響を受けた映画っていうのがリストアップされていた。オイラは…バービー(M・ロビー)が初めて変てこハウスに足を踏み入れるシーンは、てっきり「ブレードランナー」のセバスチャンの部屋のブリスのシーンのオマージュかと思ったけど、リストに入ってなかった、違うのかな?

 

 

監督:グレタ・ガーウィグ

出演:マーゴット・ロビー ライアン・ゴズリング アメリカ・フェレーラ アリアナ・グリーンブラット ウィル・フェレル

 

 

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