キル・ショット ネイビーシールズ＆ＦＳＢ特殊部隊（２０２３年）

ＷＯＷＯＷのアクション映画特集でエアチェックしておいた「」を鑑賞…麻薬取引の金を積んだ飛行機がモンタナ南部にある山脈に墜落、たまたまシカ狩りにやって来ていたガイドと客が、拾った大金をパクろうとしたことから悪党に追われてしまうというアクション。ＷＯＷＯＷ公式ページのあらすじは男性主人公視点だからまだ直接的な表現は避けられていたけど、Ａｍａｚｏｎなどに載ってるヒロイン視点で書かれたソフトメーカーのあらすじは“たぶんそうだろう”と思っていた完璧なネタバレを最初から書いてます。

※この感想も最後でネタバレを記述してます…公式がやってるんだからいいよね？

世界最大のケシ産地となったアフガニスタンで…取引に絡んだ大金入りのアタッシュケースが、武装集団に襲われ強奪される。武装集団は奪取したケースを仲間がカナダまで運ぶことになっていたのだが…途中、米モンタナ州の南部にあるベアトゥース山脈に墜落！武装集団たちは回収に動き出す。一方、元ネイビーシールズ隊員のジャクソンは、ある事故がきっかけで妻と離婚、今はベアトゥース山脈でシカ狩りのガイドをしていた。ある日、女性客のケイトと一緒に仮に出掛けたジャクソン…山中で飛行機パイロットの死体と大金入りのケースを発見し…。

一瞬、昔大好きだったレイチェル・リー・クックが出てるのかと勘違いしてしまったが…よーくキャストの名前を見たらレイチェル・クックさん（DVDジャケ画像の女優）、あれま、別人だった…まぁ、元モデルという経歴だけあって、ルックスはそれなりに可愛らしい。というか、エロい…。ソフトメーカーのあらすじだと、このレイチェル・クック演じるヒロインの視点で内容が書かれてるんだけど…実際は、ある理由で嫁さんと不仲になり、浮気までされ、失意のどん底でバツイチになった…元ネイビーシールズ隊員のシカ狩りガイドのおっさんの方がメイン主人公でした。

ヒロインは客としてガイドのおっさんを雇うわけだけど…初対面から色目を使いまくり。完璧に誘ってる！おっさんの方も…嫁さんと別れたばかりで悶々としているのか、けっこう見惚れてる感じで、意識しまくってる。ただし、ガイドの立場をわきまえ…ちゃんと一線を引いてるようだ。この男女2人でシカ狩りに出発…獲物を求めてさまよっているうちに、おっさんが、木にぶら下がった死体と、その下に落ちている大金入りのアタッシュケースを見つけてしまう。それは冒頭で描かれた、アフガニスタンの麻薬取引（途中で武装集団が強奪）に絡む大金だと思われる…。

おっさんは客であるヒロインにも内緒でそれをネコババ…とりあえずキャンプ地に戻って、翌朝を迎える。早朝、おっさんがコーヒーを淹れてるところに、なぜか黒いパンティ姿で起きてくるヒロイン…目のやり場に困って“ズボンをはけ”と命じるも、さりげなく“ロシアの寄宿学校を思い出す…”とその恰好を押し通す。なんだ、ロシアの女は毎朝、パンティ姿で男を誘うのか？いやいや、そうじゃなくて…サラっと“ロシアに関係ある発言”するヒロイン。まさに、その直後…どこからともなく銃撃される2人。トランクの奪還を目論む悪党たちが現れ、襲撃してきたのだ！

“俺が金をパクったからだ”と反省し、ヒロインに詫びるおっさん…ヒロインもパンテイ姿で逃げ回りながら、状況を把握し、“逃げ延びたら金は山分けよ”となかなか“したたか”な面を見せる。まぁ、あとは自然豊かな山岳地帯を舞台に大金入りアタッシュケースを巡る争奪戦が展開されていく。さすがに途中でズボンをはいてしまうヒロイン…でも、わざと“太ももを顕わにする”ようなシーンがあったり、明らかに意識したお色気シーンがところどころで挿入。武装集団がすぐそこまで追いかけてきてるのに…「めぞん一刻」の五代くんばりの妄想をするおっさん！

正直、アクションシーン…とりわけ銃撃戦が素人のサバゲー感。迫力がまったくないのが残念なところではあるのだが…完璧にお色気要員だったヒロインの功績でまぁ、見ている間はそれなりに楽しい。思わせぶりなロシア人発言、銃も撃てるし、武装集団相手に格闘もできるって点で…なんとなくヒロインの正体は見抜ける。っていうか余計な邦題タイトルでもほぼネタバレしとるんやけど、案の定女スパイでした設定…後からＡｍａｚｏｎでメーカー公式のあらすじを読んだら、彼女視点で書かれていて、頭ではっきり“FSBスパイ”と書かれている…完璧なネタバレだ。

監督：アリ・ノヴァク

出演：リブ・ヒリス　レイチェル・クック　ボビー・マキシマス　マーラ・オハラ　マーク・マーフィ　アリ・ノヴァク

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