ロードハウス/孤独の街(2024年) | 勝手に映画紹介!?

ロードハウス/孤独の街(2024年)

ロードハウス/孤独の街

 

昨日からアマプラで配信開始されたオリジナル映画「ロードハウス/孤独の街」をさっそく鑑賞…なんと、こちらは1989年に故パットリック・スウェイジが主演した同名映画「ロードハウス/孤独の街(当時のビデオタイトル:「ロードハウス/誓いのカクテル」)を「ナイトクローラー」「アンビュランス」のジェイク・ギレンホールでリメイクしたもの…オリジナルをリアルタイムで劇場鑑賞しているので、マジで楽しみにしていた作品だ。監督は「ボーン・アイデンティティー」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のダグ・リーマンなのでアクションにも期待が膨らんでいたのだが…。

 

元格闘家のダルトンだったが…プロ引退後は、ほそぼそと賭け試合などに出て生活を送っていた。そんなダルトンの前に…フロリダキースで酒場を経営しているフランキーという女性がやって来て、用心棒に雇いたいという。一度は依頼を断ったダルトンだったが、結局は引き受けることに。さっさく現地に向かうダルトン、フランキーの店“ロードハウス”は雰囲気も良く、ダルトンも気に入るが、確かにマナーの悪い客も多かった。ダルトンは店で暴れるバイカーたちを拳でたたき出すことに成功するも、バイカーたちの背後で、店を潰そうと暗躍する人物がいて…。

 

腕っぷしの強い主人公が、酒場の用心棒に雇われ…地元の悪党どもをぶちのめしていくと、基本ストーリーはだいたい一緒だったが、内陸部ミーズリ州の田舎町が舞台だったオリジナルから、リメイクでは、フロリダ州のフロリダキースに変更…太陽がさんさんと輝き、よりパリピ度がアップした印象を受けた。ちなみに、オイラがオリジナルを劇場で見た時は「007/消されたライセンス」が同時上映(昔は2本立ても当たり前)…その「消されたライセンス」の序盤の舞台が、同じフロリダキーズのキーウェストだったので…不思議なめぐりあわせも感じてしまった。

 

ジェイク・ギレンホール演じる主人公など…キャラ名は一緒のものも多かったが、用心棒を頼みに来る依頼人の酒場オーナーが、むさくるしいオッサンから、若い黒人美女になっていたりもする。てっきり、このオーナーが主人公とくっつくヒロインを兼ねるのかななんて思いきや、ちゃんとオリジナル同様、現地で美人女医と知り合い、いい雰囲気になっていく。ただ…オリジナルだと、わりと早い段階でイッパツやっちゃってたんだけど、そう簡単にくっつかないのが今風。っていうか、オリジナルと比べると露出は控えめ。最終的にどういう関係性になっていくのか?

 

主人公のバックボーンなども、オリジナルよりも丁寧…オリジナルでも“過去に人を殺してるらしい”という設定はあったもけど、今回の主人公は元有名格闘家であり、試合で起きたトラブルが、トラウマになっているところもある。回想の中で、観客が満杯になっているスタジアムを使っての試合シーンも描かれているなど、掛けるとこに金はしっかりと掛けている。全体のアクションに関しては、ジェイソン・ボーンシリーズなんかに携わっていたダグ・リーマンだけあって、リアル志向のものも多めだった。特に主人公が車で襲撃を受けるあたりの臨場感はなかなかだ。

 

ただ…オリジナルに比べると、爆破は少なかったかな?オリジナルでは、町の住人が悪党に嫌がらせを受けて、店に放火とかされちゃうんだけど…主人公たちが見てる前で大爆発したりするんですよ。他にも爆破や車のクラッシュは多め、クライマックスの銃撃戦なんかもド派手だった。今回もオリジナルと同じ名プロデューサーのジョエル・シルバーが製作を務めてるんだけど、あの頃は「ダイ・ハード」とか「リーサル・ウェポン」と同じ時期だからね(笑)とにかく景気のいいシーンが多かった。今回も店を放火される展開があったが、炎上してるところすらカット。

 

かといって、アクションが物足りないかというとそうでもない…酒場での大乱闘など、80年、90年代アクションを見ているような懐かしさも味わえる。それこそ、オリジナルを見た時の同時上映「007/消されたライセンス」の中でも酒場での大乱闘が描かれていて(ボンドがボンドガールのキャリー・ローウェルと待ち合わせしてるところに、殺し屋ベネチオ・デル・トロが乗り込んでるシーン)、またまた偶然の一致に思わずニヤリとしてしまった。クライマックスにかけてはフロリダらしい洋上での派手な見せ場、そして悪党との殴り合いによるタイマンバトルもあるんだ。

 

主人公と、他のキャラクターたちの関係性に違いもあったので、どうやってオリジナルのオチに近づけるのか?それとも全く違う展開が待ってるのか…似てるところもあれば、そうじゃないところもあって、こうまとめてきたかと、しっかり“オリジナルへのリスペクトと違い”を楽しめる。オリジナルの方ではサム・エリオット演じる主人公の助っ人がいたんだけど、そのポジションのキャラが出てこなかったか?あと、悪党たちがより間抜けになってて、途中からやってくる刺客が、けっこうヤバ目な奴であり、本来はコメディもいけるダグ・リーマンの色はかなり出ていた。

 

 

監督:ダグ・リーマン

出演:ジェイク・ギレンホール ダニエラ・メルシオール コナー・マクレガー ジェシカ・ウィリアムズ

 

 

【アマプラ会員なら無料で視聴できますよ!】

ロードハウス/孤独の街

ロードハウス/孤独の街






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!