忌怪島/きかいじま(2023年) | 勝手に映画紹介!?

忌怪島/きかいじま(2023年)

 

WOWOWでエアチェックしておいた「忌怪島/きかいじま」を鑑賞…清水崇監督のホラー新作とのこと。賛否両論あった、ここ最近の“恐怖の村”シリーズは、オイラ的にけっこう好みで…清水監督のライフワークとして、ずっと続けて欲しいなと思っていたところなんだけど、今回は新たな題材にいったんリセットみたいだ。村から島へ…今後は“島”シリーズになるのだろうか?(あくまで個人的な見解)。主演のあんちゃんはジャニタレらしいのだが(よく知らない)…伊藤歩、山本美月といったお気に入りの女優さんが出ていたので、特に拒絶することもなく見れた。

 

天災脳学者・片岡友彦は…VR研究施設“シンセカイ”のチーフ科学者・出井文子に招かれ、シャーマンの風習が残っている島にやって来た。迎えにやって来たプログラマーの山本に連れられさっそく施設に向かい、他のスタッフとも対面を果たすのだが、その中に出井の姿がなかった。なんと片岡を招待した直後に出井は不可解な死を遂げていた。やがて出井が被験者にしていた地元男性・園田も不審死している事実が判明、偶然知り合った園田の娘・環に頼まれ園田の死を調べ始める。その方法は自分の研究にシャーマンの力を借りるというものだったが…。

 

冒頭で、ユーチューバーのアキナが出てくるんじゃないかなって、ちょっと期待してたんだけど、さすがに出なかったか。まったく“恐怖の村”シリーズとは関係なさそうなんだけど…“恐怖の村”シリーズで“何度も死んでる”アキナを演じているのと同じ女優さんが、秋奈という名前でチラリと登場してた。どうせならYouTubeではなく、TikTokでも始めてれば面白かったのにな、こっちの秋奈が…(笑)この女優さん、“アキナ”というキャラクターは…清水作品にとってのミューズ的存在なんだろう。最初の「犬鳴村」みたいに、もっと物語に深く関わらせてほしいな。

 

さて「忌怪島/きかいじま」の感想。霊媒師の風習が残ってるとある離島…そこでVRの研究開発をしている若者たちが、可解な仲間の死や怪現象に遭遇。新しくやって来た天災脳学者のあんちゃんが…自分が開発したVR技術と霊媒師のコラボで真相を解き明かそうとするも、余計に事態が悪化していく(笑)VRという、一見、最先端な題材とホラーを掛け合わせているように見えるけど…どことなく“呪いのビデオ”でお馴染み「リング」っぽくもあり、正直、ホラーとしてはそこまでの怖さや斬新さは感じられなかったものの、全体のテイストは今回もわりと好みです。

 

全編を通して暗めの画質、あのザラついてノイジーにも感じる、フィルムライクな画調が、安定の清水演出と相まって、ちゃんとホラー映画を見ているという気分にさせてくれる。逆に“恐怖の村”シリーズにあった、ワイワイとツッコミできる遊びの要素がもうちょっと欲しかったか?意外とちゃんとしすぎちゃってるので…地味さが拭えない。メインヒロインポジだと思う、山本美月のスタイルの良さを堪能する映画でもあるよな…あのスラリと伸びた美脚、脚線美がオジサンにはたまらなかった。他の若手女優さんたちとの絡みも多いので…余計に際立って見えたよね。

 

 

監督:清水崇

出演:西畑大吾 生駒里奈 平岡祐太 水石亜飛夢 川添野愛 笹野高史 當真あみ 伊藤歩 山本美月

 

 

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