チャイニーズ・ウォリアーズ/中華戦士(1987年) | 勝手に映画紹介!?

チャイニーズ・ウォリアーズ/中華戦士(1987年)

チャイニーズ・ウォリアーズ/中華戦士 ニュー2Kリマスター版 [Blu-ray]

 

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」の初放送に合わせた、WOWOWのミシェル・ヨー特集でエアチェックした「チャイニーズ・ウォリアーズ/中華戦士」を鑑賞…ヨー姐さんが鞭をぶんぶん振り回しながら、日本軍相手に大暴れする戦争アクション。近年だと「イップ・マン」(確か1作目の序章だったかな?)なんかもそうだったけど、いわゆる抗日アクションというヤツなので…日本人が極悪人として描かれているが、そこさえ気にならなければ、問答無用で楽しめる痛快な娯楽作品。本作も2023年に初ブルーレイ化、今は容易に入手できるみたい。

 

愛機の飛行機を駆って、どんな場所へも荷物を届ける運び屋のミンミン…ある日、中国軍のロン大将からの依頼が舞い込む。その内容は、隣国ブータンへ向かい…カイ城の太守ヤウダを救出、広州に連れ出してほしいというもの。実はブータンには日本軍が侵攻しており、軍を率いる松井大佐は、この地に毒ガス兵器工場を建設しようと目論んでいたのだ。それに反発するヤウダは自身の救出と引き換えに、日本軍の機密資料を渡すという約束をしていた。依頼を受けたミンミンは…潜入中の特務員“天字1号”と合流すべく、さっそくブータンへと向かうのだが…。

 

冒頭、銃の運搬を請け負っていたヨー姐さん…売り手の商人と、山賊のアジトみたいな町に品物を届けるんだけど、案の定、売り手と買い手の間でトラブル(売り手をぶっ殺して代金を踏み倒そうとした)が起き、騒動に巻き込まれる。しかし、得意の鞭さばきで…山賊どもをバッサバッサとなぎ倒し、バカでっかい機関銃まで持ち出して、相手の戦意を喪失させ、ちゃっかり代金も回収して…颯爽と去っていくのだった。こんな度胸があり、腕っぷしも強いヨー姐さん…中国軍から、日本軍に脅されているブータンのお偉いさんを救出してきてくれと頼まれるのだった。

 

運び屋と考古学者という、職業に違いはあれど…鞭を器用に操る主人公って部分では、まさに中国版女インディ・ジョーンズといった感じの内容だ…本家のインディでは、だいたい主人公の行く手を阻むのが“ナチのクソ野郎”だけれども、本作ではそのポジションが日本軍になっているという感じですよね。ブータンの城下町に潜入したヨー姐さんは、現地で潜入中のスパイと合流する手筈になっていたんだけど、手違いが生じ…リチャード・ン扮する泥棒うをスパイと勘違いしてしまう。直ぐに人違いは判明するも…この泥棒も、気がつけば日本人相手に大奮闘。

 

この頃のヨー姐さんはルックスも可愛らしく…それでいて、他の作品同様めっちゃ強いので…どの出番、アクションを見ても、そりゃー魅力的なんだけれども、もう1人、メインキャストの中にいる女優さん、ブータンの太守のカノジョで、正義感が強く、ヨー姐さんたちの作戦にも協力的なチンジン(放送の字幕は“チンジン”という表記だったが…円盤のクレジットは“チンチン”となっていた)を演じるシンディ・ラウがめっちゃ可愛い…気になってググったけど情報がない。一部で“挽歌Ⅱ”に出てたレジーナ・ケントの別名って説明があったけど…そういえば似てるぞ!

 

紆余曲折、ピンチを乗り越え…日本軍の大部隊相手に、ヨー姐さんたちの反撃が始まるラスト15分、このダラダラ、延々と続く戦闘シーン…その合間にヨー姐さんの見せ場アクションが挿入される、この時代の香港映画っぽいお約束がなんか好き、安心して見ていられる。敵の中に“日本の学生服を着て日本人に成りすましている現地のオジサンたち”が大勢混じっているのはご愛敬(前半でも学生服のオジサンがわりと目立つシーンあり)…「ビー・バップ・ハイスクール」だっていい大人が学ラン着て大暴れしてたじゃん、あれと同じだよ…えっ、だいぶ違うって?

 

 

監督:デヴィッド・チャン

出演:ミシェル・ヨー 松井哲也 リチャード・ン イー・トンシン ローウェル・ロー シンディ・ラウ

 

 

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