ギャング対Gメン(1962年) | 勝手に映画紹介!?

ギャング対Gメン(1962年)

ギャング対Gメン [DVD]

 

月イチのスカパー無料デー、東映チャンネルの無料放送にて「ギャング対Gメン」をエアチェックしておいたので鑑賞…暗黒街のボス・丹波哲郎を倒すため、警察が元ヤクザの鶴田浩二に白羽の矢を立て、警察側の仲間に引き入れたうえでヤクザ稼業に復帰させ、抗争に見せかけて悪党を一層しようと企むっていう感じのアクション映画。鶴田浩二は訳ありの仲間を集め、少数精鋭で…丹波さん率いる巨大組織に挑んでいく。その他の出演者に千葉真一、梅宮辰夫、曽根晴美…監督は深作欣二。タイトルは聞いたことがあったけど、今まで見たことがなかった。

 

暴力団を内偵中だったGメンが立て続けに殺される…警察は辰村率いる三立興業の仕業で間違いがないと考えているが、その確証が得られず、手をこまねいていた。そこで、現在は足を洗い、運送業を始めていた元ヤクザの東島量次をGメンとして送り込むという作戦を思いつく。最初こそ、難色を示す東島だったが…三立興業に商売を邪魔されて、警察の申し出を承諾。招集された仲間と共に…辰村のシマへ乗り込むことに。その後、東島の腹違いの弟・修も強引に仲間に加わり、東島を兄の仇と追い回す殺し屋・黒木にもつきまとわれてしまうのだが…。

 

前述の通り…巷で幅を利かせているヤクザの丹波哲郎を倒すため、警察が元ヤクザの鶴田浩二をぶつけるという無茶な作戦を思いつく。鶴田浩二は“今は堅気だ”と、最初は申し出を断るんだけど…丹波さんの組織に、仕事を邪魔され、このままじゃ埒が明かないっていうんで、警察の話に乗ることにした。鶴田浩二は、少数精鋭で丹波さんの組織を攻めることに…運転が得意な車泥棒、昔馴染みの金庫破り、同じようにヤクザに泣かされてる元ボクサーのバー店主、そして…警察側から射撃が得意な強面刑事を1人加え、最初は5人で戦うつもりだった。

 

そこへ…年少(少年院)帰りの腹違いの弟・千葉真一が“俺にも一枚かませろ”としゃしゃり出てくる。しかし、鶴田浩二は無鉄砲なところがある千葉真一を危惧し、加入を認めず…怒った千葉真一は、勝手に丹波さん側の組織の用心棒になってしまう。といっても、これも兄・鶴田浩二を援護射撃するための作戦なんだけどね。その事実を知った鶴田浩二は、さすがに否定することはせず、仲間に引き入れるんだけどね。あともう1人、最初こそ…鶴田浩二の命を狙う殺し屋として現れた梅宮辰夫も、つきまとってるうちに…お互い命の貸し借りができ、仲間になる。

 

個人的には殺し屋の辰兄ぃが一番かっこよく感じて好きだな。っていうか、オープニングのクレジットで名前があったので、どこかに出てるのだろうというのはわかったんだけど、最初に辰兄ぃが出てきた時は、あまりにもスリムで、超イケメンだったので…辰兄ぃだって気づかなかったよ。初登場シーンは暗がりのシーンだったので余計にわかりづらかったというのもあるけどな、途中、明るいシーンでちゃんと見て、アレ…これが辰兄ぃだったのかとびっくりした。千葉ちゃんは…役柄としての見せ場はあったけど、後の主演映画のようなカッコよさはあまりなかった。

 

愚連隊みたいな少数精鋭で巨大組織に立ち向かう…組織が密造酒で銭儲けしているなんてあたりは、和製「アンタッチャブル」感もあったりして、面白かったですね。警察が元悪党を使って、悪党をつぶすという構図…ついでに車泥棒が仲間に加わったりするあたりに「ワイルド・スピード」シリーズっぽさもちょっと感じたりしたんだけど…カースタントはそこまで派手なものではなかったね。仲間内でも裏切り者がいたり、犠牲者が出たり…案の定、かみさんが人質になっちゃったり(笑)主人公側のピンチもうまく演出できていたので、最後まで飽きないで見れたよね。

 

 

監督:深作欣二

出演:鶴田浩二 富田仲次郎 織本順吉 千葉真一 曽根晴美 梅宮辰夫 佐久間良子 沢たまき 丹波哲郎

 

 

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