マダム・ウェブ(2024年) | 勝手に映画紹介!?

マダム・ウェブ(2024年)

 

【鑑賞日:2024年2月23日】

 

マーベル映画の「マダム・ウェブ」を地元のシネプレックスで鑑賞してきた。ユナイテッドシネマ系列の会員サービス、CLUB-SPICEの特典(割引)の仕様が変更になって初めて祝日に見に行ったので…料金が1500円だった。前は祝日でも毎週金曜日は1100円、今は平日ならいつでも1300円に変わったんだけど、祝日は割引が適用されても1500円なんだよな。祝日の認識はあったけど、映画料金の変更は失念。でも、もう見る気になってたので、200円高くても初日鑑賞してきたよ…。こういう時のために、無料で見るためのポイントを温存しておけばよかったなぁ。

 

ニューヨークで救急救命士として働くキャシー・ウェブ…ある日、救助活動中に、事故車ごと川の中に落ちてしまい、危うく命を落とすところだったが…仲間に助けられ、無事に蘇生を果たす。その時に、臨死体験のようなものを経験、その直後から…頻繁にデジャヴを見るようになり、自分の身に何が起きているのかと悩み始める。そんな時、列車内で…3人の少女が謎の男に襲撃されるというビジョンを見る。キャシーは咄嗟に、少女たち、ジュリア、アーニャ、マティを車外へ連れ出すのだが、マスクを被った無気味な襲撃者にしつこく追いかけられてしまい…。

 

マーベル映画でも、ディズニー系じゃなくて、ソニーの方のヤツですね。マーベル作品は原作の知識がないので、あくまで映画を見て知った情報、知識、印象しか持ち合わせていないんだけど、どうやら根幹には「スパイダーマン」の設定、世界観が関わっている感じがするよね。最近のディズニー系のように、他の映画やドラマを予習・復習する必要もなく、単独で見れるつくりになっているのは、“にわか”のオイラにはありがたい。それこそ「スパイダーマン」要素のほか、最終的に「X-MEX」や「デアデビル」っぽさも感じるけど…特に意味深オマケ映像はなかった。

 

いや…他のマーベル映画のように思わせぶりなオマケこそないんだけれども、劇中には未来のビジョンを見通せる能力を持った登場人物も出てくるので、今回の主要人物たちがヒーロー(ヒロイン)として活躍する姿なんかは本編の中で見せているんだよ。そのせいで誕生編というより、壮大な予告編感が強めになってしまった部分はある。女性キャラ同士のわちゃわちゃを楽しむ女子会要素は…それこそディズニーの方の「マーベルズ」と若干、被ってるかなと思ったんだけど、まだそこまで超人的な強さを見せるわけでもないので…ヒーロー映画としては地味。

 

むしろ…地味なところが新鮮でオイラは良かったと思うんだけど、“マーベル発の本格ミステリー・サスペンス”というキャッチコピー、謳い文句で想像していたような面白さがあったかというと、そうでもなかったかな?それこそ…マーベル映画の世界観、特殊能力やヴィランが存在する世界で、クリスティ原作作品や「名探偵コナン」(の初期映画)のように密室とかアリバイのトリックを解いて、殺人事件の真相を暴くような話なのだとばかり思っていたんだよ。実際は…将来、ヒーローになる女の子たちの命が狙われ、主人公が予知能力を駆使して護る話だったのね。

 

オイラの想像違いは横に置いておいて、”ミステリー、サスペンス”を強調しているわりに、展開が色々とガバガバなんだよ。偶然か、必然か…女の子3人と主人公が出会い、そこに敵が襲撃してきて、最初こそは半信半疑で反発しあうも、危険を一緒に乗り越えることで、気がつけば一致団結していたという、巻き込まれ型サスペンスのある意味、王道ともとれる展開なんだけど…いたるところで、雑さが目立つんだよ。お前、いつまで盗んだタクシー乗ってるんだよとか、あんなバカ強い敵がいるのに、女の子たちを知人に託し、主人公は1人でペルーに行っちゃうし。

 

ある場面で…自分たちが逃げるために、救急ヘリを呼び出すんだけど、それが敵の攻撃で撃ち落とされちゃうんですよ。お前ら、自分たちは最終的に助かって大喜びしてたけど…ヘリに乗ってた人たちはどうなったんだよ?序盤では、知り合いの“死”を重めに描いてたのに、赤の他人の“死”は軽い…ってか、ヘリが落ちるの予知しろよ!敵もさ…NSAの最新追跡システムとか奪って使ってて、主人公の正体にだって気づていたんだから、普通ならそこから女の子たちの潜伏先だって容易に突き止められるはず。1週間手掛かりなしってただの無能すぎるよな。

 

見てる間はそこまでつまらなくはないんだけど…微妙に残念な感じがしたのはオイラだけだろうか?いや、本作の展開を踏まえて、主人公と女の子たちが成長し、ヒーロー、ヒロインとして活躍する続編があるなら、それはそれで楽しそうだなって思ったけど、せめて…敵の正体、母親の死の真相なんかは、あんなにいきあたりばったりではなく、主人公がもうちょっと推理力、謎解き駆使して迫っていってほしかったな。ペルーでの調査なんかも、ろくに調べないうちに、“向こうから”答えがやってきちゃったじゃん。あくまで原作を知らない“にわか”の感想ですけどね。

 

 

監督:S・J・クラークソン

出演:ダコタ・ジョンソン シドニー・スウィーニー セレスト・オコナー イザベラ・メルセド タハール・ラヒム
 

 

【過去のソニーズ・スパイダーマン・ユニバース作品】

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