クイック&デッド(1995年) | 勝手に映画紹介!?

クイック&デッド(1995年)

 

NHKのBS放送、プレミアムシネマで…サム・ライミ監督、シャロン・ストーン主演の「クイック&デッド」を放送していたのでエアチェック。今からもう29年も前の作品になるのか?当時、劇場では見れなかったんだけど、ソフト化の際にレーザーディスクで購入して鑑賞。それ以降はDVD、ブルーレイで買い直さなかったので、あまり見る機会がなかった。前にどこかの映画専門チャンネルで録画した記憶はあるんだけど…焼いたBD-REがどこかへ行ってしまった。そういえば、Amazonの商品名表記“クィック&デッド Blu-ray”になってるねん…“ィ”じゃなく“イ”だ!

 

とある町に、エレンという女ガンマンが流れ着く…その町は、悪徳権力者ヘロッドにより牛耳られており、近々ヘロッドが主催する早撃ちトーナメントが開催されるという。優勝者には多額の賞金が与えられるということで、銃の腕前に自信のある者たちが参加者として名乗り出ていた…ヘロッド本人はもちろん、腕前を吹聴するキザな男エース、ヘロッドの息子だという若者キッドなど続々と参加者が決定!ヘロッドのかつての仲間で、改心して牧師になったコートも強制的に参加を命じられる。そして、エレンも参加を認められたが…彼女には、秘めた目的があった!

 

「女ガンマン・皆殺しのメロディ」のラクエル・ウェルチほどではないものの…セクシーな女ガンマンを演じるシャロン・ストーン姐さん。セリフ処理だけですまされたが、ディカプリオと“ナニした後”らしい、寝起きの乱れた姿がかなり色っぽい。フラリと町に流れ着き、そこで行われる早撃ちトーナメントに参加することになるストーン姐さん…最初は“女は無理”と拒絶されるんだけど、早撃ちを披露することで参加が認められる。実はジーン・ハックマン演じる悪徳権力者に復讐するのが目的で、参加を決めるも…色々な事情で他の対戦者と勝負をしなくてはならない。

 

途中、トーナメントなんて無視して、ぶっ殺しちまうかなんても考えるんだけど、結局、うまくいかない。結局、ハックマンと戦うには順当に決勝まで進まなきゃいけないのか?しかし、途中でブチ当たる牧師のラッセル・クロウが、実はかなりの難敵。牧師になる前はハックマンと一緒に悪党だったクロウ、仲違いし、改心し、牧師になったんだけど、それが気に食わないからハックマンによって、強制参加させられていたのだ。この2人は…お互いに“戦いたくない”と表明してもいたのだが、ストーン姐さんは倒さないとハックマンと対戦できないわけで、さてどうするのか?

 

それこそ約29年前に初めて見た時は、まだオイラも若かったので…アクション要素が強い、もっとアクティブな西部劇を求めていて、一瞬で勝敗を決まってしまう“早撃ち”メインの話に、若干、物足りなさも感じたんだけれども…今になって見直すと、この一瞬で決まる駆け引き、緊張感が面白く、この作品の魅力の一つだなとも思った。内容はけっこう忘れてたけど、ジーン・ハックマンとある人物との対戦で、ハックマンが相手のドタマをぶち抜いた時…後頭部にポッカリ穴が開いて、銃を撃ち終わったハックマンが見えるっていうショットだけは鮮明に覚えていたな。

 

すげーブラックかつ、クスリと笑ってしまうユーモアが入ってるあたり…あらためて、サム・ライミ作品らしいなって思える。メイン以外のトーナメントの各対戦をダイジェストっぽく見せるあたりの編集や映像表現などもけっこうトリッキーだった。最後はちゃんとストーン姐さんとジーン・ハックマンの一騎打ちが拝めるわけだけど、地面に映った影で勝敗がわかったりする演出とか、けっこうカッコいい。いかにも生意気そうな若造ディカプー、痩せててカッコいいラッセル・クロウ…「許されざる者」を彷彿とさせる悪役ぶりが最高なジーン・ハックマン、みんな良かったな。

 

 

監督:サム・ライミ

出演:シャロン・ストーン ジーン・ハックマン ラッセツ・クロウ レオナルド・ディカプリオ ランス・ヘンリクセン

 

 

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