サンダーハート(1992年) | 勝手に映画紹介!?

サンダーハート(1992年)

 

月曜日(ちょうどあの雪の日)の午後から、母親が短期の検査入院をしていて…入退院時の付き添い等、ここ数日色々とバタついていたけど、無事に終わった。今回の検査結果を踏まえて、2か月後に、似た日程で治療をすることになったんだけど…約1年前に倒れた時のように、喫緊でどうのこうのという話ではないので、ひとまず安心。今回の検査入院も、治療をするための準備という意味合いが大きく、複数回入院が必要なのは事前に打診されていた。そんなわけで、昨日は…医師から呼び出しの可能性もあって、1日何もせずダラダラと過ごしてしまった。

 

結果…何も呼び出しはなく、予定通り、母親本人から朝早くに“迎えに来い”との連絡をもらい、準備して、午前中は病院まで出かけていた。実は、母親から呼び出される前、なんとなく早起きしてしまったので、昨日、夜見れなかった分、映画を1本鑑賞していた。それが、iTunesのセール509円でポチった旧作映画の「サンダーハート (字幕版)」の配信購入版。もともと劇場未公開で、高校時代にレンタルビデオで1度借りて見ていたけど…30年ぶりくらいの再鑑賞。ちなみにAmazonでも取り扱いはあるが、SD画質のセル版1000円、HD画質版1500円だった。

 

FBI捜査官のレイ・リボイは、実父がスー族とのハーフであり、自身にもインディアンの血が流れているという理由から、サウス・ダコタのバッドランド、インディアン保留地で起きた殺人事件を調べるよう、特殊捜査を命じられる。現地では先住民同士、保守派と改革派の激しい対立が起きており、争いをやめさせることも重要な任務だった。事情に精通する古株のフランク・クーテルとコンビを組むことになったリボイ…被害者は改革派の中心人物であり、クーテルの見立てでは過激な抵抗を続ける保守派のリーダー、ジミーが殺しの容疑者として濃厚だという…。

 

インディアンの保留地で起きた不可解な殺人事件を、担当することになった若いFBI捜査官ヴァル・キルマー…彼自信もインディアンの血が流れていて、上司から“お前が適任だ”と任務を押し付けられる。現地で…先に捜査をしていたベテラン捜査官のサム・シェパードと合流。どうやら…先住民同士で、保守派と改革派が対立していて、殺された被害者は改革派の人間、絶対に犯人は保守派の中にいるに違いないとなる。既にサム・シェパードは1人の男を容疑者として睨んでいて、実際に…拘束後、尋問しようとしたところで、反撃されて、逃げられてしまう!

 

やっぱりヤツが犯人に違いない…意気込むサム・シェパード。逃走した容疑者の情報を得ようと、保守派のキーマンたちと接触をはかるヴァル・キルマー。しかし、保守派の方が過激だって触れ込みなんだけど、どう見ても改革派の連中の方が悪そうに見える、実際に報復めいた行き過ぎた暴力も振るっているわけで…本当に、保守派が改革派を殺したなんていう単純な事件なんだろうか?と疑問を持ち始める。けっこう早い段階で、保守派に歩み寄り始めたヴァル・キルマーだったが…本人たちが、なかなか心を開かないので、真相が見えそうで、見えてこない。

 

最近でも、たまに先住民とのトラブルを描いた保留地、居留地もののミステリーってあって、そういう作品を見る度に「サンダーハート」みたいだなって、映画のタイトルを思い出してたんだけど、肝心な内容をけっこう忘れてたな。もっと地味な記憶だったんだけど…後に「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」なんかも撮っている、故マイケル・アプテッド監督の作品なので、要所要所のアクションがしっかりしてて、意外と見ごたえがあった。捕まえた容疑者に反撃をくらって発砲するシーンや、保守派の聴取中に過激派の襲撃を受けるシーンなど、なかなかスリリングだ。

 

真相を看破したヴァル・キルマーに襲い来る“敵集団”との壮絶なカーチェイスも思いのほかダイナミック…草しか生えていないようなだだっ広い平原で、キルマーの乗った車を、何台もの車屋トラックが横に並んで追撃してくる!多勢に無勢、どうやってピンチを切り抜けるのかな、最後の駆け引きまで、目が離せない。緊張感があり、時に壮絶な展開もある中での、先住民とキルマーがコミニュケーションをはかるユーモラスなやり取りなども面白かった。若い時のキルマーがカッコいいのは当たり前、意外とグラハム・グリーンもまだ痩せててイケメン(オジ)だ。

 

 

監督:マイケル・アプテッド

出演:ヴァル・キルマー サム・シェパード グラハム・グリーン フレッド・ウォード フレッド・トンプソン

 

 

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サンダーハート (字幕版)

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