機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年) | 勝手に映画紹介!?

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年)

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

 

【鑑賞日:2024年1月26日】

 

まさか今頃になって復活すると思わなかった「機動戦士ガンダムSEED」の完全オリジナル新作映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を、地元シネプレックスの初日・初回上映で見てきたよ…個人的には、宇宙世紀以外のガンダムだと、種よりも00なんだけど、まぁ…SEEDも、SEED DESTINYも当時集めた昔の4:3画面の通常DVDで全巻持ってるくらいのハマり具合。リマスター版はTV放送がある度に追いかけるんだけど、いつも途中で見なくなる。一通り全部見てるので、うっすらキャラの関係性とか覚えてるけど、やべぇ…ちゃんとおさらいしてねぇ(汗)

 

C.E.75…依然としてナチュラルとコーディネーターの対立、独立運動、ブルーコスモスのゲリラ的侵攻が続く中、その事態を鎮静化すべく、オーブ代表首長カガリ・ユラ・アスハ主導のもと、プラントのラクス・クラインを初代総裁として世界平和監視機構“コンパス”が設立される。コンパスの准将キラ・ヤマトはブルーコスモス盟主ミケール大佐を逮捕すべく、シン・アスカら部下を率いて戦闘に介入するも、芳しい成果は得られなかった。そんな時、ユーラシア連邦から独立した新興国家ファウンデーション王国からミケール逮捕に協力したいという申し出があり…。

 

平日だし、ガノタのオイラでもそこまで好きってわけでもないし…って、ちょっと高をくくってるところがあったんだけど、スンマセン、嘗めてました。一応、ウチの地元シネプレックスの初回上映に関しては、「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」の初回上映よりも混雑していた印象(ただし1日の上映回数が違うので、お客さんが分散していないという理由もあるだろう)…いつも取ってる席とかも、あやうく他の人に取られるところだった。っていうか、最近のガンダム関連映画はいつも他所の地区の映画館まで見にいってたけど…地元シネプレックスで見るの初めてやな。

 

別の映画館だったけど、ハサウェイやドアンの時も…グッズ売り場に長蛇の列ができていたが、SEEDでもけっこうな行列。みんな、チケットを提示すると買える限定版のプラモがお目当てらしい、しかもオイラと同世代(40代後半から50代)またはそれよりも上の世代のオジサン、たまにオバサンもプラモを抱えて並んでる。意外とと言っちゃ失礼だが…オッサンの間でもSEED人気あるんだな。最初にテレビ放送されてた頃は、自分の周りには宇宙世紀厨の方がぜんぜん多かったけど…。ちなみに、オイラは1100円の通常版のパンフレットのみしか購入してません。

 

さて…作品の感想だけど、細かい部分を忘れてても、一通りSEEDも、SEED DESTINYも触れているので、なんとかキャラの設定、関係性なんかを思い出しながら、普通に楽しめた。たまに…前からいるキャラなのか、それとも新規に加わったキャラなのか、どっちなのか迷うこともあったのは事実だけど、そんなに難しく考えなくても話は理解できた。当時、推しキャラの1人だったミリアリアが、登場シーンは少ないながら、セリフありで出てきたのは嬉しい。あとサイとバルトフェルドも見つけたが、セリフはなかった。他にも色々と見たことある顔があったような…。

 

作画技術の向上もあり、とにかく、モビルスーツ戦はTVシリーズよりも迫力があり、燃える。SEEDって、今までも…宇宙世紀系のモビルスーツをモチーフ、リファインさせたものが色々と出ていたけど、さらにその色合いが濃くなったよね。予告編が解禁になった時から話題になっていたギャン(おっぱいミサイル風のギミックも追加)もそうだけど…もったいぶって、めっちゃいいところで出てくるアスランの機体が赤いズゴック、しかも角までついてる。シャアの3倍くらいのスピードで戦ってなかった?(笑)宇宙でも戦っちゃうし…絶対、シャアより操縦上手いだろ(笑)

 

アスランのズゴックに隠されたあの秘密はもちろん内緒ですけど…パンフレットのアスラン役声優:石田彰のインタビューのところにネタバレが載ってるので、鑑賞前に読む時は気をつけよう。あとは、結局は敵対することになるファウンデーション側のモビルスーツは、「F91」に出てきたコスモ・バビロニアのモビルスーツを彷彿。ラスボスが乗るシルバーの機体は、「F91」でセシリーが乗ってたビギナ・ギナのような気品も漂っていた。時代を反映したような、リアルな戦場の空気感、モビルスーツの怖さも演出できてるのは、「閃光のハサウェイ」の影響もあるか?

 

SEEDは女性ファンも多いので、やたらと愛だ、なんだを叫ぶのは…仕方がないので、そこは我慢。最後は、“キラとラクスが合体して、イク”展開です…って、別に下ネタじゃないよ。あれ?そういう描写も無きにしも非ずか…キラはTVシリーズの頃から、ちゃんと性欲描かれてたからな(爆)劇場版なんだから、逆にもっとそこを生々しくしても良かったかもな…でも、他のキャラはそんなに雰囲気変わってないけど、ラクスはやたら艶っぽい。パイロットスーツ着用時の尻を突き出した前傾姿勢エロっ、ついでに渾身の作画で乳揺れ…ぜひ劇場の大画面でご覧あれ。

 

っていうか、今回はラクスが、胡散臭いイケメンの上っ面な言動にすっかり騙されるって話だよな(笑)で、キラがイジけてウジウジする。そしてアスランのむっつりスケベぶりには大爆笑…二次創作のネタ提供もしっかり用意。そういえば、コンパスに所属し、ギャンに乗ってるアグネスってキャラ…たぶんこの映画からの新キャラだよね?もしかしたらSEED DESTINY出てたかもしれないけど、覚えてない…いや、やっぱいなかったよ。このキャラって、絶対に「逆襲のシャア」のクェスを意識してるよね…桑島法子の声が川村万梨阿みたいで、キャラの言動もそっくり。

 

三石琴乃姐さんは、やっぱり戦艦のブリッジにどっしりかまえて突貫する役が似合う…シン・エヴァのミサトさんと甲乙つけがたい熱演だ。そういえば…カガリ役の人が声優変わったって、発表時にネットでけっこうザワついてたけど、そんなに違和感なかったよ。新しい人もわりと頑張って寄せてたんじゃないか?新訳Zの時の女性キャストたちの大幅変更より…ぜんぜん許容範囲だったと思うな。違和感がないといえば、話題性重視だと思われる森崎ウィンもあの豪華声優の中で充分馴染んでた。それにしても、声優さん…上から下まで、売れてる人がいっぱい。

 

最後にもう一つ…シン・アスカ(CV:鈴村健一)と、ファウンデーションのブラックナイトスコードの隊長シュラ(CV:中村悠一)が生身で一戦交えるシーンがあるんだけど、シンがあっけなく負けるのよ。声優事務所インテンションの社長(鈴村)が所属タレント(中村)に惨敗…ああブレイバーンが!って、それは違うアニメだろ。シンにはぜひMS戦でリベンジしてほしかったんだけど、ガンダムに乗って対峙するのは、別のブラックナイトスコードの部下だった。シュラはけっこう強くて、中ボス程度のポジション…シンではなく、アスランの好敵手として描かれていた。

 

 

監督:福田己津央

出演:保志総一朗 田中理恵 石田彰 森なな子 鈴村健一 坂本真綾 三石琴乃 子安武人 桑島法子

 

 

【ノベライズ小説はこちら】

小説 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM (上) (角川コミックス・エース)

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