ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-(2023年) | 勝手に映画紹介!?

ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-(2023年)

 

WOWOWのキャンペーンで当選した“Disney+の3か月無料視聴”を利用中…昨年末にテレビのほか劇場でもCMがバンバン流れていた配信ドラマ「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」全8話を鑑賞し終わる。先週のはじめごろに一度見始めたんだけど…てっきりシーズンが完結しているのかと思ったら、まだ全話配信になってなくて、途中の5話でいったん鑑賞をとめる。でもって、今週追加された最新エピソードでどうやら最終回らしいということだったので、残りをイッキに見た。実写とアニメを融合させた作品として話題だったけど、当ブログでは実写扱いで。

 

空想好きの女子高生ナギは、たびたび白昼夢に悩まされ、人前でも気を失ってしまうことがあった。その夢は…崩壊が迫る“ウーパナンタ”の世界に繋がっており、その世界ではドラゴン乗りの団長アクタ率いるアクタ空団の面々が、宿敵ジャイロとの死闘を繰り広げていた。そんな中、アクタがジャイロの特殊能力により、現実世界に吹き飛ばされてしまった!失意に暮れる団員たちの中で、アクタを慕っていた落ちこぼれのタイムだけが生存を信じる。その後、タイムは異端の学者サイラと出会い…アクタがいると思われる“理の外”へ行く方法を模索するが…。

 

鑑賞のきっかけは…アニメパートを“Production I.G”が担当しているということだったんだけど、昔のIGが担当した劇場アニメのように、作画が超絶ハイクオリティなのかというと…わりとそうでもなく、要所要所ではメインのアニメーターさんが参加した美麗な映像も拝めるんだけど、シーンの多くは海外への外注も多そうで、普通のテレビアニメに毛が生えた程度の印象だったかな。正直…アニメとして捉えちゃうと、サブスクのオリジナル作品としては物足りない。やっぱり…期待したほどのハイブリット感はなく、所詮、実写作品のオマケのようなものなのかなと…。

 

作品の内容は、空想好き(という設定になってるけど、そこもあまり活かされていなかった気が)女子高生の日常を描く実写パートと、ドラゴンが空を飛び回るようなファンタジー世界のアニメパートが並行して描かれるんだけど…ある日、突然、アニメで描かれていたキャラクターの一部が、実写になって現実世界に飛び出してくる。数年前に流行った「Re:CREATORS」ってアニメと似た設定じゃんって感じなんだけど…アニメパートが、現実世界で流れている“アニメ作品”というわけではないという違いはある。劇中の主人公たちは“単に別世界”という認識みたいだ。

 

ただし…視聴者向けには、最初から“どうやらメタだぞこれ”って解らせているのよ。というのも…アニメの中のキャラが現実世界に飛ばされると、現実世界にある物、劇中では“理の外からの物と表現される”と入れ替わって、なぜか“キャプテン翼のコミックス第1巻”とかになっちゃうんですよ。他にも、鉄腕アトムのおもちゃなんかも出てくる。オタク心をくすぐる演出ではあったものの…なんでこんな現象になるのかといった説明を細かく描くわけでもなく(一応はアニメ世界のキャラが現実を研究する道具にしてる)、最初のインパクトだけでやり逃げな感じがした。

 

異世界の崩壊を救うために男性主人公が現実世界飛ばされた英雄の真剣佑を捜しに来たんだけど、そこで女性主人公と出会う…しかし現実世界には、男性主人公と真剣佑の他にも異世界からやって来ていた人々が既にいて、それぞれが様々な思惑を抱えている。特に、元からいた異世界人が異世界に戻るには、現実世界にいるらしい創造主の抹殺をしなければならず、どうやらそれが現実世界の女性主人公に深く関わることで、彼女の周囲の人たちも巻き込んだ、陰謀やバトルへと発展していく…。ザックリ説明するとこんな感じの話なんだけどね…。

 

特に、ベタなファンタジー設定のアニメパートに出てくる、固有名詞が奇抜のものが多く、しかもダサイので覚えるのが大変だった…“うん?お前、今なんて言った?”みたいな(笑)しかも、異世界人が…日本語を喋ると、急に変な訛りもあって、笑っちゃうのよ。実は、見る度に寝落ちしてしまい…気づくと知らないうちに次のエピソードが始まってるなんてことも数回。ぶっちゃけ、3分の1くらい見てない、途中の内容を理解していない可能性もあるんだけれど、最終回だけしっかり見ておけば、一通りストーリーは理解ができると、オジサンにも優しい連ドラでしたよ(笑)

 

ゴメン、正直言って見たばかりの最終回近辺しかちゃんと覚えてない(汗)女性主人公には、幼馴染の黒人ボーイフレド(ハーフ)のソンくんっていうのがいて、いつも金魚のフンみたいにくっついて回ってるんだけど…身の危険が迫ってる時に、ソンくんが、女性主人公の父親に、どさくさにまぎれて“お父さん!”って呼びかけるのがツボやった(笑)シリアスなシーンだったのに、“お前にお父さんって呼ばれる筋合いはねぇ”っていう父親の心の声が聴こえてきそうだったよ(笑)他にも、いろいろとツッコミどころばかり記憶に残ってるんだよな…あとなんだっけな?

 

ああ、そうだ…女性主人公が、とある事情で腹から血を垂れ流すシーンがあるんですけど、そのままズボンにまで血が垂れて、股間が血だらけになってるのよ。女の子の股間が血だらけって、なんか卑猥だろ…思いのほかDisney+攻めてるやんけて思ったけど、その後のエピソードで、魔法を使って治癒したら、洋服の血はそのままなのに、股間の血はすっかり消えて綺麗になっていた。演出ミスなのかそれとも作り手も卑猥だと気づいたのか…。アニメの中では英雄だった真剣佑が、現実世界では前科者でアル中で女を孕ませてるという設定にも笑った。

 

 

監督:萩原健太郎 アニメーション監督:大塚隆史

出演:中島セナ 奥平大兼 SUMIRE エマニュエル由人 新真剣佑 森田剛 三浦誠己 田中麗奈 成海璃子

 

 

【サントラのデジタル配信はこちら】

ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島- (オリジナル・サウンドトラック)

ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島- (オリジナル・サウンドトラック)






 

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