テリファー（２０１６年）

ＷＯＷＯＷでシリーズ2作品の一挙放送があったのでエアチェック…まずは1作目の「」を鑑賞する。怖いとかキモイとか噂になっていて、ホラーファンの間では評判がよさげなスラッシャーホラー…ハロウィンの夜に、ピエロ姿の殺人鬼が人を殺しまくる。日本では昨年公開された続編の公開時に、再評価されて、知名度がアップしたらしい…もともとはソフトスルーだった模様。オイラは両方とも今回が初見。1作目は2016年の作品だが…ＷＯＷＯＷでは続編同様に初登場。本来はR-18指定だが、ＷＯＷＯＷではグロ描写を控えたR15＋指定版で放送。

ハロウインの夜にパーティーに繰り出したタラとドーン…飲み過ぎた2人は、車を運転する前に、ダイナーへ立ち寄り腹ごしらえをしようとするのだが、店にピエロ姿の不気味な男が入ってきて、タラたちを凝視し続ける。脅えるタラをよそに、ドーンは男に近づきからかい気味の態度をとる。その後、男は店員により追い出されるのだが…。やがて、ダイナー後にしたタラたちは、車がパンクしているのに気づく。タラは姉に迎えに来てくれるよう頼み…待っている間に近くの建物でトイレを借りることに。その頃、不気味なピエロはダイナーの店員を惨殺していて…。

冒頭、テレビのトーク番組のシーンから始まる…その場には、陰惨な事件の生存者が招かれており、女性司会者と対談を始めるんだけど、映し出された顔は、“いったい何があったんだ？”って思うほど、おぞましい…初っ端からインパクト大。その後、さらにショッキングな展開もあるのだが…まだこの時点ではどういう意味なのかはわからない。場面は変わり…ゴスっぽい恰好をしたパーティー帰りの2人のねーちゃんが登場、酔いが酷い方の金髪ねーちゃんが、近くにいたピエロ姿の不気味な男にちょっかいを出す。一緒にいるおとなし目の方がそれを窘める。

その場では特になんともなかったんだけど…酔い覚ましに立ち寄ったダイナーに、先述の不気味なピエロがやって来て、2人につきまとう。おとなし目のねーちゃんの方はかなりビビってるんだけど、派手な金髪は近づいて行って、おちょくった態度をとる。それでもまったく無反応でただジっとおとなし目のねーちゃんを凝視。その後、不穏な空気を悟った店員によって、ピエロは店を追い出されるんだけど…ピエロによってダイナー内のトイレが汚く汚されていた。一方、ねーちゃん2人は、食事を済ませ、帰ろうとするんだけど…車がパンクしていることに気づく。

おとなし目のねーちゃんは、実姉に連絡を取り、車で迎えに来てもらえることになったんだけど…待ってる間に、トイレに行きたくなっちゃって、たまたま近くのビルで清掃作業をしていた男に頼んで、トイレを貸してもらうことに。社内で待つことになった金髪の方…そこで、ラジオから流れてきたニュースを耳にして驚く、なんと先ほど立ち寄ったダイナーで“ピエロが店員をブチ殺していた”のだ。おねーちゃんたちがその事実を知る前に、並行してダイナーの惨劇は映像で描かれていた。そして案の定…ねーちゃん2人、そして近くにいた人もピエロのターゲットにされる。

トイレを借りたおねーちゃんが、どうやら主人公っぽい…ホラ、ちゃんと殺人ピエロに抵抗もしてるし！なんて思っていると…。確かに冒頭の“事件被害者のおぞましい顔”をはじめ、真の主役である“殺人ピエロ（アート・ザ・クラウンという名称があるらしい）”の容姿もとにかく不気味で、キモイ。ただし…ＷＯＷＯＷ放送版だと、ピエロによる惨劇シーンの多くが、画面がボヤけてて…そこまで怖いとか、気持ち悪いってほどでもなかった。ただ、まぁ、悪趣味には違いないけど。ターゲットにされた被害者の多くは、首とかぶった切られ、生首がゴロンと転がったりする。

途中で…先に冒頭で描かれていた話の意味も薄々理解できてきて、“なるほど、この人物があの人か”と、結末は予測できた。中盤での“アレなスイッチ”が一番驚かされたかな、そうくるかと。あとは、ホラー映画のお約束な“汚いトイレ”な…あんなところで、用を足さなくちゃいけないというのが一番おぞましかった（笑）あと、あの金髪が、ピエロにちょっかいださなければ…もしかしたら襲われなかったかもしれないよな、ホント、馬鹿なヤツとは友達になりたくない。反撃されても、直ぐに立ち直る殺人ピエロ…もしかして人間じゃないのか？最後の駄目押しにニヤリ。

監督：デイミアン・レオーネ

出演：ジェナ・カネル　サマンサ・スカフィディ　デヴィッド・ハワード・ソーントン　キャサリン・コーコラン

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