スクリーム６（２０２３年）

年末にＷＯＷＯＷでエアチェックしておいた「」を鑑賞…ネトフリなんかでは先に見放題に入ってた気もするけど、ＷＯＷＯＷの放送がわかってたので、配信では見なかった。一応、ナンバリング表記をはずした、前作、シリーズ5作目の2022年版「スクリーム」の続きっぽかったので、以前にＷＯＷＯＷで録画してあったディスクを引っ張り出して再鑑賞（初見はネットレンタルで借りたＤＶＤだったが…コレクション用に録画だけしてあった）。それにしても、前作は約10年ぶりの新作だったのに…まさか直ぐに続編が作られるとは思ってなかったよ…。

忌まわしいウッズボローの事件に巻き込まれ、生き残ったサムとタラの姉妹、そして2人の友人であるチャドとミンディ兄妹。タラたちは大学に進学したため、ウッズボローを離れて、ニューヨークで新生活を送っていたのだが、タラは心配性で過保護すぎるサムにストレスを感じ始めていた。一方、サムは…周囲からウッズボローの事件の真犯人と勘違いされ、精神的に追い詰められセラピーに通っていた。そんな中、“ゴーストフェイス”の殺人鬼が再び現れ事件を起こす！そして殺人鬼はサムとタラの前にも表れ、襲い掛かってきたが…間一髪で逃げ延びる！

最初にも書いたけど、2022年版「スクリーム」（シリーズの正規続編でありながら、リブート要素もある）の続編であり、生き残ったメインキャストが再び殺人鬼と対峙する。残念ながら、前作を含む過去作にすべて出演、初期シリーズの主人公であるネーヴ・キャンベルはギャラ交渉に失敗して、出演しなかったという情報を耳にした。それどころか、最近では…企画が進行していた最新作からも、センシティブな発言が理由で現行のメインキャスト（本作の主役姉妹だよね？）が続けて降板、それに起因して…監督まで降板したとかで、ニュースになってたよね…。

というわけで、一応…2022年版「スクリーム」を見直しておいたのは正解だったんだけど、まさかの4作目「スクリーム4：ネクスト・ジェネレーション」のキャラが再登場するとは思ってなかった…事前に調べておけばよかった？でも、あまり情報を入れすぎても、“犯人に関する情報とか目にしちゃう危険もあったし”、極力…まっさらな気持ちで作品に向き合いたかったんだよね。でもって、ウッズボロー出身のFBI捜査官カービィが出てきた瞬間に、見覚えがあったんだけど、詳細を思い出せなくて…“コイツ誰だっけ？何作目に出てきたっけ？”って、すげー慌てた。

だいぶ経ってから…4作目の生き残りだって思い出したけど、きっと…出演がかなわず、セリフだけで処理されたネーブ・キャンベル演じるシドニーの代わりのキャスティングなんだろうなって勘繰った（笑）事前にどこかのサイトのネットレビューで、平均点が低めだったのを目にしたことがあったので…前作はけっこう面白かったのに、惰性で作っちゃったのかなって、ちょっと心配な部分もあったんだけど、見始めたら、ちゃんと“スクリーム”のエッセンスが入っていて、続編らしくパワーアップしてるところはパワーアップしてて、けっこう自分は楽しんで見れたよ。

まず、お約束の第一の事件が起きるんだけど…そこで、あっさり犯人の顔を見せちゃって、あれ、どうなってるの？いつものパターンと違うぞと…なんかぜんぜん違う雰囲気の作品になるのかなと思わせてからの、“らしさ”にちゃんと引き戻す仕掛けに、ニヤリとなった。っていうか、最初の犠牲者、サマラ・ウィーヴィングじゃん！「スクリーム」の1作目の最初に殺されたのがドリュー・バリモアであったように、以降は…わりと有名な役者が始まってすぐに殺されてきた。前作はちょっとパターン違ったけど、こういうところが“らしい”原点回帰になってるんだよな。

あまり詳しくは言えないけど、真犯人については…お約束を守りつつ、パワーアップだったな。てか、今回…けっこう関係ない人もバンバン、殺されてたな。映画オタクキャラ、ミンディの…シリーズもの映画講釈の中でも、“死体が増える”って言ってたもんな。ってか、ミンディ…肝心なところをハズすけど、いつも的を得たことをちゃんと言ってるんだよな（笑）前作で既に語られてるんだけど、実は“殺人鬼の血”が流れている主人公サラ…このまま彼女が覚醒しちゃうような続編も見たかったけど（それこそシドニーが復活して対決とか）、降板じゃそれも叶わずか。

監督：マット・ベティネッリ＝オルピン　タイラー・ジレット

出演：メリッサ・バレラ　ジェナ・オルテガ　コートニー・コックス　ヘイデン・パネッティーア　ダーモット・マローニー

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