先週の読書:「鴉の箱庭 警視庁捜査一課十一係」「捜査一課殺人班イルマ オーバードライヴ」ほか1冊 | 勝手に映画紹介!?

先週の読書:「鴉の箱庭 警視庁捜査一課十一係」「捜査一課殺人班イルマ オーバードライヴ」ほか1冊

先週の読書:「鴉の箱庭 警視庁捜査一課十一係」「捜査一課殺人班イルマ オーバードライヴ」ほか1冊

 

もういくつ寝ると、本当にお正月ですな…近所のスーパーも、一昨日までは店内でジングルベルが鳴り響き、チキンとケーキが山のように積まれてたのに、昨日はガラっと変わって、もうお正月用品ばかりが陳列されている。いや、まだ普通の夕飯の支度とかしたいんだけど…って感じになるよね。今年のはじめ(2月頃)は、母親の入院などもあって、かなりテンパってしまったけど、おかげ様でなんとか無事に年を越すことができそうです。映画や読書の量も一時期は、ガクっと減ってしまいましたが…映画に関しては、なんとか通常通りに戻ってきた感じです。

 

読書の方は…読むスピードも落ちちゃってね、なかなか消化できないでいます。そうそう、先週の20日に発売したグリーニーの「暗殺者の屈辱」をネットに予約しておいたんだけど、発送されたのが発売日の翌日、そして郵便局のゆうメール(追跡番号なし)だったので、間に通常配達のない土日が入ってしまい、結局…手元に届いたのは週が明けてからだったよ。まぁ、無事に届いてよかったけどね。でもね、1点ラッキーなことがあったよ…某ネットショップで予約しておいたんだけど、予約時よりも定価が高くなったのに、旧価格で品物が購入できたんですよ!?

 

実際は…予約時、税込み1100円だった価格が、後から税込み1210円(たぶん消費税分)に値上がりしたんですけど、そのショップは予約と同時に決済だったので、決済が済んでれば、発売日までに金額が変更になっても、そのままでいいらしい。Amazonとかでも“予約商品の価格保証”って制度があって…CDやDVDなんかはよく安く買えることがあるけど、本の予約購入では、今まで経験がなかった。だから、上下巻の本だったので…実質220円の値引き!新刊本ってあまり値引きで買えることなんかないから、けっこうお得感があった…予約してよかった。

 

ついでに…キャンペーンで貰ったYahooショッピングの50%OFFクーポンと、1000円OFFクーポンを所持してて、それらが併用できたので新刊本の「暗殺者の屈辱」の上下巻をたった100円の出費で入手できたという!ちょうどね、今日から上巻を読み始めようかなと思ってるので、頑張って、年内に読破したいなと…今年最後または新年一発目の“読書感想”の更新で感想を語りたいと思う。そんなわけで、先週読み終わった本…久しぶりに3冊読破!珍しく新刊購入本も2冊含んでる…これで前述の「暗殺者の屈辱」も読了できれば、新刊が更に増えるな。

 

えーと1冊目は新刊購入、麻見和史の「鴉の箱庭 警視庁捜査一課十一係」…新宿で右手が発見され、後に被害者であるホストの死体も発見!それを皮切りに、似た手口の連続殺人に発展していく!安定感のあるいつもの麻見作品。2冊目はちょっと古め…古本入手、結城充考の「捜査一課殺人班イルマ オーバードライヴ」。シリーズものの4作目で、前に1~2作目を読んでいた、3冊目を読まずに読んでしまったが、まぁ、なんとか話にはついていけた。一匹狼的な女刑事が、宿敵である毒物を操る暗殺者と対峙、濡れ衣を着せられ、同僚にも追われる羽目に。

 

3冊目は…“水星の魔女”のノベライズ3巻目、「小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女3」…TVシリーズも終了し、2巻目の発売からも半年近く経ってたので、前ほどの熱量はなくなってしまったんだけど、物語のおさらいや補完目的で最後まで付き合うつもり。3巻目はちょうどseason1のラスト(+オリジナルエピソードの3話)まで収録されている。えーと、「捜査一課殺人班イルマ」も面白かったんだけど、ちょっと古い作品なので…ここは順当に、一番新しいm麻見和史の「鴉の箱庭 警視庁捜査一課十一係」を今回の“推しの1冊”に選ぼうと思います、面白いよ!

 

 

 

2023年12月発行の麻見和史著「鴉の箱庭 警視庁捜査一課十一係」…古本を待たずに購入。昨年、「魔弾の標的 警視庁捜査一課十一係」を購入したリアル店舗に買いに行ったら、まさかの未入荷。それこそ「魔弾の標的」は並んでるのに、新刊の「鴉の箱庭」が見つからず、売れてしまったのか、入荷が遅れてるのかと、店員に訊ねたところ…“当店には入ってきてません”との回答。“前作棚に並んでるよ、自分もこの店で買ったのに”って恨み節をかましたら…“近日中の入荷予定もなし”と塩対応で返され、ガックリ。仕方がないので…近くの別の店で入手。

 

最近は新書の小説は少ないみたいで…最初の店の店員に”講談社ノベスルの新刊”と説明しても、ポカンとされてしまった。そんなわけで本書の感想…本シリーズと並行して新しく始まった「警視庁公安分析班」シリーズの方では、公安に異動した鷹野警部補、前作に続き、本作でもまだ十一係にいる。ただし、これまた前作同様…主人公の如月は、門脇警部補とコンビを組む。「警視庁公安分析班」シリーズの方に繋がる伏線だろうとは思うんだけども、それにしては、門脇警部補は、前作以上に、なんとなくフラグが立ちまくって、危うさを漂わせているんだよな。

 

事件自体は単独の新しいものだが、門脇警部補の休職中の同期警察官と、どうやらちょっと気があったらしいその同期の嫁さんだったり、事件の背後に君臨する謎の指南役”ゲームマスター”だったり、前作からの新キャラも再登場…前作も含めて”ゲームマスター編”と呼称することになったらしい。現段階での、あくまで自分の想像だが…病気を理由に休職中のあの同期警官(門脇が助言を求めるので、刑事としては優秀らしい=GMじゃね?)、なんか怪しい。門脇も捜査に関わっていない部外者に、ベラベラと情報を流して大丈夫なのかよ?って思うよな。

 

事件は歌舞伎町で右手が発見され…後にホストクラブのホストの手だと断定、ついでに死体も発見される。その後、似た手口の事件が続き…一見、繋がりのなかった被害者同士の関係性が見えた時に、事件の糸口が見つかる。過去の麻見作品に照らし合わせると…途中で出てくる、モブみたいなヤツに対し、”お前犯人ちゃう?”ってピンとくる瞬間があるんだけど、それでも、今回はちょっとヤラれた部分もあったかな?単純な”トリック”だけど、そうきたかと。昨今の悪質ホストクラブの取り締まり事情なんかとも相まって、題材自体もけっこうタイムリーでしたよ。

 

 

 

2019年6月発行の結城充考著「捜査一課殺人班イルマ オーバードライヴ」…過去にハードカバーで読んでいた「狼のようなイルマ」と「捜査一課殺人班イルマ ファイアスターター」の続きなんだけれども、実は本書シリーズ4作目の前に、シリーズ3作目「捜査一課殺人班イルマ エクスプロード」という作品があり、オイラは未読なんだ。シリーズは発刊順にちゃんと読みたい派なんだけど、歯抜けのまま続きを読んでしまった。ついでに1~2作目を読んだのは、かなり前なので…イルマとそれ以外の刑事との関係性など…基本設定以外忘れてる部分も多々あり。

 

それでも、1作目に登場した、一匹狼的女主人公イルマの宿敵である、毒物を操る暗殺者、通称“蜘蛛”(コイツはインパクトがあったのでちゃんと覚えていた)が刑務所を脱走して、再び事件を仕掛けてくるというメインストーリーは充分に楽しめたかな?すっかり“蜘蛛”の策略にハマり、進行中の連続殺人事件の容疑者にされてしまった主人公イルマ。さらには、毒物まで体内に注射されてしまい…制限時間内に“蜘蛛が求める成果”を出さなければならないというデッドリミット展開。少数の味方がいるとはいえ、今回もイルマは単独で事件と対峙することになる。

 

事件の絵図を描いたのが”蜘蛛”であるというのは解って読み進めていくことになるが…犯行動機だったり、今まで謎に包まれていた"蜘蛛の正体”にも迫る展開、イルマを逆恨みする管理官の暴走などがあるので、充分に面白く読める。あのクソ管理官が…どこかでまた失脚しないかなとか、そういう期待が膨らむよね(笑)本筋に入る前、本作のキーマンの1人となる、ショカツ(訳あって本部から島流しされてる)の警部補と、イルマの出会いを描く…違法賭博のガサ入れエピソードなんかも、ひとつの短編を読んでるみたいに、完成度が高く面白かったな。

 

 

 

2023年11月発行の高島雄哉著「小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女3」…現段階でのガンダムの最新テレビシリーズである同名タイトルのノベライズ第3弾。正直、テレビ放送も終わり、小説版2巻が出てから半年近く経ってしまったので…若干、テンションが下がり気味。もう少し熱が冷めないうちに続きを出してくれよという気持ちもあったりするんだけど…せっかく2巻目まで新刊で購入してたので、このまま最後までお付き合いしようかなと。今回はテレビシリーズの8話から12話…season1の最後までと、小説オリジナルエピソードの第3話が収録されている。

 

いうても、season1のラストからだと、さらに前、1年くらい経ってるわけで…小説1~2巻を読んだ時には気づいた、TV本編との些細な違いとか、気づきにくくなってるわけで、ストーリーを思い出しながら読むのが精いっぱいだったなぁ(笑)ただ…後の展開を知ってることで、より意味深にとらえられるセリフだったり、心情の描写だったりはそれなりにあったかなと。12話あたりの衝撃展開の連続は、もうちょっとこってりした文章でしっかり読みたい気もするけど…あくまでノベライズ小説なので、アニメを大きく逸脱することもなく、淡々とといった印象。

 

オリジナルエピソードの3話は…いったん、ほのぼの日常系に戻ってきた感じだけど、今回収録されている12話まで+season2の内容とのギャップをより感じる。”株式会社ガンダム”の仕事に携わり、やりがいを感じているニカねぇの描写に、ちょっと切なくもなった。オリジナルエピソードも、ここらで一区切りかなと思いきや、最後に"新たな事件の予兆”が出てきて…続きが気になるところで終わっていた。巻末インタビューはミオリネ役の声優Lynn…前にスレッタ役の市ノ瀬加那は「インターステラー」が好きと語ってたが、Lynnは「プラダを着た悪魔」が好きらしい。






 

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