REBEL MOON-パート1:炎の子(2023年) | 勝手に映画紹介!?

REBEL MOON-パート1:炎の子(2023年)

 

ネトフリで配信開始となったザック・スナイダーのSF大作「REBEL MOON — パート1: 炎の子」を鑑賞…一応、単発の長編映画なんだけれども、タイトルで“パート1”と謳われている通り、続編ありきの作品。パート2は来年4月に配信開始予定…またその時期にネトフリに加入しなきゃいけないのか。主演は、「キングスマン」で義足の殺し屋を演じていたソフィア・ブテラ…彼女の主導で、敵と戦う戦士を集めるという話で、ジャイモン・フンスー、ペ・ドゥナ、チャーリー・ハナムなど国際色豊かなスターが揃う。出演者の中にはアンソニー・ホプキンスの名前もあり…。

 

王による強力な統治が千代続いたマザーワールド…王たちの権力は次第に星の全てを喰らいつくし、広大な宇宙へ進出!道中全ての星を征服していった!やがて暗殺者の牙が王と王妃の命を奪い、王家の血統が途絶える。その隙に…辺境の地では革命がささやかれるようになったが、権力を奪取し、摂政となった元老院議員バリサリウスの命により、残忍な司令官ノーブル提督が、反乱分子をせん滅するために送り込まれる。一方、とある惑星で、農民として働いてたコラだが、彼女には秘密があり、提督の脅威に立ち向かうため、仲間探しの旅へ出ることに!

 

ザック・スナイダーが、「スター・ウォーズ」をやりたい感がバリバリ伝わってくる作品…人間、獣人(?)、クリーチャー、メカが混在するような、基本は「スター・ウォーズ」的な世界観なんだけれども、仲間集めというストーリー的な部分は「七人の侍」(SFなので、それを原作にしたアニメ「SAMURAI 7」に近いのか?)っぽさもあり…他にも「デューン」やら「攻殻機動隊」やら、色々なSFからのパク…オマージュもたっぷりな感じなごった煮でしたね。戦いを嫌うアンドロイドなんかも出てきて…それこそ、この間ネトフリで見たばかりの「PLUTO」のようなエピソードもあった。

 

正直…このパート1に関しては、世界観や設定説明に時間を割いているので(SFあるあるで、最初は造語や固有名詞を覚えるのも大変)、話の展開はだいぶまったりな印象。敵が侵略してきた、村を守るために戦士を探そう、そのための旅に出よう…ってなり、大部分は仲間を集めて回ってるだけな感じ。一応、パーティーの体裁が整い、パート1に関してのクライマックスでは、派手な見せ場もあるし、なんだったら、これで終わりでもいいんちゃう?って気にもさせられたりするんだけど…いやいやパート2ありますから、そう簡単には終わらないよとひっくり返す。

 

序盤一発目…農民のフリして、爪を隠していたソフィア・ブテラが正体を現し、戦闘になだれこむあたりから、バンバン、スローモーションを多用。「スター・ウォーズ」っぽいことをやりたいはずなんだけど、アクションになると、どちらかというとヒーロー映画の見せ方が抜けきっていないような印象でしたね。それにしてもスローが多い…本編が2時間超えてるんだけど、もう少しスローを省略したら、テンポがよくなったりもしたんじゃないかという気もするんだよな…。まぁ、どこかで見たビジュアルなんだけど、プラスαなアレンジもあるので、かっこよさは感じる。

 

二刀流で戦う女戦士ペ・ドゥナが持ってる真っ赤に燃えるソードなんて、どう見てもライトセーバーなんだけれども、モクモクと蒸気があがり、そのソードを振るった時の残像の見せ方なんかも、“これはライトセーバーじゃないんだよ”感をちゃんと演出している。あとは…仲間集めに協力してくれる宇宙船の持ち主チャーリー・ハナムなんて、まるっきりハン・ソロポジじゃねーかと思うんだけど、素直にそうならない設定もある。それはそうとアンソニー・ホプキンスはどこに出てるんだ?って感じだけど…もしかしたら、世界観説明してたナレーションの声がそうか?

 

 

監督:ザック・スナイダー

出演:ソフィア・ブテラ ジャイモン・フンスー エド・スクライン ペ・ドゥナ チャーリー・ハナム スタズ・ネア

 

 

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