幽☆遊☆白書(2023年) | 勝手に映画紹介!?

幽☆遊☆白書(2023年)

 

前回、ネットフリックスを解約(キャンセル)してから、まだ4、5日しか経っていないのに…今年3度目の加入。というのも、マフィア梶田と中村悠一の「わしゃがなTV」で、配信がスタートしたばかりのネトフリオドラマ「幽☆遊☆白書」の同時視聴をするというので、わしゃがなフリークのオジサンとしてはぜひリアルタイムで参加せねばと、再加入を決意。昔あった、SD画質の安いプランで入ろうかなと思ったら、今はなくなっちゃて…一番安いのは広告つきのヤツになってた。仕方がないのでスタンダードで加入…同時視聴で3話まで、残りの2話もイッキに鑑賞した。

 

高校生の浦飯幽助は、周囲から恐れられる不良…たまに顔を出した学校で、いじめられっ子を助けても、逆に幽助が犯人かのように教師から叱責される始末だ。そんな幽助にまともに接してくれるのは幼馴染の雪村螢子だけ。あとは、勝手にライバル視し、一方的に絡んでくる不良の桑原和真くらいだった…。そんな幽助が、目の前で車に轢かれそうになっていた子供を助けようとして事故死してしまう。そこに突如現れた霊界案内人のぼたんに誘われ、閻魔大王の息子コエンマと対面する幽助…彼から“生き返らす”代わりに、霊界探偵の役目を与えられる!

 

実は原作、アニメともに「幽☆遊☆白書」は通ってきていない…絵を見れば作品を認識できるし、アニメで緒方恵美さんとか檜山修之さんが出てたヤツでしょ?って出演声優さんの情報くらいはカバーしていて、それこそ前述のわしゃがなで、マフィア梶田や中村悠一がさんざんネタをこすってるので、なんとなく知識は身についてはいたんだけど、詳細な内容に関してはまったく知らない、この実写ドラマ版が初体験だった。ちなみに、今回の同時視聴企画がなければ、率先して作品を見ようとは思わなかった…どうせ漫画原作の安っぽい実写ドラマだろ?と…。

 

いやいや、ゴメン…けっこうまともやった。同時視聴でわしゃがなの面々は…一定の評価をしつつも、原作やアニメ版との違いも指摘してたんだけど、知らないものの強みで、そういう違いは気にならないで見ることもできた。っていうか、普通にアクションが本格的だったし、妖怪?化け物?などもグロテスクな描写が多く、ちゃんと無気味さが演出できていた。主人公が交通事故死する(その後、生き返る)ところから始まるんだけど…車に轢かれる主人公の描写もけっこう容赦なくエグかった(わしゃがなの面々もびっくりしながら、褒めてた)、意外とちゃんとしてる。

 

導入部である、エピソード1に関しては、不良映画、不良漫画のお約束展開みたいなのがあって、変形ズボンを履いたヤンキーが、対戦相手にドロップキックをぶちかます描写があったりして、懐かしさのようなものも感じた。見た目はクール系のヤンキーだけど、ホントは心優しい主人公が、陰険なイジメに遭ってる学校の生徒を助けるんだけど、そのいじめられっ子が、妖怪に寄生されてめっちゃ強くなり、いじめっ子たちをフルボッコにする、そして蘇った主人公がなんとか正気を取り戻させよう必死に戦う…というベタだけど胸アツな王道展開を素直に楽しむ。

 

主人公が死んで、現世を彷徨うところは「スカイ・ハイ」を彷彿、その後、生き返ると周りの人たちも直ぐに受け入れちゃうところなど、若干ご都合主義を感じつつも、いい意味、暗めの話を、真面目に撮ってるし…アクションやCGの迫力で押し切られて普通に楽しめた。主人公が商店街を闊歩するシーンなどもエキストラの数が多く、そのあたりから金掛けてる感がよく伝わってくる。アクション担当が谷垣健治さんと一緒に「るろうに剣心」やドニー・イェンの映画に参加していた大内貴仁さんだったり、ガンエフェクトも納富貴久男さんだったり細かいスタッフも一流だ。

 

さすがにね、1話以降、人間の姿そっくりの妖怪たちが色々と出てくると、コスプレ感が強めになるものの、作品にテンポ感があったので、許容範囲である。ああ、でも主人公の浦飯幽助に寄り添い、色々と助言を与えてくれたりもする案内人のぼたんと、悪い人間に捕らわれている妖怪の雪菜の演じている若手女優の雰囲気が似ていて、たまにどっちがどっちだかわからなくなったな(すいません、あくまでオジサンの感想です)。幽助に必殺技を伝授する師匠(ドラゴンボールの亀仙人的なポジ)で「修羅雪姫」「女囚さそり」の梶芽衣子姐さんが出てきてビックリ。

 

メインの男優陣は、漫画原作の実写化にありがちな…とりあえず最近のイケメン揃えましたな印象も強いんだけど、女優陣は、ネトフリ作品らしく海外ウケも狙ってるような印象だったな(若手の見た目、そして梶芽衣子の海外での知名度)。稲垣吾郎のラスボス左京は、「妖怪大戦争」の時の加藤保憲みたいな印象。綾野剛が演じる戸愚呂弟は、超人ハルクのマッチョさがちょっと入った「マトリックス」のネオ(キアヌ)といった風貌…そしてグラサン姿で“関係ないね”のセリフを見て…まさか柴田恭兵オマージュか?とバカな想像をして楽しんでましたのだった。

 

アニメや原作はまだまだ膨大なエピソードがあるみたいだが…ドラマ版は全5エピソードで、ちゃんと区切りのよいところまで見せていました。ネトフリの連続ドラマにしては良心的では?感覚的には、主人公がようやく必殺技を覚えました、まだまだ“この世界”には未知の敵がいっぱい…今後も戦いの運命が待ち構えてるみたいな感じだったから、続編があるのかもしれないけど、一応、作品を見終わった感は味わえた。日本製のドラマなので…演じている役者さんのそのままの声だったが、海外ドラマみたいに“アニメ版声優によるアフレコ版”もぜひ見て見たいな。

 

 

監督:月川翔

出演:北村匠海 上杉柊平 志尊淳 本郷奏多 白石聖 町田啓太 梶芽衣子 稲垣吾郎 滝藤賢一 綾野剛

 

 

【アニメ版はこちらです】

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