キング・オブ・キラーズ(2023年)

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアでエアチェックしておいた「キング・オブ・キラーズ(原題:King Of Killers)」を鑑賞…凄腕暗殺者の主人公が、病気の娘の治療費を稼ぐため、東京で行われる“暗殺者コンテスト”に参加するという…グラフィックノベル原作のアクション映画。「キックボクサー リジェネレーション」(ヴァンダムのヤツのリメイク、リブート)のアラン・ムーシが主人公を演じ、その知人役に「ブレイド」の悪役が有名なスティーヴン・ドーフ、そしてラスボスポジの悪役でフランク・グリロも出演。
シカゴで妻子と暮らすマーカス・ギャランは凄腕の暗殺者だった!ある日、任務を遂行中に…なぜか妻が目の前に現れ、銃撃戦に巻き込まれてしまい命を落とす。そして、妻を殺した犯人がわからないまま1年を過ぎた時、娘に重い心臓病が発覚する。そんな時…多額の報酬と引き換えに、暗殺者ドラコスを始末する依頼が舞い込み、東京へ向かうことに。しかし、それは、世界中から集められたマーカスを含む7人の暗殺者が、ドラコス本人と対決するために仕組まれた、ドラコス自身の策略だった!参加辞退は認められず、逃げようとすれば命がないというが…。
表向きは幸せそうな普通の家庭に見えたが…妻子持ちの主人公の職業は凄腕の暗殺者だった!そして、暗殺の仕事をしている最中に、なぜか現場に妻が現れ、銃撃戦に巻き込まれて死んでしまう。いや、付け髭等で若干、変装しているとはいえ…今から、殺しを行うとしている場所で、カタギの嫁と待ち合わせの約束する方がおかしいだろうと、ツッコミを入れたくなったんだけど…実は、偽メールで嫁さんは“何者かに呼び出されたらしい”というのが、後に判明する。わざと情報を少なく解りづらくして、視聴者に主人公が呼び出したような錯覚を覚えさせる演出?
そんなわけで…嫁さんの死にショックを受けて、仕事が続けられなくなった主人公。犯人も見つからないまま(銃撃戦の流れ弾かと思ったが…その場で倒した相手とは別の人物が嫁さん撃ったらしい)1年が過ぎるんだけど…今度は最愛の娘に心臓の病が発覚!もちろん治療費はバカ高く…仕事から遠ざかっている主人公にはとても払えない。そこにタイミングよく仕事が舞い込む…それは業界内では有名な正体不明の暗殺者を始末するというもの。どうやらターゲットは東京にいるらしい。最初は渋っていた主人公も、娘の治療費を稼ぐために依頼を受ける。
で、呼び出された東京のホテルにやって来たんだけど…そこには自分と似たような同業者がいっぱい集められていた。やがて依頼主だというフランク・グリロが巨大モニター越しに現れまして…お前らは俺を倒すために呼ばれたんだ、俺と戦えと煽る。そう、グリロこそが、ターゲットであるはずの正体不明の最強暗殺者だった。参加辞退を申し出た者はその場で射殺…抽選で決められた順に、問答無用でグリロとの対決を強いられる。最初は一対一で戦うというルールだったのだが、グリロには地の利もあり、トラップを利用した、アコギな方法で勝ちにくるんだよ。
さすがに不満を漏らす残りの参加者…主人公は自分たちに少しでも勝ち目がある方法で戦いたいと、言葉巧みにルール変更を提案…卑怯な手を使った初戦で力を見せつけたグリロも、さらなる交換条件を出すなど、お互いにトンチ合戦の末…正式にルール変更が認められ、最終的なバトルへと進んでいくのだけど…。設定上、物語の中盤は東京が舞台になってるけど…間に、“東京名所めぐり”な実景映像を挟むくらいで…役者陣は実際に日本ロケしてない感。そして、メンツの中で一番メジャーなフランク・グリロは別の役者との絡みが少なめ、別撮り感が強い。
暗殺者グリロが…同業者たちにメンチをきって、俺様を殺してみろっと煽った挙句、トラップまで用意した自分のシマでマウントを取るという基本展開は、「007/黄金銃を持つ男」のフランシスコ・スカラマンガ(クリストファー・リー)と一緒だなと…主人公をニセの依頼で呼び出した使用人が、最後に“主人の仇!”って襲ってくるのかなって予想してたんだけど…さすがに、そこまで同じ展開ではなかった。あと戦いの舞台が…グリロ所有のホテル内、そこで殺し屋同士がバトルするってシュチエーションは…「ジョン・ウィック」(コンチネンタル)あたりの影響かなと…。
嫁さん殺しの犯人を含み…色々とどんでん返しあり。いや、嫁さん殺しの真犯人は、ある意味…予想通りか?フランク・グリロも“俺様が最強”と豪語してた割に、最後の態度がちょっと煮え切らない。なんで、こんなまだるっこしいことやってるんだという部分には、一応、意味はありました。単なる強さ自慢じゃなかった(だから…本当はそんなに強くない、セコイだけだったし)。主演のアラン・ムーシは格闘家出身なので、得意の回し蹴りを披露するなどアクションのキレはある…しかしリブート版「キックボクサー」シリーズ同様、主人公としての華がないのが難点。
監督:ケヴィン・グレイヴォー
出演:アラン・ムーシ スティーヴン・ドーフ フランク・グリロ シャノン・クック ケヴィン・グレイヴォー
【Amazonで見つけた海外盤BD(日本語収録なし)】
Blu-ray King Of Killers ※海外盤、日本語なし、リージョン未確認

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