毒戦 BELIEVER(2018年) | 勝手に映画紹介!?

毒戦 BELIEVER(2018年)

毒戦 BELIEVER [DVD]

 

加入中のネットフリックスで…新作ネトフリ映画「毒戦 BELIEVER 2」の配信が始まっている…もともとジョニー・トーが監督した「ドラッグ・ウォー 毒戦」という香港・中国の合作映画がありまして、それを韓国でリメイクしたのが2018年製作、2019年日本公開の「毒戦 BELIEVER」であり、今回のネトフリ映画はその続編になる。あれ、そういえばジョニー・トーの方は見たけど、リメイクの1作目を見てないかも?ということで、慌てて鑑賞。ネトフリでも配信されてるんだけど…調べたら2021年にWOWOWで録画してあったので、その時のエアチェックディスクで鑑賞。

 

刑事のウォノは…長年、麻薬組織のトップに君臨する通称“イ先生”を追いかけており、“イ先生”を捕まえるため、未成年の麻薬常習少女を“おとり”に使っていたのだが…自分のミスで殺されてしまった。その矢先に、“イ先生”の麻薬工場で爆発火災が起き…組織幹部を含む多くの犠牲者が出た中、通称“ラク”ことソ・ヨンナクという青年が唯一生き残った。ラクの供述で…“イ先生”が中国人バイヤーと取引を進めていることが判明、ウォノはラクの協力を得てバイヤーと組織の双方に潜入、取引の場に“イ先生”を引きずり出し、捕まえようと考えるが…。

 

ジョニー・トーの映画がいつも面白いのは当たり前で、こっちは所詮リメイクでしょ?って、ちょっと嘗めてるところもあったんだけど(だからこそ、当時、録画してもなかなか見なかったんだろうな)…ゴメン、普通に面白かった。っていうか、ジョニー・トーの方も、10年くらい前にレンタルDVDで1回見たきりなので、捕まえた売人を泳がせて、刑事が麻薬組織に潜入するような話だったという大まかな内容をなんとなく記憶している程度で、けっこう細かい所を忘れてた。なもんで…記憶が刺激されて、先読みできるような部分もあったけど、わりと新鮮な気持ちで挑めた。

 

ああ、あと…オリジナルの方は、もっと淡々とした、乾いたタッチの映画だったような気がするんだけど、この韓国版リメイクは、全体的にエンタメ感も増しているというか、ドラマチックな部分が多かったかなと。バイオレンス描写が増えてるのは、韓国リメイクなので想定の範囲内だが、アクションの一つ一つをとっても、活劇としてしっかりと見応えがあった。主人公刑事が、麻薬組織をつぶすために利用する、組織の男の存在感も、よりミステリアスであり…全てを見通してるような不気味さがあり、オリジナルの同じポジションのキャラクターとも全然印象が違うなと。

 

オリジナルの方の内容を忘れていても、若干、「ユージュアル・サスペクツ」感が入ってるようにも思えるクライマックスなど、リメイク版のアレンジ部分はさすがに気づいた。主人公が最後に黒幕とサシで勝負する当たりも…韓国映画らしいなと。既に続編があるというのを認識して見ていたので、自然と…“続きがあるんだな”って考えてしまうけど、公開時、または録画時にリアルタイムで見ていたら、ラストなんかは違う受け止め方もできたよね。余談だけど…刑事を手助けする組織の人間ラクを演じたリュ・ジュンヨルが、麒麟の川島に見えてしょうがなかった(笑)

 

確かオリジナルの方も似たシーンがあったと記憶…主人公刑事がバイヤーと接触する時は麻薬組織の人間、麻薬組織と接触する時はバイヤーに成りすまして、おとり捜査を進めるシーン。エキセントリックなバイヤーを模写して、麻薬組織を信用させようとするんだけど、組織の人間からガチで激ヤバなブツを味見させられてしまい、ぶっ飛んじゃう。本物の中国人バイヤーは、味見をした後に、ガンギマリで嫁さんとイチャつきはじめたので…そこも模倣し、女房役の女刑事を犯したりするのかと思ったが(韓国映画ならヤリそう)、そんな展開にはならなかった。

 

 

監督:イ・ヘヨン

出演:チョ・ジヌン リュ・ジュンヨル キム・ソンリョン パク・ヘジュン チャ・スンウォン キム・ジュヒョク

 

 

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