バイオレンスアクション(2022年) | 勝手に映画紹介!?

バイオレンスアクション(2022年)

 

ネトフリの次回更新日(すでに解約済み)まで残り僅か…頑張って、見れるうちに気になるネトフリ映画をいろいろと消化中。えーと今回はネトフリのいわゆるオリジナル映画ではなく、普通に劇場公開された邦画です…ただし、現在は未円盤化のようで、他の配信サイトでは配信していないのかな?とりあえずアマプラで調べた限りは有料、無料共に未配信でした。そんなわけで橋本環奈主演の「バイオレンスアクション」を鑑賞…オイラも原作漫画を途中まで読んでいるんだけど、この実写映画は悪い噂しか聞かなかったので、今まで完全にスルーしていた(汗)

 

日商簿記検定2級合格を目指し、専門学校に通う菊野ケイ…見た目は一見ゆるふわだが、彼女の本当の正体は指名ナンバーワンの凄腕殺し屋だった!学校帰りのバスの中で…爽やかなイケメン青年と出会い心をときめかすケイ。その後、表向きはラーメン屋である殺し屋組織に顔を出すのだが、なんとケイに好意を寄せる学校の同級生・渡辺が後をつけてきて、正体がバレてしまった。成り行きで…殺しの手伝いをすることになる渡辺。さっそくヤクザ組織の内紛に絡んだ仕事が舞い込み、ケイは運転手のヅラさんやスナイパーのダリアらと仕事にとりかかる!

 

先に言っておきます…いつもは、だいたい自宅鑑賞は、一応、安物のプロジェクターを使ってるんだけど、今回は食事をしながら、タブレット端末で、1.5倍速にし、ながら見で視聴してました(タブレットやPCだと倍速再生に対応してるけど、Fire TV STickのアプリには未対応なんだよね)。動画、映像の倍速再生も賛否両論だけど…オイラは時と場合によっては肯定派かな?少なくとも、こういう見るからに“地雷”のような作品の時は、倍速で見るのもぜんぜんアリだと思う。っていうか、案の定…倍速で見てても、心が折れそうになったよ、マジで、酷い内容。

 

まぁ、なんとか我慢して最後まで見ましたけどね。原作を読んでるので、設定やストーリー自体は特に問題ないんだけれども…全体的に、こんなもん民放の深夜ドラマで充分だろうと思えるくらいの、安っぽいアクション、安っぽい編集、安っぽいCG・VFX、安っぽい演技と安っぽいキャスティング…どこを切っても、金太郎あめのように、“安っぽい”がつきまとう、とにかくチープな画づくりに愕然。映像化の一報を聞いた時は、マジかと思ったんだけど…橋本環奈主演と知り、嫌な予感しかしなかった。案の定…演技が下手なのに加え、アクションもなっちゃない。

 

橋本の棒立ちアクションをやたらと細切れにし、無茶な編集や映像加工で切り張りして見せるのでまったくもって迫力がない…いったいどこがバイオレンスやねん。ちゃんと原作漫画からはバイオレンスな香りが漂ってるけど、この映画からはそんなもん、どこからも感じられない。明らかに血が足りないよね…橋本環奈がもっと流血して、顔面血だるまになるくらいじゃないと、既に原作の“絵”に負けている。っていうか、1.5倍速で見てるのに…スローモーション多すぎだろ。スロー減らせば、もっと尺が短くできる!Vシネみたいなあの展開なら、せめて80分にしろ。

 

可愛い女の子が殺し屋稼業に勤しむという…内容がかぶり気味な「ベイビーわるきゅーれ」を先に見ていたので、余計にトホホ感を味わう。直前に、やっぱり女優さんがガンガンと濃厚アクションを繰り広げるネトフリの韓国映画「バレリーナ」を見たばかりだったこともあり、“ホンモノ”との違いを強く意識してしまう。同じチープでも、それがちゃんと味になる、Vシネで腕を鳴らしていたころの三池崇史とかが撮ったら、もっとマシな映画になったかもしれないな。三池さんが撮ってれば、令和の女版「殺し屋1」みたいな作品になってたかもしれないと悔やまれるよね。

 

 

監督:瑠東東一郎

出演:橋本環奈 杉野遥亮 鈴鹿央士 馬場ふみか 森崎ウィン 佐藤二朗 城田優 高橋克典 岡村隆史

 

 

【原作の方が面白いよ!】

バイオレンスアクション (1) (ビッグコミックススペシャル)

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