トジコメ(2022年) | 勝手に映画紹介!?

トジコメ(2022年)

トジコメ

 

WOWOWのスリラー特集でエアチェックしておいた「トジコメ」を鑑賞…やっぱり尺が短い作品を優先して見ちゃうんだよなぁ、これも本編は90分ジャスト!なんとなく「アオラレ」のパクリ感ある邦題で、どうせB級映画なんじゃないかって思って、一瞬スルーしそうになったんだけど…監督は「ディスタービア」や「イーグル・アイ」「トリプルX:再起動」のD・J・カルーソであり、何気にキャストの中にヴィンセント・ギャロの名前もあったりして…あれ、けっこうちゃんとした作品なのかもってなった。でも、どちらかというとアイデア勝負のワンシチュエーションものでしたね。

 

薬物中毒から更生し、幼い子供レイニーとメイソンを育てているジェシカだったが、生活苦から、今住んでいる祖母の家を売って、引っ越す準備を進めていた。そんなところへ、子供の父親でもある元恋人のロブが、知人のサミーを伴って現れた。サミーには小児性犯罪の噂があり、嫌悪したジェシカは、ロブに家から出ていくようにときつく命じる。それに対し、ジェシカの態度に激怒したロブは、彼女を食料貯蔵庫に閉じ込めて、そのままサミーと一緒に帰ってしまった。ジェシカは貯蔵庫の外にいる子供たちのことが心配で、なんとか脱出しようとするのだが…。

 

娘と息子を育てているオカンが主人公…子供たちはどちらもまだ幼く、年下の息子の方はまだオムツを履いてるし、年上の娘の方も…それなりに会話くらいは成立してるんだけど、1人でトイレに行けないくらいの幼さ。まぁ、なんていうか…この娘がね、いわゆる“映画的に要らんことするイラつくガキんちょ”ポジなのよ。この母子…祖母が遺した農園(?)に住んでるんだけど、維持費が大変らしく、引っ越しすることが決まっている。で、どうやら周りがリンゴ園らしく…娘はやたらとリンゴを拾ってきて、ママに食えって差し出すんだけど、それが傷んでてママ困惑。

 

このあたりが伏線になっていて…どうやら娘は“使えないヤツ”らしいと。後に、ママは家の中にある貯蔵庫に閉じ込められて、出れなくなっちゃって…ドアの隙間から顔を覗かす、娘だけが、頼りみたいな状況になるんだけど…ホント、駄々ばっかこねててさ、ママが脱出するのに必要なものを説明して“これこれこういうモノを持ってこい”っていうんだけど、まったく関係ない使えないモノばかり持ってくるのよ。嫁も、子供もいない寂しい身分のオイラなんか、こういうのを見てると…“子育てが大変だな”って思うのを通り越して、子供が嫌いになってきちゃうよな(汗)

 

サスペンスとして、いろいろと恐ろしい展開が待ってるんだけど…個人的には、本当にどうしようもなくなって、ママがこの無知な娘に“弟の面倒を見てくれ”って、懇願する展開が、マジで一番怖かった。いや、絶対に無理だろ…またなんか要らんことするぞ。案の定…弟の泣き声がして、それに対し、娘が“落っことした”とか言うんですよ。ヤバイ、ヤバイ…弟死んじゃうって。そして、視点はずっと閉じ込められているオカンなので、外の状況があえて描かれないんだけど、オイラの脳内では、もう最悪な状況しか思い浮かんでこない…赤ん坊は無事に生きてるのか?

 

最初は…自爆して(自然に扉が閉まってしまい)貯蔵庫に閉じ込められてしまうママ(主人公)…で、前述の通り、娘に助けを乞いながらなんとか脱出しようとするんだけど、うまくいかない。まさか、これを延々に見させられるのかと思いきや、子供たちの父親でもある、薬中の元カレがたまたまやって来て、なんとか外に出れた。と、思いきや、元カレと喧嘩して、今度は元カレに力づくで、無理やり閉じ込められる…やっぱり延々とこの展開を見せられる映画だった(汗)さらに、元カレの知人、ロリコン犯罪者ヴィンセント・ギャロの魔の手が子供たちに伸びて…。

 

 

監督:D・J・カルーソ

出演:レイニー・クアリー ジェイク・ホロウィッツ ヴィンセント・ギャロ

 

 

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