悪魔のいけにえ －レザーフェイス・リターンズ－（２０２２年）
既に解約手続き済みのネットフリックス、追い込み消化11本目…とりあえずこれで本当にラスト、今はもうトップページにアクセスしても“メンバーシップを再開する”ボタンが表示され、マイリストも表示されなくなった。1か月間、本当にお世話になった、後で鑑賞作品の数をちゃんと数えて、総括的な振り返りも行いと思う。本当は1つ前の「チューズ・オア・ダイ 恐怖のサバイバルゲーム」で最後かなと思ってたんだけど、期限ぎりぎりで滑り込み、尺が短かったので、なんとか見終わることができた「悪魔のいけにえ －レザーフェイス・リターンズ－」の感想です。
かつて人皮のマスクを被り、多くの人たちを血祭りにあげた殺人鬼“レザーフェイス”が出没したテキサスの田舎町“ハーロウ”…今は寂れたゴーストタウンと化していた。そんな“ハーロウ”を再生し、ビジネスで成功しようという野心を抱いた若者たちが移住することに。仲間と一緒にやって来たメロディは、移住を渋る妹ライラをなんとか説得しようと手を焼いていた。そん中、自分たちが権利を取得したはずの古い児童養護施設に老女と、その息子らしい大男が居座っていた。メロディたちは立ち退きを強行しようとするが、その途中で老女が急死してしまい…。
言わずと知れた人気ホラーの新作…直近だと、オリジナル1作目の前日談を描いた「レザーフェイス～悪魔のいけにえ～」があり、オイラも過去にＷＯＷＯＷで見ている。てっきり、このあたりの続きとして描かれた作品なのかなと思いきや、実はオリジナル1作目の直系にあたる続編作品だった。ただ、いまだに熱狂的なファンが多い作品でもあるので、逆に難しいところに足を踏み入れてしまったんじゃないかなという感じがしないでもない。実際に、ネットの反応なんかを調べてみたら（タイトルをググっただけだけど）…軒並みレビューサイトの平均点が低めだった。
まぁ、オイラはそこまでオリジナルに思い入れがあるわけじゃないので（子供の頃はホラーが苦手で、だいぶ大人になってから見直したからなぁ）、リメイク版やこの前の前日談もそこそこ許容している。確かに…オリジナルと比べちゃうと、この前の前日談のヤツも、何か物足りない要素ってあったのは確かなんだけど、怖さを通り越して笑っちゃうような殺戮シーンなど、テンポよく畳みかけてきて、今風スプラッターとして充分に楽しんだ。本作なんかも、同じようなタイプで…レザーフェイスが突然殺戮を開始する、あの序盤のシーンとかけっこう好きだけどな。
容赦なく登場人物たちが殺されていく中…主人公姉妹は健闘して、なんとかレザーフェイスと互角に対峙する。特に、訳ありで（過去にトラウマになるような大きな事件に巻き込まれている）、反抗的な態度ばかりとる妹（掲載写真の左）を、心配しながら、時に強めに叱ったりする真面目なお姉ちゃん（写真の右）を個人的には応援したくなった。最初にレザーフェイスと対峙したのもお姉ちゃんの方であり、何度もピンチに陥る。あのモジャモジャの髪型とか、現代を舞台にしている作品にしては古風な見た目（あくまで主観）なのも、応援したくなる一因だったのかも？
一見、過去作品なんか見てなくても…独立して楽しめるじゃんの内容に見えるんだけど、途中、レザーフェイス退治に、颯爽と現れるのが、なんと1作目で生き残ったキャラクターなんだ。これが直系の続編と言わしめる所以.。ただ、演じている役者さんは別人…オリジナルの役者さんは残念ながら既に他界されている。だからなのか、バーーンと、めっちゃかっこよく出てきた割りに、雑で不憫な扱いを受ける。これ、オリジナルの役者さんがご存命だったら、もうちょっと違うアプローチもあったかもしれない。やっぱオリジナルファンに不評の原因はこういうとこか？
でも、何も考えないで見るには充分、ネットフリックスのような配信で手軽に、身体を切り裂かれ、引き裂かれ、首ちょんぱにまでされるようなスプラッターを楽しめるんだから、オイラ的には及第点だと思いましたよ。特に、最後の追い込み消化では「スクリーム」もどきのスラッシャー映画をいくつか見たけど、正直、もう少し血が欲しいなと思っていたところだった（ナニ、シレっと物騒なこと言ってるんだ！）。1か月間、ネットフリックスを使った最後の締め括りとして、オイラ的にはいいチョイスだったかなと思う。ここ数日は怒涛の鑑賞・感想ラッシュで疲れたよ…。
監督：デヴィッド・ブルー・ガルシア
出演：サラ・ヤーキン エルシー・フィッシャー ジェイコブ・ラティモア オルウェン・フエレ マーク・バーナム
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