FAST VENGEANCE(2021年)※輸入盤鑑賞 6月8日レンタル開始「リベンジ・ライド」 | 勝手に映画紹介!?

FAST VENGEANCE(2021年)※輸入盤鑑賞 6月8日レンタル開始「リベンジ・ライド」

 

先月のはじめ…Amazonで底値の419円になっているのを見つけて(現在は在庫数1で3336円)、ポチっておいた輸入盤ブルーレイ「Fast Vengeance」をようやく鑑賞。購入したはいいけど…Googleの力を借りたりしながら、脳内翻訳が必要な日本語なしの洋画なのに、本編が115分、約2時間あることに躊躇、なんかめんどくせーなぁって、ずっと放置してしまった。まごまごしてて、日本版リリースされたら、輸入盤を買った意味なくなると困るなぁって思ってたら、やっぱり「リベンジ・ライド」のタイトルで6月8日レンタル先行、8月3日セル版の発売が決まってしまった。

 

映画は…違法バイクレースに関わって死んだ兄弟(兄なのか弟なのかわからないが…見た目の印象だと主人公が兄なのかな?)のために、主人公のあんちゃんが、アンダーグラウンドの世界に飛び込み、兄弟殺しの犯人と目される人物に迫って、自ら復讐を遂げようって感じのお話。主演はD・Y・サオというアジア系の役者さん、劇中では“中国の三合会”的な組織と関りがあるような雰囲気もあったが…役者さん自身はネット情報によるとカンボジア出身とのこと。これまたネット情報だけど…「シャンチー/テン・リングスの伝説」のスタントにも携わってたらしい。

 

注目のポイントは2021年、薬物の過剰摂取で急逝した黒人ラッパー兼俳優(セガールと「DENGEKI 電撃」や「沈黙の鉄槌」で共演)DMXの遺作らしいという点。DMXは主人公の弟が死んだ違法レースの捜査に携わる警察官(Captainと呼ばれていたので、たぶん警部)を演じている。ほか、主人公のバイクをチューンナップするなど協力者の女整備士に「ハード・ナイト・フォーリング」「アクセレーション」のナタリー・バーン、レースの胴元に「アドレナリン:ハイ・ボルテージ2」のバイ・リン、知人トレーナーに「プラネット・テラー」「マチェーテ」のジェフ・フェイヒーなど。

 

 

弟が死んだという報せを受け、故郷に戻って来たシェン・ロン…どうやら弟は、アンダーグラウンドでの違法バイクレースに関わって命を落としたらしい。捜査を担当するリドル警部の元を訪れ、直訴するシェン…しかし自分が求めていた答えはなかなか得られない。その足で、自分もかつて所属し、弟も死ぬまで所属していた中国裏社会のの元を訪れるのだが、そこでも余計な詮索をしないようにと諭される。諦めきれないシェンは、弟の死の真相を調べ、犯人に復讐するため自ら違法レースの世界へ!女性整備士、アンドロメダの協力を得ることができたが…。

 

Amazonの商品ページにもう“あらすじ”が載ってたので…実際に日本語なしで見た本編の補完がだいたいできた。やっぱり、死んだのは主人公の弟だったのか…。劇中、かなりバイクに関する専門用語などが出てくるので、もともとバイクとか詳しくないから、英語字幕だと余計にチンプンカンプン。とりあえず、無知なオイラと同じくらい、バイクの知識に乏しい主人公が、凄腕の女整備士にバイクを“勝てるようにカスタマイズ”してもらって、弟殺しの犯人に違法レースで勝負するってことは理解できた。まぁ、その解釈であながち間違ってなかったってことだな。

 

通称コブラとかいう人物、または連中がどうやら弟殺しの犯人らしいんだけど、バイクレースで対等にならなければ近づけない様子。そこでまずはバイク探しから始め、無事に入手したものを前述の女整備士の元へと持ち込む。しかし三合会とか警察が(実は裏で両者に繋がりあり)、主人公に“真犯人探し”をされたら困っちゃうようで、やたらと妨害工作をされる。都度、そんな妨害を拳で排除してきたが…レース出場が危ぶむ絶体絶命のピンチも訪れる。それを乗り越え…クライマックスで遂に、目的の人物とのサシでの勝負が実現するんだけど…。

 

ちょっとデコハゲ気味な主演俳優D・Y・サン。アジア系の役者であり、元々はスタントマンということなので…アクション自体はかなりキレが良く、頻繁に挿入されるチンピラたちとのバトルシーンも、わりと迫力があって悪くないんだけれども、きっと本作に興味を持つ人の多くは…もっとバイクのチェイスシーンが見たかったはずである。その点に関しては、かなり肩透かしである。初っ端はレースをするのかと思いきや、ストリートファイトでお茶を濁され、途中の対決では、直前にフェイドアウト、主人公が勝ったらしいと、事後に内容をセリフで説明する感じだった。

 

ためにためて、ようやく最後の勝負で…と思ったら、ここもレースが始まった途端、あれれな展開になってしまう。結局は拳での戦いになる(笑)弟殺しの犯人と目される人物は、早い段階から名前(通称)が語られ、何度も画面に登場していたものの、終始フルフェイスのヘルメット姿。お前が犯人だったかという意外性みたいな演出を狙っての事なんだろうけど…。エンドロール直前にDMXへの追悼メッセージあり…そこまで出番は多くないが、けっこうオイシイ役ではあった、遺作で間抜けな役だったらショックだけど…ファンも納得では?あらためて冥福を祈る。

 

映画データベースサイト“IMDb”では…10点満点中、平均3.0点と厳し目な評価だったので…もっと低予算でチープな作品を想像していたが、映像作品としては、ちゃんと“見れる”仕上がりになっていると、オイラは思った。まぁ、面白いかどうかは別だけど。あと、この内容で115分…ホント、会話シーンが多めだったな(笑)無理に日本版のレンタル(配信)を利用したり、セル版を購入したりしようとは思わないが、WOWOWほか映画専門チャンネルなどで放送があれば見直してもいいかも。日本版はDVDのみの扱いで、ブルーレイはリリースされないみたいだ。

 

 

監督:ペアリー・レジナルド・テオ

出演:D・Y・サオ DMX ナタリー・バーン バイ・リン ジェフ・フェイヒー ランドール・ベーコン リチャード・チウ

 

 

【輸入盤Blu-ray&日本版DVDソフトの購入】

Blu-ray Fast Vengeance ※日本語収録なし

DVD リベンジ・ライド ※8月3日リリース(レンタルは6月8日)

Fast Vengeanceリベンジ・ライド






 

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