CUBE キューブ(1997年) | 勝手に映画紹介!?

CUBE キューブ(1997年)

キューブ (字幕版)


昨晩の地震、久しぶりにヤバかった…みかこしとすみぺが可愛いなと、ほっこりしながらABEMAの「声優と夜あそび」の生放送を見終わった後、アーカイヴで高橋ヨシキさんやてらさわホークさんのYouTube「BLACKHOLE」(議題は「ザ・バットマン」だった)を見始めたら、グラっときた…YouTubeのアーカイヴなので動画の中の出演者さんたちは何事もなく喋り続けてるし、緊急地震速報も表示されない。っていうか、神奈川は緊急地震速報の範囲外だったらしく、スマホも無反応。それでも、続けてきた2回目の地震の揺れは3.11を彷彿とさせる長さで不気味だった。

 

揺れがおさまった後は、我が家では大きな被害もなく…チャンネルをNHKに合わせ、タブレットで情報収集。揺れから1時間くらい経ってから、Twitterで“ウチの市内が広範囲で停電している”というつぶやきを目撃…慌ててカーテンを開け、窓の外を覗いたら、確かに線路の向こう側にある繁華街の様子が“いつもより暗め”…電灯とかマンション、雑居ビルの明かりがところどころ消えていた。しばらくの間、こっちも余震がくるかなと(震源近くでは、何度か緊急地震速報が出たみたいだし)、身構えていたけど…その後は特に揺れを感じることもなく、少し落ち着いた。

 

ってなわけで…オイラもそうだけど、寝不足の人も多いんじゃないかと。東北の方じゃ、大きな被害も出てるみたいなので、寝不足くらいでイチイチ文句を言っちゃいけないのは重々承知だけど…眠いよね(汗)えーと、昨日、報告の通り…Twitterの懸賞で今月出たばかりの新作DVD「CUBE 一度入ったら、最後」が当選!これ、90年代後半のカルト映画「CUBE キューブ」の邦画リメイクなんだけど、久しくオリジナルの方を見返してなかったので、昔買ったDVDで先に見直しておこうと思ったら…あれ、持ってたはずのDVDが手元にない。どうやら売っちゃったみたいだ

 

映画自体も20数年前にDVDを購入して、1~2度見たきりなので内容はうろ覚え…当時は世間で騒がれているほど面白いとも感じず、処分したことすら忘れていた。でも、やっぱりリメイクの感想を語るには、オリジナルも見直しておいた方がいいと思うし困った。頼みの綱のアマプラも有料だし、わざわざ金を払ってまで見直すのも。そうしたらアマプラのオプションチャンネル“STARZPLAY”で扱っており、なんと今までこのチャンネルを利用したことがなくお試しの無料体験が使える!貰ったDVDも早く見たいし、善は急げで“STARZPLAY”の無料体験を申し込んだ。

 

各面に扉がついた奇妙な立方体の部屋…ガタイのいい黒人男性クエンティンはそこで目を覚ますも、今の状況がまったく把握できない。なぜこんな場所に自分はいるのか?同じような部屋の中にワースという男が倒れていたが、妙に無気力で、脱出に興味を持っていない様子。やがて別の部屋から医師だという中年女性ハロウェイが顔を覗かし、他にも数学科の女子学生レブン、後に伝説の脱獄囚だと判明する初老の男性レンなど、次々と同じ状況に巻き込まれた人たちが集まってくる。刑事のクエンティンがリーダーとなり脱出方法を探し始めるが…。

 

始まってすぐの“アバン”…やたら貧相なオッサンが出てくるんだけど、全く覚えていなかった。こんなキャラいたっけ?って思ったら…観客に状況を説明するための、いわば“噛ませ犬”でして、あっという間にトラップに引っ掛かって体中が細切れにされる!ホラー映画の識者だったら、何らかの元ネタが想像できるのかもしれないけど、そこまでホラーに詳しくないので、単純に…「バイオハザード」よりもこっちの方が早く“人体がバラバラになるトラップ”を描いてたんだなって、思いだすのだった。いわゆるソリッド・シチュエーション​ブームの先駆けでもあったな。

 

閉じ込められて状況がわからず、とりあえずそこから脱出しようよ…でも脱出に失敗すると死が待ってるよという、「ソウ」シリーズの定番設定も、こちらの方が先にやってたんだな。後追い作品の方が、自分の中ではすっかり印象深くなってしまっていた。初見の若い頃は…所詮“アイデア勝負の低予算映画じゃないか”って馬鹿にしてる部分もあったんだけど、“もっと稚拙な類似作品(本作の正規続編を含む)を今まで数多く見てきたことで”…逆にオリジナルの良さ、魅力にも今さら気づいたりする。あの機械的な模様が描かれた部屋のデザイン、普通に良いな。

 

昔、DVDで見た時は…まだ4:3のブラウン管テレビだったけど、安物プロジェクターの白壁投影とはいえ、130インチの大きさで見てると、よりあの特徴的な部屋の模様が視覚に入り込んできて、劇中のキャラクターたちが味わう閉塞感にシンクロしやすなった。真四角の立方体という縛りがあるわりに、よく動くカメラワーク…人物の“寄り”でも画面が左右に揺れてたり、でもカットバックで別のキャラを映した時はピタっと画面が静止しててね…改めて見ると、なんか、そういう映画らしいテクニックも随所にあって、あれ、これ面白いじゃんって、思いなおせたよね。

 

オチは、なんかよくわからないまま終わっちゃうのは覚えてて、実際に再鑑賞でも印象はそんなに変わらなかったが…それと同時に、後に作られた正規続編の2やZERO(3作目)で、後付け感ありありだったけど、ちゃんと世界観の説明とかしていたような記憶があるので(どっちの作品だか忘れたけど)、ああいうオチでも許容できるくらいの心は持ち合わせていた。企んだ“何者か”たちに恐怖や憤りを感じるのはもちろんの事…醜い人間の感情のぶつかり合いが“何よりも一番恐ろしい”という、ホラーの鉄板テーマも描かれていて、久々の再鑑賞を楽しんだ。

 

これから、懸賞で貰った邦画リメイクの「CUBE 一度入ったら、最後」を見るつもり(今日見るかはわからない)なんだけど…アレをどう料理したんですかね?今さらのリメイクという意味が感じられる作品になっているのかどうか、楽しみに鑑賞したいと思う。見る前の予想、日本人キャストがどのポジに当てはまるのか?ワース→菅田将暉、クエンティン→斎藤工、レブン→杏、レン→吉田鋼太郎、ハロウェイ…って日本版は女性キャストが杏しかいないじゃん。じゃあ、ハロウェイポジが岡田将生か?知らない子役みたいな男の子は、後半登場のカザンだろう、どうだ?

 

 

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ

出演:モーリス・ディーン・ウィント ニコール・デボアー デヴィット・ヒューレット ニッキー・グァダーニ

 

 

【こちらは通常のアマプラ(有料配信)】

キューブ (字幕版)

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