無間行者之生死潜行/THE INFERNAL WALKER(2020年)※原題 未公開 香港映画 | 勝手に映画紹介!?

無間行者之生死潜行/THE INFERNAL WALKER(2020年)※原題 未公開 香港映画

The Infernal Walker [Blu-ray]

 

Amazon物色中に、気になる輸入盤ブルーレイが、いつものようにラスイチ、底値になっていたのでポチる…「無間行者之生死潜行/The Infernal Walker」、販売価格511円、ポイント値引き83円分…428円、懸賞で当てたアマギフ払いなので実質タダ。映画自体は中国映画、いわゆるオイラたちの感覚の香港映画ですね。ディスクはアメリカなど英語圏でリリースされたものと思われる。ポチってからAmazonの商品ページに“販売元:Universe Italy”と書いてあるのに気づく…イタリア製?リージョン大丈夫かな?って心配だったが、届いたのはリージョンA。

 

日本語は収録されていないが、問題なく日本製プレーヤーでも再生できた。ブルーレイのリリースは2021年2月。映画にはもう一つ英語タイトルがあって、一時期は“The Redeemers”とも呼ばれていたらしい…日本で公開、またはリリースされる時は素直に「インファナル・ウォーカー」でいいんじゃないかな?原題、英題からなんとなく察せられると思うけど「インファナル・アフェア」チックな潜入捜査ものです…組織に潜入中の男に「ゴールデン・ジョブ」のマイケル・ツェー、犯罪組織を追う若手のエリート刑事に歌手、モデルでもあるチャウ・パッホウ(実は知らない)。

 

ほか、主人公の潜入捜査を認識している警察の指揮官(警部?)に「導火線 FLASH POINT」のレイ・ロイ、主人公が潜入している組織のボスに「ゴッド・ギャンブラー レジェンド」「ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官」のホイ・シウホン、主人公が潜入している組織の直属の上役(兄貴分)に「風暴 ファイヤー・ストーム」や、オイラは未見なんだけど昨年公開してかなり話題になったドニー・イェンの新作「レイジング・ファイア」にも出ていたらしいケニー・ウォン…オイラが知ってるって思った役者さんは、こんなところかな?まぁまぁ有名な役者さんが出てます。

 

監督はウォン・カーフェイ(表記は黄家輝)でいいのかな?ネットで調べると…ドニーの「ドラゴン危機一発’97」に同名の撮影監督がいるので、もしかしたらこの人かもしれない…もし違ったらゴメンナサイ。前述の通り日本語は未収録…オイラはオリジナルの広東語音声+英語字幕にて鑑賞。大まかなストーリーは意外と単純、っていうか“ありがち”だったので問題なく追えたけど、キャラクター名なんかは正確につかめなかったですね、ゴメンナサイ。以降、役者名を使って“あらすじのようなもの”と感想を並行して語っていきたいと思います(あらすじ割愛)。

 

 

冒頭、ふ頭で人相の悪い連中が酒盛りか何かして、ワチャワチャしてるんだけど…急に険悪なムードに。どうやら組織の中に内通者がいたらしい。で、幹部の1人が、目ぼしをつけた人物を既に捕まえて、拷問にかけていた。でもって…そこに集まってる幹部連中の中では下っ端のマイケル・ツェーが指名されて、拷問を引き継ぐごとになるんだけど、隠れてその拷問されてる相手とアイコンタクトをとったりする。なるほど…こいつも仲間(潜入捜査官)なんだなという感じ。ただし、中途半端だと自分の正体もバレちゃうので…かなり本気で痛めつけなければならない。

 

そうこうしてるうちに…この拷問されてる人物を救出する為か、警察が押っ取り刀で駆けつけてくるも…それを察知した悪党たちは、反撃をしつつ、蜘蛛の子を散らすように、その場から離れる!悪党と警察のカーチェイスが始まり、潜入捜査官のマイケル・ツェーはどさくさにまぎれて、拷問されていた人物を逃がそうとするんだけど、結局…悪党たちが殺してしまう、救出は間に合わなかった!無念の表情を隠しながら悪党たちと逃げるマイケル・ツェー。その後、死んだ男が、やっぱり警察の潜入捜査官だったことがわかり、仲間が追悼するシーンが挿入される。

 

一方…先の失敗した救出作戦で、真っ先に現場にやって来た若手の刑事がいるんだけど、これがチャウ・パッホウという役者さん。わりとエリートらしく、警察幹部のウケはよろしいようだ。そして、彼には学生の頃から何かと目をかけてくれていたパトロンのような恩人がいまして、その人物に…いちいち捜査情報を流している。案の定、若手い刑事の恩人のオッサンが、マイケル・ツェーが潜入している組織と通じてまして、捜査情報、潜入捜査している捜査官(劇中ではmole=もぐらと表現)の存在が筒抜けになっていた。結果的に若手刑事は敵側だったという…。

 

ね、なんとなく「インファナル・アフェア」っぽい“いつもの”構図になってきたでしょ…。悪党組織は、大掛かりな麻薬取引を画策していて、警察の裏をかこうと躍起に!警察もまた…この機会に潜入捜査官から情報を得て、取引を潰そう、組織を潰そうと考えている。その過程で潜入捜査中のマイケル・ツェーの正体がバレそうになる。いや、ヤツが“もぐらだ!”と悟ったボスの側近(大橋巨泉似のオッサン)が“警官殺し”の濡れ衣を着せようと考えるんだけど…その時に狙われたのが、若手警官がコクって結婚したばかりの同僚(?警察側)の美人刑事だった!

 

美人刑事殺しの罪をかぶせられたマイケル・ツェーが、復讐に燃えるチャウ・パッホウに追われ…その陰で、悪党たちも色々な駆け引きを繰り広げていて…。冒頭の拷問からのカーチェイスあたりは緊張感があり、けっこう面白かったんだけど、ぶっちゃけ、あそこがピーク?期待したほどアクションが多くなく、オイラはもっと“香港映画ならではの無駄な銃撃戦”とかが見たかったのに、そういうのがほとんどなかった。銃撃戦や追跡劇もあることはあるんだけど…特に見せ場になる燃えるシュチエーションではなかった。役者陣もそこそこではあるが地味目だし。

 

若手刑事の方が…いきなりプロポーズなんかし始め、新居を購入してイチャイチャし始めたから、ありゃ“これはフラグ”だろうと思った。そしたら、案の定…というか、でもちょっとだけ意外だったのは、嫁さんの方が殺されるという展開。捜査情報を流していたお前にも非がある…自業自得やね。最終的に濡れ衣を着せられた潜入捜査官の運命は?嫁さん殺された刑事は真犯人に復讐できるのか?酷評するほどつまらないってわけでもないんだけど「インファナル・アフェア」と比べてしまうと、脚本も演出も凡庸。最後の取ってつけたような泣かせもただの間抜け…。

 

 

監督:ウォン・カーフェイ(黄家輝)

出演:マイケル・ツェー チャウ・パッホウ レイ・ロイ ホイ・シウホン ケニー・ウォン 連詩雅

 

 

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