ザ・スイッチ（２０２０年）

2022年スタートですね…あけおめ、ことよろ！年末に、挨拶がてら、もう1回くらい更新するつもりでいたんだけど、なんだか忙しくてね…予定していた“ＷＯＷＯＷなどのエアチェック消化”も思いのほか捗らず。気がつけば、ＹｏｕＴｕｂｅで“わしゃ生”が始まる時間になり、それを見ながら…ダラダラと年を越してしまった。とりあえず必死こいてHDDの整理は行ったので、珍しく放送画質のDRモードでBS放送が30時間くらい録れるくらいの余裕はある。ただ、既に年始の特番エアチェックが始まってるので（BSでアニサマやってるし）、録画はたまる一方だけどね…。

昨年の正月は、元旦早々…「新感染半島 ファイナル・ステージ」を見に行ったりもしたが、今年は完全に“寝正月”を決め込む…オミクロンもあるしな、最低限、三が日はおとなしくひきこもる。テレビなんかでマスコミ報道を見ていると、人出も意外と多そうだ。年末の買い出しにスーパーへ行っても、誰一人、入り口で手指の消毒なんかしちゃいないのが現実…律儀にカートやカゴの消毒をしているウチの70代のオカンに、体当たりをぶちかましてきた中年のオバハンに…聞こえよがしに“誰も消毒してねぇ、これじゃコロナ感染再拡大だ”と嫌味を言って睨まれた。

そんなわけで…新年一発目の映画鑑賞、ブログ更新です。大みそかの晩にＷＯＷＯＷで初放送したものをエアチェック…「ザ・スイッチ」を鑑賞。これ、劇場で見たかったんだけど、1度、コロナの影響で公開延期になり、わりと早い段階で新しい公開日が決まったんだけど、そっちだと見に行くタイミングを逃して、見れなかったんだよな。年末あたりから“アマプラ”でも会員無料の対象になってたけど、既にＷOWOＷ放送の情報があったので視聴は我慢してた。ちなみに円盤だと「」という残虐シーン復活ver.。

11日の水曜日…親の留守中に仲間同士で集まっていた男女4人の高校生たちが、何者かに惨殺されるという事件が発生！その翌日…前年に父親を失っていた女子高生のミリーは、大学進学を希望していたのだが、母親に自分の気持ちを言い出せず悩んでいた。その晩、アメフトの応援に出かけていたミリーだったが、家族の迎えを待ってる時に、殺人犯“ブッチャー”と遭遇。間一髪のところで、警官をやってる姉シャーリーンに助けられた。しかし、次の日の朝になって、ブッチャーとミリーの身体が入れ替わるという不思議な現象が起きてしまい…。

「ゲットアウト」など安定のホラー作品を提供し続けるブラムハウス・プロダクションズによるホラー…殺人鬼のオッサンと今時女子高生の魂が新海誠のアニメ映画「君の名は」ばりに入れ替わってしまう（女の身体になるとオッパイ触ったり、男の身体になると排泄に困惑したり…同じようなネタをやってる）。特に、本当は殺人鬼であるヴィンス・ヴォーンの身体に、女子高生の魂が入り込んでしまい、今時乙女な女子高生になりきるキモかわいい演技は秀逸。リブート版「ジュマンジ」シリーズのドウェイン・ジョンソンやジャック・ブラックに匹敵する芸達者ぶりを披露。

盛りのついたヤリマン、ヤリチン高校生たちが、殺人鬼に容赦なくぶっ殺される、プロローグ的な冒頭…このど定番感がたまらない。オイラ世代だと…「スクリーム」あたりの作風をダブらせる。“11日の水曜日”から物語が始まるのがいいよね…原題の“Freaky”っていうロゴの出方が、なんか“13金（FRIDAY THE 13TH）”っぽいなって思ってたら、劇中の日付が“12日の木曜日”と進み、最終的には“13日の金曜日”がメインとして描かれる。その都度挿入されるテロップがいちいち“映画ロゴマーク風”で、“FRIDAY THE 13TH”の文字が大写しになる瞬間は大爆笑。

そんなに古典ホラーに詳しいわけじゃないのだが…他にもオマージュっぽいものがいっぱい散りばめられており、それこそ世代によって思い浮かべる作品も異なるかもしれない。「ラストサマー」と同じ（「キャンディマン」のオマージュ説もある）フック状の鉤爪が凶器に使われたり、冷凍庫で凍らされた人間がパリンと割れて砕け散るなんていうのは、オイラなんては安易に「ターミネーター2」のT-1000を思い浮かべてしまうが、何か他の作品のオマージュの可能性も。殺人鬼による惨殺バリエーションに関しては、冒頭シーンが一番凝ってて、見応えがあったかな？

監督：クリストファー・ランドン

出演：ヴィンス・ヴォーン　キャスリン・ニュートン　ケイティ・フィナーラン　デイナ・ドゥロリ　セレステ・オコナー

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