チャイナ・ヒート 極悪強盗団vs特別捜査隊(2020年) | 勝手に映画紹介!?

チャイナ・ヒート 極悪強盗団vs特別捜査隊(2020年)

Caught In Time [DVD]


日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアにてエアチェックしておいた「チャイナ・ヒート 極悪強盗団vs特別捜査隊(原題:除暴/英題:Caught In Time)」を鑑賞…邦題タイトルまんまなんだけれども、中国版ヒートな中華製(中国・香港合作)クライムアクション。90年代に実在した強盗団をモデルに、長きにわたった警察との死闘を描く。犯人を執念で追いかける捜査隊の隊長に「ビッグ・ショット」のワン・チエンユエン(原口あきまさ似のオッサン)、極悪非道の強盗団リーダーに香港スターのダニエル・ウー。

 

1990年、中国…田舎から地方都市チャンプーの公安局に異動となり、犯罪特捜隊の隊長に任命されたジョン・チョン。赴任初日に“友誼商店”の前を通りかかり異変を察知!強盗事件が発生中であることを確認するのだが、ちょっとした油断から犯人グループの人質になり、殺されかけ、間一髪のところで解放される。その後、犯人グループは“通称・タカ”と呼ばれ、以前から同様の手口で犯行を重ねているプロ集団であることが判明するも正体はつかめず。ジョンは彼らが一定の周期で犯行を重ねていると推測、次の犯行を防ごうと警戒を強めるていたが…。

 

冒頭から強盗団は悪行の限りを尽くし、警察は翻弄されまくる。赴任初日に強盗団に遭遇し人質になる隊長、それが因縁の始まりでもあったのだが、駆け付けた応援には容疑者扱いされ(初日だから顔を知られてない)散々なスタート。たまに勝負を互角に持ち込んだりすると、それこそ「ヒート」を彷彿とさせるような、街中を戦場に変えてしまうド派手アクションをぶちかましてくれるんだけど、とにかく長期にわたり、強盗の数が多く…そのほとんどで警察は苦汁を飲まされるので、途中からかなりダイジェストっぽく、若干…ドラマ部分が希薄に感じてしまうのも事実。

 

でも、全体的にテンポはあって、最後まで飽きずに見れる。容赦なく民間人をぶっ殺す、それどころか瀕死の仲間まで手榴弾でドカンと吹き飛ばす(警察に捕まって、正体がバレたら大変なので)。事あるごとに、手榴弾はドッカン、ドッカン爆発してたな。一見、豪快でただの野蛮人にも見える強盗団だが、実は用意周到に計画を立て、鮮やかに“複数の金庫を破って見せたりする”なかなかの頭脳派でもある。押され気味の警察が、ようやく強盗団の計画を先読み…反撃に転じるあたりからの駆け引きはなかなか面白く、とうとう“年貢の納め時”かと思いきや…。

 

隊長の部下の1人…最初は制服姿が初々しく、武器や防弾着もない状態で、無謀にも銃撃戦の真っただ中に飛び込んでいって、“死ぬ気か!”って叱責されていた女性警察官が、段々と成長し、私服で捜査をするようになり、気がつけば…隊長の片腕ポジにまで登りつめてる。この女性警官を演じていた女優さんがなかなか綺麗。それこそ、ハリウッドあたりの小洒落た作品だったら、隊長といい雰囲気になったりしちゃってもおかしくない感じなんだけど、隊長の方がね“原口あきまさ似のオッサン”だし、そんなラブロマンスとは程遠かった(隊長、子持ちだったし)。

 

そのかわりと言っちゃなんだが…強盗団のリーダーの方で、色恋が描かれており、犯罪者になんて惚れたらどんな末路がまってるか…なわけですよ。このリーダーのカノジョを演じてた女優さんもけっこう綺麗でしたね。っていうか、リーダーがダニエル・ウーだって、最初は気づかなかった。ダニエル・ウーって、こんなゴツかった?クライマックス、入浴場での隊長vsリーダーの裸でのタイマンバトルは迫力満点。実際はパンツくらい穿いてるんだろうけど、バスタオルがはずれないかと、妙なヒヤヒヤ感もあり。そんな状態でのタマ●ン攻撃は反則だって(笑)

 

最後に、銃の規制が厳しくなってから、“中国は世界で最も安全な国の一つになった”っていう白々しいテロップが出るんだけど…思わず、“どの口が言う?”とツッコミを入れたくなる。ウィルスをバラまいたり、他国に侵攻しようとしたり、性被害にあったスポーツ選手をどこかに軟禁したり…どこか安全な国なんや!映画の質は、明らかに今の日本より上かもしれんが、国や指導者に関してはぜんぜん信用できんよな(汗)現段階で、日本でのリリース情報はなし、ジャケ画像とタイトルのリンク先はAmazonで見つけた輸入盤DVDのものだが、リージョンは不明。
 

 

監督:ラウ・ホーリョン

出演:ワン・チエンユエン ダニエル・ウー ジェシー・リー シャオチュアン・リー

 

 

【リージョン不明、Amazonで見つけた輸入盤DVD】

DVD Caught In Time ※輸入盤、日本語収録なし、リージョン不明




 

YouTubeに予告がありました!

 







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