アンチ・ライフ(2020年) | 勝手に映画紹介!?

アンチ・ライフ(2020年)

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1週間くらい前にWOWOWでエアチェックした「アンチ・ライフ」をまだ見ていなかったので鑑賞…滅亡の危機を迎えた地球から新天地に向かって飛び立った移民用の宇宙船の中でさまざまなトラブルが発生するというSFアクション。日本の配給会社、ソフトメーカーでは相変わらずブルース・ウィリス出演を“売り”にしているが…あくまで“出演”でクレジット上は二番手くらいの扱いなんで、いまだにブルースの「ダイ・ハード」級の活躍を期待している人からは、きっと評判がよくないだろうなって感じの作品だけど…TV放送でB級と割り切れば暇つぶしにはなるレベル。

 

2242年、地球は滅亡の危機に瀕していた。人類は裕福層の5000万人を新天地ニューアースへと移民させる計画をスタート…その、最後となる宇宙船が地球を飛び立とうとしていた。青年ノアは、宇宙船の指揮を執るアダムス提督の娘ヘイリーと付き合っており、ヘイリーは子供も身ごもっていたのだが、ノア自身には宇宙船の乗船資格は与えられなかった。しかし、なんとか船に密航できたノアは…コールドスリープに入ったヘイリーを見守りながら、自分は元兵士のクレイの下で雑用係として働き始めた。やがて船内で乗組員が殺されるという事件が発生し…。

 

民間人(特権階級の金持ち)も乗せ、新天地へと向かう宇宙船…多くの人はコールドスリープで眠ってるんだけど、宇宙船を動かすのに必要な一部のクルーは早めに目覚めて(時間の流れが変わるワープの時だけ、椅子に座ってやり過ごしていた)、雑務をこなす。主人公はお偉いさんの娘を孕ませちゃったんだけど、本来は宇宙船の乗船資格がなく、なんとか密航して…同じ船に乗ったと。で、宇宙船の雑用係として働くんだけど…飲んだくれの酔っ払いブルース・ウィリスとコンビをくまされる。そしてしばらく経った頃に、船内で奇妙な殺人が発生する…。

 

直ぐに犯人は寄生型のエイリアンであることが判明…このままでは宇宙船の存続も危ないということで、密航した主人公やブルースが協力してエイリアン退治を始めると、そんなお話。基本フォーマットは、まぁ「エイリアン」シリーズのいいところどりって感じでしょうかね?あとは「遊星からの物体X」なんかの要素もちょっとありつつ、眠りから覚めた恋人を連れて、宇宙船内を逃げ回り、エイリアンと対決しながら、脱出路を探すなんて展開になっていくのを見てて、昔、ファミコンでプレイしたアドベンチャーゲーム「ジーザス 恐怖のバイオモンスター」を思い出す。

 

本家の「エイリアン」シリーズでは、人体に寄生されると、エイリアンが腹から飛び出してくるシーンが有名だけど…本作では、寄生されてエイリアンの支配下に置かれてしまった方の人間が、正常な人間の腹を拳で殴り、それが背中を突き破って出てくるなんて描写はありました。まぁ、エイリアンに寄生されると、人間は生ける屍状態で襲ってきますので、アクションに関してはゾンビ映画っぽい部分も多いかな?事態を掌握しようと、主人公がダクトを這いずり回り移動、それを離れた場所から「ダイ・ハード」のブルースが道案内してサポートするのが笑える。

 

ただの酔っ払いに見えたけど…“俺の屍を超えて行け”的に、ブルースがかっこつけるのは「アルマゲドン」オマージュと勝手に受け止めておく。宇宙船の一番偉い人、提督(主人公が孕ませた女の父親)役で2004年版「パニッシャー」のトーマス・ジェーン…本来は目的地に到着するまでコールドスリープしている予定だったんだけど、トラブルに陥った乗組員たちから、“この人に縋ればなんとかなるかもしれない”と、無理やり叩き起こされ、途中からエイリアバトルに参戦。キャリアからいけば、ブルースがこっちの役でもよかったんじゃないかって、ちょっと思った。

 

 

監督:ジョン・スーツ

出演:コディ・カースリー ブルース・ウィリス トーマス・ジェーン レイチェル・ニコルズ カッサンドラ・クレメンティ

 

 

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