強盗放火殺人囚(1975年) | 勝手に映画紹介!?

強盗放火殺人囚(1975年)

強盗放火殺人囚


U-NEXTのリトライキャンペーン(リトライは2回目、計3度目の31日間無料トライアル)で「強盗放火殺人囚」を鑑賞…ひとつ前に鑑賞した「実録・私設銀座警察」を見終わったとに、おすすめとして表示され、面白そうだったので、その流れで選んでしまったんだけど…これは松方弘樹主演の脱獄シリーズの3作目だった。幸い、シリーズものといっても、各作品、登場人物、ストーリーは独立してるので問題なし。ちなみに1作目の「脱獄広島殺人囚」のみ鑑賞経験あり。アマプラだと有料、または別途、オプションチャンネル“JUNK FILM by TOEI”への加入が必要。

 

南大阪刑務所に服役中の緒方竹見の借釈放が認められた。しかし、緒方の刑務作業時の地位を利用し、そこで印刷する大学入試の答案用紙を横流ししていた元暴力団員の前河の策略で、外にいる仲間が緒方の内縁の妻・幸代を脅迫!必要な書類に署名をさせなかったため、仮釈放は取り消しになってしまった!緒方は脱走までしてその事実を突き止めるが、刑が伸びただけで、決定は覆らず!やがて緒方の存在が邪魔になった前河は、長期刑の囚人・三宅春造をそそのかし緒方を襲わせるも、なぜか2人は一緒に入れられた懲罰坊で意気投合し…。

 

シリーズものということで、確かに前に見た「脱獄広島殺人囚」と似た部分はある。主人公の松方さんが、その都度、色々な理由があって脱獄するも、だいたい性欲に負けて、それがきっかけで、逃走に失敗したりすると(笑)人が死んだり、殺されたりっていうかなりバイオレンスな作品なんだけれども、そんな馬鹿なというギャグ調の展開もけっこうあって…コメディ的な面白さもある。逃走中に、銭湯で内縁の嫁さんと密会するんだけど、それが警察にバレて、追いかけっこが始まり…そこで女風呂に乱入したりね、まるでドラマの「時間ですよ」を見ているようだ。

 

あと陰謀により仮釈放が取り消されてしまった松方さんが、真実を追求するため…刑務官が特権で安く買い求めた、囚人が刑務作業で作った箪笥の中にこっそり隠れて脱獄するんだけど、逃げそびれ、そのまま刑務官の家に運び込まれ、脱走が直ぐに発覚しちゃって、その場にいた嫁さんを人質に取り、立て籠っちゃう。外には警察とか、投降を呼びかけるために内縁の嫁までいるんだけど…刑務官の嫁に欲情してヤっちゃうんだよ。その嫁さんは「トラック野郎」のジョナサン(愛川キンキン)の嫁でもある春川ますみ…普通に所帯じみた太ったオバチャンよ。

 

この誰彼構わず欲情する松方さんの性格が、ところどころで悪い影響を及ぼすと(笑)脱獄が成功して、逃亡を続けてる際に、警察に監視されている内縁の妻の家の“汲み取り式トイレ”からこっそり侵入し、トイレでその内縁の嫁さんとヤっちゃったりするのも、バカっぽいけど…その行動力に感服。それから、復讐相手の元ヤクザから金を巻き上げようとして、その元ヤクザの娘を、内縁の嫁と一緒に誘拐するんだけど、内縁の嫁が寝ている隙に、人質にも欲情しちゃうという。っていうか…さっきから“シモ”の話しかしてないじゃないか!いや、でもそういう映画だし。

 

とにかく欲情と脱獄を繰り返す松方さん…最初は、同じムショ内にいる敵対するヤクザからの刺客として送り込まれた、医務室の消毒用アルコールをがぶ飲みしちゃうようなアル中のジジイ囚人・若山富三郎と…段々と奇妙な友情で結ばれていき、後に一緒に脱獄を成功させ、けっこう長い間の逃走を共にする仲間になるのよ。警察官の宴会場に謝って足を踏み入れてしまい、即興でキ●ガイのフリして逃げるところは面白かった。富三郎さんの生き別れの娘エピソードや、内縁の嫁も嫉妬するほどの2人の関係に、ホロっと男泣きさせる要素もあったり…。

 

 

監督:山下耕作

出演:松方弘樹 ジャネット八田 石橋蓮司 前田吟 殿山泰司 川谷拓三 小松方正 若山富三郎

 

 

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