ファミリービジネス(1989年) | 勝手に映画紹介!?

ファミリービジネス(1989年)

ファミリービジネス [DVD]


WOWOWでエアチェックしておいた「ファミリービジネス」を鑑賞…昨年他界したショーン・コネリーを筆頭に、ダスティン・ホフマン、マシュー・ブロデリックといった当時のベテラン、若手スターが三世代の親子役で共演…みんなで盗みを働こうとする泥棒一家のお話。旧作なのでWOWOWでも初登場ではなかったが、何年か前にやったショーン・コネリー特集でやらなかったような?オイラが見逃した、録り逃した可能性もあるけど…。一時期、アマプラでも見れた気がするけど、現在は利用不可だった。オイラはレンタルビデオで借りた中学生以来の再鑑賞だ。

 

息子アダムを交え、妻の実家で食卓を囲んでいたヴィトー…そこにアダム宛に電話が掛かってきた。相手はアダムの祖父、つまりヴィトーの父親ジェシーだった。食事の後、アダムを問い詰めると…なんとジェシーがトラブルを起こし、保釈金を用立てて欲しいということだった。実は泥棒を生業としているジェシー…ヴィトーはそんなジェシーを嫌い、距離を置いているが、アダムにとってヴィトーは憧れの存在だ。後日、アダムの発案で大学から研究データを盗み出すという簡単な儲け話が提案され、アダムが心配になったヴィトーも計画に加担する羽目に…。

 

寝ても覚めても(というのはちょっと大袈裟すぎる表現だけど)007のことばかり考えていた中学生時代のオイラ…まぁ、初代ボンドのコネリーが主演しているというだけの理由で、この作品をレンタルで借りて見たんだけど…正直、その時は、そこまで面白いとは思わなかったかな。まぁ、あの007のイメージで見始めると、特にアクションがあるわけでもないし、地味な会話劇が延々と続くみたいな印象だった。じーちゃん、とーちゃん、息子…親子三世代が喧嘩したり、ベタベタしたりしながら話は進み、肝心の盗み、泥棒シーンもあまり緊迫感がなく、退屈だと。

 

まぁ、今見直してみても…印象はそこまで大きく変わらないなって感じ。監督が、社会派作品なんかを撮っているシドニー・ルメットなので、エンタメを期待しちゃいけないよなというのは、理解はできる。ただ、まぁ…これだけのスターが揃ってるわけですから、今見直すと、演者たちの芝居を楽しむ余裕みたいなのは多少、オイラにもありまして…悪びれもなく悪事に加担し、あっちだってまだまだ現役(さすがに直接的な表現はないが、女を口説いたり、ガールフレンドがいたり)、ショーン・コネリーが演じた飄々としたじーちゃんがなんとも魅力的だなと思うのだった。

 

それに対し…正論を振りかざすたびに空回り気味のダスティン・ホフマン。人生という駆け引きの中で、ただ単に“正直になる”ことが正しいわけではないというのが伝わってくるような話にもなった。もう少し、親子同士、じーちゃんととーちゃん、とーちゃんと息子のコミュニケーションがとれていれば、また別の道は切り開けていたかもしれない。きっと、エンタメよりの作品だったら、もっと劇的で、快活なエンディングになってもよかっただろうなと思うけど、現実の厳しさもちゃんと描かれる。その失敗や犠牲を乗り越えることで、ようやく家族が和解できたなと…。

 

旧作なのでちょっとだけネタバレでご勘弁…最後にコネリーとの別れ、死で物語が終わりを迎えるんだけれども、当時よりも、実際にコネリーが亡くなってしまった今見た方が、現実とダブってグっとくる。ただ、現実のコネリーの没年齢は90歳と、大往生だったと思うわけで、劇中の家族や仲間に見送られる葬儀シーンのように、世界中のファンが、朗らかな気分で死を偲んだに違いない。あと、盗みを働いた社員をホフマンがフルボッコにする、やっぱり親のDNAを受け継いでるなというのがわかるシーン、あのタコ殴りにされてた社員、ルイス・ガスマンだったな…。

 

 

監督:シドニー・ルメット

出演:ショーン・コネリー ダスティン・ホフマン マシュー・ブロデリック ロザンナ・デソート ジャネット・キャロル

 

 

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