Coo 遠い海から来たクー(1993年):アニマックス録画 | 勝手に映画紹介!?

Coo 遠い海から来たクー(1993年):アニマックス録画

Coo 遠い海から来たクー


今日は朝から車の6か月点検…肝心な車の内容をそっちのけで、ディーラーの担当者O氏(オイラよりも年上の50代のオジサン)とアニメ談義に花を咲かせる。仕事が忙しくて“シン・エヴァ”と“ハサウェイ”がまだ見に行けていないという愚痴を聞かされ、放送が終わったばかりの“春アニメ”のお薦めをお互いに挙げ合う…両者で意見が一致したのは「スーパーカブ」と「Vivy -Fluorite Eye's Song-」。「スーパーカブ」は劇中で“ウチの地元”も登場したし、その話で盛り上がる。オイラ的には「ゴジラ S.P.」と「SSSS.DYNAZENON」も強く推したのだが…見てないそうだ。

 

オイラの接客中に…急用が飛び込み、慌ただしく車で出かけて行ったO氏を見送り、点検終了まで、その場で30分ほど待ってから、帰宅。結局、午前中はこれだけで時間がつぶれてしまった。午後は…アニマックスでエアチェックした「Coo/遠い海から来たクー」を鑑賞。先週か、先々週くらいにも放送してた気がするけど、録画を忘れてしまい…たぶんリピート放送だと思う。作品自体は再鑑賞になる…このブログでも2010年6月に取り上げ、感想をアップ。その時は近所のブックオフで中古のVHSビデオを100円で見つけ、その報告、自慢も合わせて語っている。

 

当時も未DVD化で、けっこう貴重だったVHSビデオ…あれから11年経ったけど、いまだに未円盤化。ブルーレイどころか、やっぱりまだDVDにもなってませんね。ちなみにこのVHSの…2021年7月12日現在のAmazonのマケプレ価格は“29500円”。マジか!?お前、100円で買った中古ビデオどうした?ハイ…そんな高額になる前に、とっくにヤフオクで売ってしまいました(汗)それでも、入手時100円だったものが、そこそこのお値段になり、嬉しかった気がするけどな…あの時、売らないで、まだ手元に残してあったら、もっと懐がホクホクになったかもしれないね。

 

そんなわけで…久しぶりの再鑑賞。未円盤化なので、エアチェックコレクションできたのは嬉しいのだが…放送がアニマックスだったのが、個人的には引っ掛かる。というのも、このブログで過去にも何度か語ったことがあるんだけど、オイラは“ケーブルテレビ経由でアニマックスを視聴しており、ウチのケーブルテレビのアニマックス放送は、480iのSD画質”なんですよ。他のチャンネルはちゃんと1080iのハイビジョン放送に対応してるし、アニマックスだってスカパーをBSチューナー経由で見ればちゃんと1080iなんだけどね(でも未契約だからBSじゃ見れない)。

 

まぁ、でも…手元にない作品を見れるんだから文句は言えない。YouTubeに誰かが違法アップしたと思われる予告映像よりも放送画質が悪いのは残念だが…それでも、前に持ってた中古VHSよりはぜんぜんマシなレベル。あのVHSはノイズとか出まくった記憶があるもんな。アニマックスも…将来的に月イチのスカパー無料デーとかで放送してくれたりすると、もう少し画質が良い状態でコレクションできるんだけどなぁ。あとは望みは薄いけど…WOWOWなど他の映画専門チャンネルでの放送に期待するしかないよね。最悪、日テレの金ローでも構わんぞ!

 

公式じゃなさそうなので、いつか削除されそうだけど…YouTubeで見つけた予告編です!
 
 
★2010年06月06日投稿:Coo 遠い海からきたクー(1993年)を一部修正して、再掲★
 

妻に先立たれた海洋生物学者の小畑徹郎は、息子の洋助と2人で南の島フィジーのパゴパゴ島に移住、自然に囲まれ、静かに幸せに暮らしていた。そんなある日、洋助が海岸で不思議な生物を見つけ、慌てて家に戻ってきた。“クー”という鳴き声を発することから、洋助にクーと命名されたその生き物が、実は6500万年を超えて生き延びた水棲恐竜プレシオザウルスの子供であることが判明。徹郎、洋助親子は、こっそりとクーの面倒を見始めるのだが…プレシオザウルスの存在を知った謎の組織が、2人の知らないところでひそかに行動を開始していた!

 

景山民夫の同名原作をアニメ化、脚本を岡本喜八が担当。こっそりと恐竜を育てる映画ということで、「ウォーター・ホース」なんて映画もあったけど、この作品も「ドラえもん のび太の恐竜」をリアルにした感じの内容…自然保護や核実験廃止といったテーマがあからさまに出てくるあたりは、やはり原作者や脚本家の影響か?ヒロインのキャシーという自然保護運動家が、武力行使も厭わない好戦的なキャラであるあたりが、今見ると…シーシェパードとダブって見えてしまい、なんだか複雑な感じ。普段、この手の戦うおねーちゃんキャラは好きなんだけどね。

 

美しい自然を背景に恐竜との交流といったほのぼのとした描写を描きつつも…フランス政府の諜報員みたいなのが、原住民のじーさんをぶっ殺したり、一般市民、子供にまで銃を向けるというえげつない顔を見せ、主人公の子供の方も…クーを助けるためと率先して銃を手に取るなどと妙にアンバランスな感じがする。そういうこともあってか、中盤で展開される、銃を持った特殊部隊と主人公たちの派手な戦闘シーンは、作画的にも見どころになっているんだけれども…この辺りが、映画的にも盛り上がりがピークだったかなという感じがしないでもない。

 

クーが政府に連れて行かれ、奪還を試みるが、ガキの浅はかさで逆に洋助が今度は人質になってしまうという後半の展開なんかも盛り上がりに欠けるよね。平和主義を唱え、頑なに銃を手にとる事を拒絶していた父親が、子供の為なら仕方なしと、銃を手にとって、悪を倒すくらいの展開が欲しかったところだが…平和的な解決策を望み、自然の力を信じて良かっただろうな、綺麗事でお茶を濁されてしまうというか…。核実験を強行させる政府と、自然保護団体の対決なども、なんだか中途半端な感じだった。

 

作画監督補という役職で「時をかける少女」「サマーウォーズ」の監督、細田守の名前がクレジットされていた。美術監督は同じく時かけの山本二三であり(なので、背景美術は本当に綺麗だった)…こんなところで、将来の傑作のメインスタッフ2人がニアミスしてたのねって感じですよね。キャスティングに関しては、おとーちゃん役の伊武“デスラー”雅刀はともかく、山崎裕太や山口智子といったタレント起用はやはりマイナス…脇役に関しては、神谷明、家弓家正、千葉繁らベテラン声優がしっかりと登板しているので、安心してセリフに聴きいれるんだけど…。


監督:今沢哲男
出演:山崎裕太 伊武雅刀 山口智子 神谷明 家弓家正 青野武 石田太郎 若本規夫 大塚芳忠 千葉繁

 

 

【いまだにVHSしか出てないか…】

VHS Coo/遠い海から来たクー






 

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