脳科学弁護士 海堂梓 ダウト(2021年) | 勝手に映画紹介!?

脳科学弁護士 海堂梓 ダウト(2021年)

脳科学弁護士 海堂梓 ダウト 


テレビ東京の月曜プレミアム8枠で放送になった2時間ドラマ「脳科学弁護士 海堂梓 ダウト」をエアチェック…松下奈緒が脳科学者も兼任する一風変わった弁護士を演じるリーガルサスペンス風なミステリー。主人公の助手に佐藤隆太、雇い主である弁護士事務所の所長に奥田瑛二…そして、夫殺しの被告人として裁判で裁かれるのが中山美穂!ミポリン、まさかのテレ東、2時間ドラマで犯人役?いやいや、近いうちに同局の「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SEASON5」にも出演するらしい。かつてのアイドルもテレ東が似合う女優になったのね!

 

斎田誠は歳をとってから弁護士になった新人…ようやく“真実一路法律事務所”で雇ってもらうことができた。出勤初日、所長の鹿島憲太郎から指示され、向かった先は大学の脳科学研究室。そこで特任准教授を務める海堂梓は弁護士でもあり、斎田が助手を務めることに。しかし、梓が脳科学を使い…明らかに“有罪な依頼人”をも助けようとしている姿勢に、疑問を抱く。そんな中、夫殺しで捕まった冬川沙也加から弁護依頼が舞い込む。彼女は過去にも…結婚相手を殺した疑惑がもたれていた。沙也加は綾の前で“無罪にできる?”と不敵な笑みを浮かべる…。

 

特に原作があるわけでもないオリジナルものらしい…主人公の松下奈緒は、過去に“偽りの証言”で泣きを見た経験があり、その時の悔しさ、怒りからの反動で、脳科学を使って、徹底的に真実を暴き出すというのを信条に掲げる弁護士になった。一方、相棒の佐藤隆太は、弁護士に優しくしてもらった経験から、自分もそうなりたい、娘に誇れるような人間にないたいというのを原動力にして弁護士になったという…この人が今までも演じてきたような、お人好し系。これまた性格も正反対な2人がコンビを組むという2時間ドラマらしい設定で物語は展開されていく。

 

表向き…“真実にしか興味がない”、冷徹な女に徹してる松下奈緒…佐藤隆太と並ぶことで、一見、ヒール役のような印象も受けるんだけど、しかし、極度の方向音痴だったり、大口を開けてスウィーツをパクついたりと、女子らしい可愛い一面もあり、オジサン的にはそのギャップにちょっとキュンとくる。そんなわけで、最初はお互いに反発しあってた2人も…コンビとして認めあうようになり、難事件の解決に、一致団結していく。作品全体に一貫して“見た目に騙されちゃいかん”というテーマがあるので、主人公のキャラ設定なんかも、ちゃんとそれに即してるのねん。

 

奥田瑛二が演じる弁護士事務所の所長…なんと“カジノ経営”と二足の草鞋(笑)夜になると弁護士事務所がカジノに早変わり!そこには警察関係者やヤクザも入り浸る。金なんて賭けてない、ちゃんと合法だと説明をしながらも…“夜の仕事”を利用し、裁判を有利に進めるための様々な情報収集を行っている。ちょっとふざけた設定ながら、飄々とした奥田のキャラクター性に助けられ、この作品独自の味にしっかりとなっていた。もう少し、ここをクローズアップしても面白かったと思うが、2時間ドラマなので限界も。続編があったらもっと所長を活躍させてほしい。

 

ミポリンのふてぶてしく、したたかな犯人(?)役もなかなか…やっぱ悪女の貫録あるよね。虐待問題にまつわるエピソードなどで、無理くり感動的な要素もいれつつ、最後の爆弾発言で、“オイオイ”となる。それはそれ、これはこれ…よね(笑)“見た目に騙されるな”とともに…やっぱりねというファーストインプレッションの大事さも同時に描いていた。2時間ドラマも、まだまだ色々なバリエーションのオチができるな。そこまで奇抜なものではないんだけど、ポイントをうまくおさえれば、充分に新しさを感じられる。TVerとかParaviで見逃し配信もやってるみたいよ!

 

 

演出:青山貴洋

出演:松下奈緒 佐藤隆太 村川絵梨 波岡一喜 小市慢太郎 高橋洋 黒羽麻璃央 中山美穂 奥田瑛二

 

 

【貼るものがなかったので松下奈緒のCDを紹介しておく】

Synchro (通常盤) (特典なし)

Synchro (通常盤) (特典なし)






 

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