プロフェッショナル 不死身の男(2015年) | 勝手に映画紹介!?

プロフェッショナル 不死身の男(2015年)

プロフェッショナル 不死身の男 [DVD]


WOWOWのアクション映画特集でエアチェックしておいた「プロフェッショナル 不死身の男」を鑑賞…最近は日本での劇場公開、ソフトリリースなんかも増えているロシア映画、WOWOWでもタイトルだけ見て面白そうだなって録ってみたらロシア映画だったなんてことも多々ある。そこまで率先して見てはいないんだけど、たまに見ると“おっ、これ当たりじゃね?”っていうのも確かに少なくない。本作もそんなロシア映画の1つ…製作年は2015年とやや古めだが、日本でのソフトリリースは2020年1月、もちろんWOWOWでの放送は今回が初めてだった。

 

どんな苦境でも仲間を見捨てず、生還率の高さから“戦いの神”と称えられた元ロシア軍人のアンドレイ・シコフ…現在は平和な日常を謳歌していた。そんなある日、かつての戦友“グスタフ”ことゲオルギー・ソルダトフが現れ、ウクライナから奪われたミサイルの奪還任務に手を貸してほしいと頼まれる。一度はその頼みを断ったアンドレイだったが、その直後、知人である柔術の師匠が暴漢に襲われ大怪我を負ってしまう!高額な治療費を払うため、仕方なくアンドレイはグスタフの依頼を引き受ける。現地で女狙撃手ユディタらと合流し、ミサイルを追うのだが…。

 

ロシア映画らしく、ミリタリー描写だったり、ランボー顔負けによく動き、暴れまくる主人公のキレキレなアクションはそれなりに見ごたえはあるんだけれども…脚本や編集、構成力の悪さが目立ちすぎ、B級どまりなショボイ内容になってしまっていたな。戦時中の資料映像みたいなのもはさみながら、主人公のかつての活躍ぶりを、関係者が語ってるシーンなんかが唐突に挿入され(後半になると、その人物が何者で、どうして語ってるかも判明する仕掛けにはなっている)…いきなり別のドキュメンタリーでも始まってしまったかのようなテンポの悪さだったよ。

 

ミサイルが悪党に盗まれて、そのミサイルで民間機とかも撃ち落されちゃう。その悪党から、ミサイルの奪還を依頼された民間軍事会社の人間が、今度は戦友であるかつての英雄、主人公に協力を依頼。しかし、主人公はそんなもの(高額報酬)に興味はないと…一度はスルーするんだけど、その直後に金が“入用”になる…なんと親しい知人が暴漢に襲われて、高額な治療費が必要になったのだ。仕方なく、ミサイル奪還の仕事を引き受けることにした主人公。まぁ、薄々は気づいたと思うんですけど、知人が襲われるタイミングがよすぎねーか?ってことよ。

 

案の定…民間軍事会社の男がですよ、主人公を仕事に引きずり込み、そして 襤褸切れのように使い捨てようって魂胆だったわけよ。主人公は民間軍事会社側が用意した傭兵たち即席のチームを組むことに!その中には、ウクライナ人の女スナイパーなんかもいるんだけど、主人公以外はみんなボスの計画を承知していると。ただし、わざわざチームを作ったのに、1人で悪党のアジトに乗り込んで、ミサイルを奪還してきちゃうアホな…もといめっちゃ強い主人公の姿を目の当たりにして、女スナイパーの気持ちが揺れ動くと。まぁ、男と女がいればそうなるなと。

 

ようやくすり寄ってきたかつての戦友の魂胆を見抜いた主人公は…報酬も得つつ、相手のビジネスをぶち壊してやろうと画策。ばっちり、うまくことが運んだぜ…とはいかず、所詮は“筋肉バカ”が思いついた計画だっただけに詰めが甘く、民間軍事会社側から報復を受けてしまうと。主人公目線で見ると“後味の悪い”展開も多く、そして…中途半端なところで物語が終わりかけたところで、再び主人公についての説明的なあれやこれやがあって、エンドロールという感じ。2時間超えの長尺な作品も少なくないロシア映画…本作の尺が90分以下だったのは救いかな?

 

 

監督:ユーリ・スコドルスキー

出演:セルゲイ・グバノフ ナジェジダ・ボリソワ マキシム・シチョーゴレフ レフ・セルバトフスキー

 

 

【DVDソフトの購入】

DVD プロフェッショナル 不死身の男

プロフェッショナル 不死身の男 [DVD]






 

人気blogランキング 参加中 -クリック- ご協力ください!