ビッグ・ショット(2019年) | 勝手に映画紹介!?

ビッグ・ショット(2019年)

ビッグ・ショット [DVD]


WOWOWの特集放送“炸裂!アクション月間[悪と戦うポリス編]”でエアチェックしておいた「ビッグ・ショット」を鑑賞…2015年製作の韓国映画「ベテラン」の中国リメイクということだが…たぶん元ネタは見てないと思う。調子に乗って悪さをしている財閥御曹司を庶民派の刑事が力業でねじ伏せようとする痛快ポリスアクション。主役の刑事を演じるのは、やっぱり韓国映画「最後まで行く」中華リメイクした「ピースブレーカー」で悪役を演じていたワン・チエンユエン…「ピースブレーカー」を見た時にオイラが原口あきまさに似ていると思ったオッサンだよな(笑)

 

様々な事件を解決してきた熱血刑事のソン・ダーシェン…時には犯罪者への態度が度を過ぎることもあり、上司から忠告を受けることも少なくなかった。そして仕事を優先するあまり…家族サービスを疎かにしてしまうことも。ある日、学区住宅への入居の抽選に便宜を図ってもらおうと…友人の伝手を頼り大手不動産会社社長であり、チャオ財閥の御曹司チャオ・タイと面会をするのだが…そこで彼が薬物に手を染めているのを目撃してしまう。しばらく経って、ソンの知人がチャオの会社から飛び降り自殺を図り、何か裏があるのではないかと独自に捜査を始める。

 

最初に主役の役者が原口あきまさ似って書いちゃったけど…前に見た映画と髪型が違ったので、本作ではそこまで似てなかった(ただ刑事よりも…どちらかというと貧相な囚人の方が似合いそうだなとは思った)。そのかわり、その刑事が目の敵にする財閥御曹司が“もののけ姫”を唄った米良美一ソックリでして、他にもこの米良美一似御曹司の腰ぎんちゃくの眼鏡を掛けた部下が浜野謙太…主人公の同僚刑事の中にいたデブのヤツが、ブラマヨの小杉にマジで似てた。中国リメイクに続き、もし日本でリメイクする機会があったら、ぜひ上記のキャストで(爆)

 

えーと元ネタを見てないから、オリジナルとの比較感想はできません…あくまで本作を単発で見た感想となります。ストーリーは特に奇を衒ったものがあるわけではなく、熱血を通り越した暑苦しい馬鹿刑事が巨悪に立ち向かうという、本当にそれだけの話。アクションをやらせればそれなりに動きはいいのだが…普段の見た目はやたらと貧乏たらしく、一人の悪党に執着はするけど、そこまで破天荒な行動をとるわけでもない。アクション映画の主人公として華がない。きっと元の韓国映画も、こういうダサイ系の主人公だったのだろうとは想像できるけどね…。

 

金持ちの御曹司が好き勝手やってる姿がとにかく腹立たしく、貧乏人の僻みと言われればそれまでだが、もし現実にこういう金持ちのクソガキとかがいたら、みんな警察にパクられちまえ…さもなければとことん不幸のどん底に落ちてくれって思いには何度もなった。衆人環視の中で、刑事と御曹司が拳を交えるような場面があり…周りにいた野次馬が、“警察が暴力を振るってる”“ネットにあげろ”と、一時的ではあるものの…御曹司を擁護するような場面があったので、余計に腹立たしくなった。なんでもかんでもネットにあげればいいってもんじゃねぇ、クソが!

 

あまり本筋では活躍しなかったけど…冒頭、通貨偽造組織の摘発シーンで、主人公のピンチに、画面の端からさっそうと現れ、悪党に飛び蹴りをくらわす同僚の女刑事がちょっとカッコ良かったです。あと…御曹司が主人公を脅かす時に使った、金色に輝くデザートイーグルの“水鉄砲(ホンモノそっくり)”がオイラも欲しくなった…あんなの本当にあるのかな?監督の名前がウー・バイってなってたので…ツイ・ハーク監督の「ドリフト」でニコラス・ツェーと共演していた歌手、俳優のウー・バイかなと思ったら、ネット情報によるどうやら別人、なんだ違うのか!?

 

 

監督:ウー・バイ

出演:ワン・チエンユエン バオ・ベイアル ワン・イェンホイ ワン・シュン クー・ツィンツィン

 

 

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