ZOOMBIE ズーンビ(2016年) | 勝手に映画紹介!?

ZOOMBIE ズーンビ(2016年)

ZOOMBIE ズーンビ

 

WOWOWの“真夏のホラー大特集”でエアチェックしておいた「ZOOMBIE ズーンビ」を鑑賞…基本フォーマットが「ジュラシックパーク」+「ゾンビ」で、舞台が動物園ということで、他にも様々なアニマルパニック、モンスターパニックのいいところどりをしている、一応ゾンビ映画の類に入るらしい内容。製作年は2016年…日本でも同じ年に劇場公開(されてるのか?)、DVDリリースされた、ちょっと古めの作品なんだけど、WOWOWでは初放送であった。ちなみに2019年発表の続編「ZOOMBIE ズーンビ ネクスト・レベル」も連続放送されたのでそちらも録画済み。

 

絶滅危惧種の動物を集めた動物園“エデン”が、テーマパークとして一般公開されることが決まり、園長のエレンをはじめ、スタッフは開園準備の最中。スタッフの中には新規採用者や実習生も含まれていた。そんな中、治療室でゴードン博士が治療していた猿が、絶命後に生き返るという不可解な現象が!そしてその生き返った猿は狂暴化して人間に襲いかかってきた!治療室の異変を察知したエレンは、すぐに園を閉鎖し、警備員を治療室に向かわせるのだが…猿が室外へ逃げ出してしまい、このままでは他の動物にも狂暴化が伝播する可能性が…。

 

うわ、みんな大好き(映画ブロガーの多くが、ネタにするために見てる)…パチもの映画でお馴染みアサイラム映画だった!そんなわけで、つくりはかなり安っぽく、最初からけっこう敷居を下げて見るのがベター。役者は知らない人たちばかりだし、逆に展開やシュチエーションはどこかで見たことあるものばかりだけど、B級と納得して見ると、目くじら立てるほど酷くもない。まずは猿に異変、狂暴化が起き…それを治療していた博士たちが襲われる。他のスタッフたちがそれに気づくも、狂暴化の原因となったウィルスを持ったまま、猿たちは室外へ逃げてしまう。

 

このままでは他の動物たちも狂暴化してしまう…なんとか動物園を閉鎖して、園外への動物の流出を食い止めなければならない!一応はゾンビ映画というジャンルで括られてはいるものの、期待していたほどゾンビっぽさはなく、まぁ、普通にアニマルパニックものだなと。巨大化しない「ランペイジ」とか、CGがチープな「ジュマンジ」みたいな印象もある。人間と話すゴリラのネタは「コンゴ」あたりかな?オッパイのでかい警備員のおねーさんが、タンクトップとショートパンツ姿で銃をぶっ放す姿は「トゥームレイダー」のララ・クロフトっぽさも感じたりするかなと…。

 

人間に寄生して卵を産みつけたり「エイリアン」のような要素も。園長が子連れなんだけど、本当は動物大好きなその幼い娘が…木製バットで狂暴化したコアラに立ち向かわなければならないという、最高の見せ場がありながら、ちゃんと映像で描いていないところがもったい。あれ、少女によるゴアシーンを逃げないでちゃんと描写してれば、「キック・アス」でクロエ・グレース・モレッツが演じたヒット・ガールの殺戮ショー並みの名シーンが誕生してたかもしれないのにな。他に、キリンなんかも狂暴化…チープなCGと相まって人を襲うキリンはなかなかシュール。

 

絶滅危惧種を集めた動物園で、本来なら…いくら狂暴化してたって、動物の命を奪うのに抵抗を感じるはずの女園長が、躊躇なく射殺の決断を下すあたりが、個人的には気に入っている。そう、緊急時には何よりも人命が優先されるんだよ!でも、映画の中では…そんな人命もあっけなく奪われていくんだけどな(苦笑)死んでほしいヤツが案の定な末路を迎えたり、男気のあるヤツが華々しく散ったり、瀕死のヤツがしぶとく生き残ったり…個性的なキャラクターはいろいろと出てくるので、誰が最後まで生き残るかというサバイバル感も一応、味わえたよ。

 

 

監督:グレン・R・ミラー

出演:キム・ニールセン マーカス・アンダーソン カイウィ・ライマン アイオン・バトラー アンドリュー・アスパー

 

 

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