借王3(1998年) | 勝手に映画紹介!?

借王3(1998年)

 

CSのホームドラマチャンネルで新設されたVシネ枠で毎週1作品、放送されている「借王」シリーズを…初回放送から1週間遅れのリピートで追いかけている(本来のケーブルテレビ契約者である兄貴殿と録画予約がかぶってしまうので)…既にシリーズ4作目まで放送しているのだが、オイラはまだ3作目の「借王-シャッキング- 3」までしかエアチェックできていない。ちなみに、6月の1週目は正規の初回放送が休止のため、月曜日の早朝に行われているリピート放送も2週遅れになるらしい。なんだ、来週は「借王4」を見れないのかよ、さびしいなぁ~。

 

ひかり銀行大阪中央支店の安斉満は、大口顧客・青柳から預かった大金を使いこみ、返済をせまられていた。ある日、悪徳刑事の水沼がミヤノ建設の廃棄物処理場施設建設をめぐる反対運動に着目し、ミヤノ建設から金をせびろうと持ち掛けけてきたが…安斉は危ない橋は渡れないと、申し出を断る。水沼は仕方なく、バーのママ、森下怜子と2人で仕事しようとするのだが、ミヤノ建設のバックに大物総会屋・堂島銀次郎がついていたため尻尾を巻いて逃げ出した。一方、安斉は仲の良かった同期の不審死の背後に、堂島の存在があることを知り…。

 

この作品も過去に見てるけど、細かい内容までは覚えてなかったなぁ。冒頭、家族サービスをする翔あにぃの前に絵沢萠子扮する青柳様…翔あにぃが金を使い込んでしまった金持ちのババアが、偶然を装って現れる。もちろん目的は利子代わりの翔あにぃの身体だ(笑)まさか、あんなババァと旦那がヤってるとは思っていない健気な嫁に…“仕事を優先して”と背中を押される翔あにぃの複雑な表情がなんともいえない。それにしてもまだ借金が13億も残ってる翔あにぃ、他の2人に比べるとけた違いの金額だよな。悪徳刑事の水沼さんは借金総額不明。

 

えーと、今回は産廃処理にまつわるトラブルで揺れている建設会社から、志賀さん扮する悪徳刑事の水沼が大金をゆすり取ろうとしたら、バックに大物総会屋の萩原流行がついていて、あっけなく門前払いされてしまう。この総会屋がとにかく悪いヤツで、水沼さんが情報を仕入れた、元ヤクザで今はカタギになり建設会社に反対運動をしていた男が不審死し、どうやら総会屋に殺されたらしいとなる。そして同時期に…翔あにぃの仲が良かった同期も建前では自殺ということになってるが、怪しい死に方をする。彼もまた、総会屋の萩原流行と関りがあった。

 

悪徳刑事の最初の計画には乗らなかった翔あにぃも…同期の弔い合戦を兼ねて参戦、新たな計画が動き出す。計画には…最初の悪徳刑事たちの杜撰な計画のせいで、とばっちりを受けて建設会社を辞めることになった男性が協力することになるんだけど、実は…この男が、陽子姐さん扮する怜子ママが、学生時代に惚れてた男だったりして、いつになく乙女になってる陽子姐さんの演技に熟女萌え。いつもは無表情で“これはビジネスだ”と言い張る翔あにぃ、それとは正反対に鼻の下を伸ばしてる志賀さんの、陽子姐さんの態度をわかってる感がいい。

 

大金の奪取方法は…本当は土地を売らないのに、演技力と偽の印鑑証明で、金だけだまし取るという、前作あたりと比べるとわりと大雑把な印象もある。最初に、門前払いを食らった時に、志賀さんと萩原流行は顔を合わせてるのに、いくら変装とはいえ、別人として再び対面するなんて、けっこう綱渡りだなって思ったね。案の定…相手にバレちゃったりするんだけど(ちなみに志賀さんの変動とは別の理由だった)、そこに前作で一緒に金をだまし取った中野英雄が助っ人に現れたりすると、シリーズものならではの演出で若干、面白さを挽回してくれたかなと。

 

 

監督:香月秀之

出演:哀川翔 志賀勝 夏樹陽子 絵沢萠子 栗林知美 中野英雄 村野武範 新藤栄作 根本順吉 萩原流行

 

 

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