悪魔は見ていた(2019年) | 勝手に映画紹介!?

悪魔は見ていた(2019年)

悪魔は見ていた 

日本初登場作品をソフトリリース、または劇場公開前に放送するWOWOWのジャパンプレミアでエアチェックしておいた「悪魔は見ていた(原題:Watching)」を鑑賞…クリスマスイヴの夜に、オフィスビルに取り残されたシングルマザーの女性が、変態ストーカーに拘束されたり、追いかけまわされたりする韓国製のクライムサスペンス。Amazonでも検索できないので、現段階ではソフトリリースの情報は未定…タイトルをググっても、WOWOWの番組紹介がヒットするくらいで、あとは似たタイトルの韓国映画「悪魔を見た」の情報ばかりだった(まぎらわしい)。

クリスマスイヴの前日…シングルマザーのソ・ヨンウは、職場のあるオフィスビルの地下駐車場で、若い警備員イ・ジュノに声をかけられ、“年上の女性が好きだ”という告白を受ける。その場はさりげない対応でやり過ごすヨンウ…その後、上司のチェ室長の命令で、一人で残業を行うことになったのだが、突然、現れたチェ室長に関係を迫られる!しかし、ヨンウはなんとか抵抗して難を逃れる…。その翌日、再び遅くまで残業をしていたヨンウ。ようやく仕事が一段落し、車に乗って帰ろうとすると、突然、駐車場で感電!目覚めたヨンウの前にジュノの姿が…。

ヒロインはシングルマザー…職場ではいわゆるお局様ポジションで、部下の若い女性なんかからは嫌われている。見た目も…ブスではないんだろうけど、そこまで褒めるような絶世の美女ってわけでもなく、年相応のオネエサマ(演じているカン・イェウォンっていう女優の実年齢は40歳とのこと)。でも、こういう年増女性に憧れる奇特な若い男もいる…ある日、いっけんさわやか系の若いイケメンくん(ビルの警備員なので、そんなに親しくもない)から告られ、適当にあしらうんだけど、内心ではまんざらでもない感じ。翌日、プレゼントなんか用意しちゃうし。

それどころか…普段はあまり仲がよろしくない感じの男の上司からも、残業中にいきなり迫られ、社内でヤラれそうになってしまうという。まぁ、その場はなんとか逃げ出せたんだけど、考え方によっては…お局シングルマザーに急に“モテキ”がやってきたともいえるわけで(笑)なんで、急にこんなにモテだしたのかは…実は、意味があったりするんだけど、この時点では深く考えない方が、その後の展開を楽しめるだろう。もう1人、年寄の警備員が出てくるんだけど、こいつもまた不愛想で、なんか胡散臭いのよ。ここまでがクリスマス・イヴの前日に起きる前フリ。

翌日、クリスマスイヴ当日に再び残業になってしまったヒロイン…家で待つ娘のため、急いで帰路につこうとするんだけど、故意か、偶然か…駐車場で、突然、感電して、気絶してしまう。その後、目を覚ますと…なぜか真っ赤なドレスに着替えさせられ、前日に告ってきたイケメンの警備員が現れる!ドレスを用意してる、着替えもさせちゃうっていうありえない行為からわかる通り、実は、変態ストーカーだった警備員!ヒロインは…まだ多少の自由はあるものの、施錠されたビルに閉じ込められ、言動がおかしくなった警備員にグイグイと追い詰められていく。

基本は、ビルの地下駐車場を舞台にしたヒロインと変態ストーカーの攻防…その様子を誰かが監視カメラを通じて見ているようなところもあり、複数犯の可能性も示唆。後にレイプ未遂をしたいけ好かない上司や、ヒロインをお局扱いしている部下のパープー娘、胡散臭い年寄りの警備員も話に絡んでくる。さらに話が進むと…第三者の闖入、警察の介入なんかもあったりするが、ヒロインは無事に生き延びることができるのか?ヒロインの邪魔ばかりする、部下のパープーに何度となくイラつく…ヒロインはそんな馬鹿な部下も助けようと必死になって健気だった。

簡単に言うと「地獄の警備員」+「スクリーム」…そしてクリスマスイヴのビルという「ダイ・ハード」っぽい設定もちょっと入った感じの内容。詳しいネタバレは避けるが、作中でどんでん返し的な展開が何度か起き…最後にもかなり今風、よくアニメや漫画で出てくるようなオチが用意されていて、ネット社会の闇とか、そういうものへの継承なんかも含まれていた印象。序盤はやや退屈だったものの、ヒロインがストーカー野郎に嬲られたり、反撃したりってくだりになると、韓国映画らしいバイオレンスも。変態ストーカーが頭から血を流しながら、金魚を食ったりする(笑)


監督:キム・ソンギ
出演:カン・イェウォン イ・ハクジュ チュ・ソクテ イム・セジュ


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